高致死率ペストの再来か?中国とモンゴルで感染の報告
ようやくコロナが落ち着いたと思ったら、また新たな脅威が話題になっています。
なんと、過去の遺物だと思っていたあの「ペスト」が、中国とモンゴルで発生したというのです。
中国とモンゴルで発生
中国とモンゴルでペストが再び発生、感染の症例が報告されています。
中国ではモンゴル自治区で、今月7日にペスト患者が発生しました。
その後、同居家族2人も感染が確認されました。
中国保健当局は、
と述べています。
同様に、モンゴルでもペストの疑いが報告されています。
モンゴルの首都ウランバートルで、8日に疑い例が3人報告されました。
これらの3人は、野生のげっ歯動物「マーモット」の肉を摂取していたとされています。
モンゴルはマーモットの捕獲を厳しく禁止していますが、違法に捕獲して食べる人々がいると報道されています。
ペストの症状と予防法
ペストは、げっ歯動物の体液や血液との接触、またはげっ歯動物に寄生するノミに刺されることなどによって感染します。
医学の進歩や個人の衛生意識の向上により、世界の多くの地域ではペストは消えていきましたが、アジア・北米・アフリカなどで散発的に発生している状況です。
感染すると、皮膚が黒く変色するため「黒死病」とも呼ばれるペストは、壊死や発熱、筋肉痛などの症状が現れます。
致死率は50~90%と高く、病気の進行が速いため、感染が疑われる場合は速やかに病院を受診する必要があります。
感染を予防するためには、手洗いや衛生管理の徹底、野生のげっ歯動物の肉を避けることが重要です。
また、野外活動時には長袖・長ズボンの服を着用することも助けになります。
ネット上の反応
今回の報道を受けて、ネット上では次のような声が上がっています。
こういうニュースが出ると、必ず陰謀論者が
と言い出します。
陰謀だろうが、そうじゃなかろうが、私たち個人ができることは、感染しないための対策をするしかありません。
陰謀説を拡散して騒ぎ立てること自体が迷惑行為になっていることを、そういう人たちは自覚して欲しいですね。