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万人坑 ❺ (全5回)

【決意】
わたしは加害国の国民だけど、わたし自身は今まで誰も殺したことはありません。ゆえに戦争加害行為に対して考え怒る立場です。
謝るのは日本政府です。名を変えて生き続ける財閥です。

さりとて傍観者になってもいけない。加害国の倭人民族という最も特権をもって生きる者の務めだとおもう、所属する国家の加害性をみつめ、糾弾することは。
少なくとも開き直っている場合では無い。黙殺と二次加害をこれ以上続けさせないためには…

この日本国において最も特権を持つ民族として戦争加害について知らなければならない、という思いは常々ありましたが、ネットで調べようとしても正確な(憎悪によって書かれていない)情報を探すのは困難で、後回しになってしまっていました。今回はその一端を…といっても尋常ではない被害者数ですが…知る機会を得ることができました。

大日本帝国が侵略した地域や国が多すぎて加害の全貌をまとめるだけで教科書が一冊できるでしょう。
列強と呼ばれた植民地主義侵略国家、みんな同じ状況か…がんばろう…

いまこそ加害責任を学ぼう。いま何をしているか。何をしていないか。宗教右翼は明らかにファシズム(全体主義)を学びコロニアリズム(植民地主義)を学び結託し続けています。あの人等は勤勉です。みすみす言い放しにさせておくわけにはいかない。

【おまけ 世界史のお話】
高校時代の頭脳がいちばん世界史の知識が詰まっていて、そこから段々と抜け落ちていきます。ひとは忘れる生き物です。だから時おり思い出さねばならない。

私は義務教育で「歴史」の授業を、高等教育では「日本史A」「世界史B」を履修しました。ですが、大日本帝国時代に受けた被害については学んでも、加害については学んできませんでした。なぜなら単純に日本では戦争加害の歴史教育をやらないからです。(校外学習ではやるかもしれんけど…)

更に、学んできた歴史は"倭人主観"のものであると省みます。紹介されるアイヌや琉球の姿は、あくまで"討伐される側"で各民族の歴史はちょろっとしか学びません。居なかったのでもなく活躍しなかったのでもないのに、倭人主観によって除外され黙殺されてきたのですね。
歴史において都合の悪いものは消されてきました。
倭人だけが偉い…というのは日本の皇国史観にもとづく侵略的思想であると言えます。

世界史の近代らへん、よく分からんぞという方!
一緒に山川出版社の『詳説世界史』を読みましょう。
図書館に教科書あります!
図説なら浜島書店の『ニューステージ世界史詳覧』
この書はもはやエンタメだぞ!超たのしいぞ!

全編フルカラーで1000円前後で買えて、お手頃価格!なぁんで捨てちゃったんだろーーー!!( ;´Д`)(後悔)

せっかくだし買い直そうかなと思います。図書館でも読めるけど。ちなみに世界史Aは近代史だけ!世界史Bは古代から!近代戦争だけ知りたいなら近現代史だけで良いような気もするけど…でも人類の破壊と搾取の歴史は長いからなぁ…あと結局、世界史を学んでも加害の歴史は教わらないし…

でも、いくら倭人主観でも男性主観でも、加害の歴史をやらなくても基本的な歴史的語彙は知っておいたほうがいいし… でも歴史教育の「こういうとこが抜けてるよね、傲慢だよね」ということを批判的にみて話し合えたら良い時間になると思います。

(おわり)

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