＃死ぬまでに見たい画家100人の作品　　山口晃

東京都現代美術館「日本現代美術私観：高橋龍太郎コレクション」にて山口晃さんの作品を見てきました。《當世おばか合戦―おばか軍本陣圖》2001年山口さんらしい代表的な絵柄です。写真はGoogleの画像検索結果です。

山口晃は、1969年東京都生まれの現代美術家で、日本の伝統的な絵画様式を現代に取り入れた独自の作風で知られています。彼は東京芸術大学で油画を学び、卒業後は「こたつ派」のグループ展をきっかけにミヅマアートギャラリーを拠点に活動を開始しました。山口の作品は、細密な描写とユーモラスな発想が特徴で、伝統的な大和絵や浮世絵の技法を用いながらも、現代の都市風景や文化をテーマにしています。代表作には「成田国際空港 飛行機百珍圖」や「新東都名所 東海道中 日本橋改」などがあり、これらはしばしば公共空間に展示されています。また、彼の作品は書籍の挿画や広告にも使用され、多岐にわたる表現活動を展開しています。山口晃は、日本美術の伝統と現代性を融合させた作品で国内外から高い評価を受けています。

死ぬまでに見たい画家100人の作品リスト