094\\\ じぶんの いばしょ
じぶんのいばしょが無いことで、社会的な問題にもなっています。畑はあるのに根っこはそこに伸ばすことが出来ない。
根っことは「呼吸」のこと。「呼吸」とは、空中の空気を吸うことだけだと思われますが、空中をただよう空気がお気に入りの地面に降りて、地面と仲良くなります。仲良くなった空気と地面は、地中で深く交わります。
そんな感じの地中には、濃厚な生きるエネルギーが蓄えられて含まれています。樹や農産物が育ってゆくためには、良い場(土壌)が必要です。良い土壌とは、地中に良いエネルギーが含まれている場のことです。
この、空気と地面の交わりの一連が「呼吸」です。空気と地面がおこなう「呼吸」です。
じぶんのいばしょには、このような「呼吸」があるところがいいですね。
天の空気と地の地面が仲良く同調し合い、そこで両者が交わることで、大自然のエネルギーがその場に深く濃厚に養われてゆきます。
良い「呼吸」のための、良い空気は、このように地中に交わって含まれるようになっています。こういうところが「良いいばしょ」ということになりますね。
空気と地面の交わりとは、大自然が勝手に自動的におこなっていることですが、人も、「呼吸」という技法を用いて、大自然の中に介入することだって出来ます。そこを「良いいばしょ」にするために、です。
良い居心地としての例として、神社という場所がありますが、あのようなものだって大自然が勝手に作ったわけではなく、人の想いや祈りや、なんらかの都合や理由で作られたものです。
じぶんのいばしょというテーマが、神社の話に置き換えてしまったのはちょっと変でしたが、それは、あの場所は空気と地面が仲良く交わった「聖なる場所」だから、例として使いました。
空気と地面が交わるということは、聖なることなのです。
おかしな場所にじぶんのいばしょを置いてしまうと、おかしなじぶんに(必ず)なりますから、良い場所をじぶんのいばしょにしたいものです。
「呼吸」という技法のことを『呼吸法』といいますが、聖なる呼吸法を用いて、空気と地面を交わらせて、その場を「聖なる場所」にすることは出来るのです。
このような、空気と地面を交わらせて「聖なる」にするということは、昔々から、人々はやってきました。
「呼吸」をつくる、というのは、自分の身体だけにおこなうことではない、空気と地面を交わらせる「呼吸」というのがあります。
「呼吸」は、それを自分におこなえば健康法とか能力開発とか身体強化法になりますが、ここに書きましたような、空気と地面を交わらせるために「呼吸」を用いることは『聖なる』になります。
聖なるじぶんのいばしょ、なんて、とっても地味ですが、その場には、空気と地面の交わりをもって自分を護ってくれるやさしい場所になってくれるのです。
えーと、それでは、今日のところは、ここまでで。。。
どういう風にやったら、聖なる場になるための呼吸法を使えるの? なんて疑問がおきてしまうとは思いますが、この note の中にはヒントがたくさん含まれていますので見つけてみてくださいな。
具体的にこのように「呼吸」を使いますよ、とは書いてはいませんが、原理的なことは各所に含まれていますので。どうぞそのあたりの行間を感じ取ってくださいな。
「呼吸」という、超アナログなことばかりをこの note に書き綴っていますが、今後もっと優れたデジタル社会になっていったとしても、このような人がおこなうアナログなことは必要です。生命も愛も、アナログなのですからね。
あまりにもアナログ不足になると、その延長でじぶんのいばしょが無くなってしまう、ということにもつながっているのだろうとも、思うのです。
「呼吸」のつくり方。
・~ 薔 薇 の 呼 吸 ~・
この『薔薇の呼吸』をいちばん素晴らしい「呼吸」といたします。
薔薇を宇宙と見立てた「呼吸」なのです。
しらのゆきひと///呼吸のデザイナー