令和のインフレ対策
モノの値段が上がっています。
電気・ガス料金を調べてみたら、昨年に比べひと月当たり約5,000円負担が増えていることが分かりました。
値上げの一部を総務省統計局資料で見てみます。
調理食品 4.7%
外食 3.2%
生鮮魚介 13.1%
穀類 5.7%
菓子類 4.8%
生鮮野菜 5.6%
油脂・調味料 7.3%
肉類 3.3%
電気代 19.6%
ガス代 18.8%
*2021年7月と2022年7月の比較
アメリカと日本の値段
身近な商品でアメリカと日本を比較してみます。
ビッグマックが一番高い国はスイスで6.50スイスフラン(約934円)、スタバのラテが一番高いのはデンマークの6.05米ドル(約847円)だそうです。
また、大谷翔平選手のエンゼルス本拠地「エンゼル・スタジアム・オブ・アナハイム」ではビールが1杯約1,800円だそうです(7月14日Nスタ情報)。
コロナで海外に行く機会がほとんどない今、実感はありませんが、世界的にみると日本の価格は安すぎるのかも知れません。
物価上昇は一時的か続くのか?
一時的なら我慢もできますが、物価上昇が続く「インフレ」を覚悟しなければならないと思います。
何しろ、世界の人口は増加し続けており、食べ物やエネルギーはこれまで以上に必要な時代です。値段は、当然上がり続けるのではないでしょうか。
昭和のインフレと令和のインフレ
昭和のインフレは物価上昇と同時に収入も増えました。また、銀行や郵便局に預けたお金に利息がつく時代でした。
収支のバランスが保たれる「良いインフレ」だったと思います。
しかし、今は物価が上がる一方で収入は増えないし、預けたお金に利息はつきません。収支のバランスが崩壊する「悪いインフレ」になっていく気がしてなりません。
悪いインフレ対策
「悪いインフレ」に対処するにはどうしたらよいのでしょうか?
「支出」の増加に見合うよう、「収入」を増やすことや「資産(貯蓄)」を少しでも増やすことを考える必要があると思います。
もちろん、収入も資産も簡単に増やせるものではありません。
人生100年時代には、これまでのやり方や考え方では乗り切れないような気がします。柔軟な発想と行動を変える勇気が必要ではないかと考えています。