7/24 武道館ライブを経て思うこと
UNISON SQUARE GARDEN 20th anniversary liveの一部ネタバレを含みます
尊敬する人があるラジオ番組でこう言った
「エンタメというのは人の心を動かすこと。感動させるのが仕事なんですよ」
「そんなものは当たり前だ!」と一蹴する人が多分大半だ
でも、自分はそう思わなかった
思えなかった
俺は他人とは違うという思春期特有の中二病のようなことを言いたいのではない(こんなものを書いてる時点で中二病だろとは言わないで)
その人は多くの音楽で、人の心を動かした
救って、熱狂させて、感動させて来た
ぼんやりと「才能があるのだろうな」と思った
頭が良くて、たくさんの歌詞と曲が頭の中に浮かんできて、そして楽器が上手い
才能と言わずしてなんと言うか
そんな人が言うエンタメという言葉への哲学はシンプルだけど、重みが違って見えた
7/24
尊敬する人本人の口からそれは出た
「俺たちには才能があった。だから続けてこられた」
それはそうだろう。そう思った
しかし、こう続けた
ただ、泣いた
泣くほかなかった
矮小で醜悪な自分を、多くの音楽が君は変われると本人の意思を否定して通り過ぎていく中で
君は君でいいと音楽で肯定してくれた人がそう言った
君のおかげなんて社交辞令でしか聞いたことがないから
否定されて然るべきの自分の人生を、初めて肯定していいと思えたような気がする
往々にして、人生には立ち塞がる壁があって
逃げて逃げて、逃げ続けたその先でたまたま出会ったそのロックバンドは、それでも君は大切だと言ってくれる
「別に味方にはならないけど、お前なら勝手にどうにかする」というある種の脅迫じみた信頼にこれからも救われ続けるのだろう
ゲーム以外に熱中できるものが出来た
それは音楽だ
過去の自分に言ったらどんな顔をされるのかな
「そんなわけねえだろ!」って言われるか
「またまた〜」と笑われるかの2択だろうな
合唱とか嫌いだったもんな
「つむじの上から糸で釣られているような感覚で」って何だよ。知らねえよって言い続けたもんな
今でも知らないけど
何があるか分からないものだ
音楽で、言葉で、人を動かすって凄いなぁ……
何度も涙を零しながら、何度もそう思いながら
そうやって、生きていければいいな
せめて死なないようにさ
その為に、自分の人生の片隅に居続けてください
貴方達の背中をこれからも追い続けます
ありがとう
UNISON SQUARE GARDEN
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