見出し画像

#死ぬまでに見たい100台 フェラーリ テスタロッサ

新木場あたりをウロウロしていたら、なんと赤い車が数台が目に止まりました。もしやと思い近づいて見ると、なんとテスタロッサと308。
隣にスーパーカー専門の自動車整備工場さんがあるみたいで、他にも512TR、カウンタックやディノ(と思われる)数台のスーパーカーが整備を待っているところでした。

フェラーリ・テスタロッサは、1984年に登場した跳ね馬のフラッグシップモデルです。その名が示す通り「赤い頭」を持つこの車は、鮮烈な印象を与えるスタイリングと卓越した走行性能で、1980年代を象徴するスーパーカーとして一世を風靡しました。

最大の特徴は、サイドに設けられた5本のスリット状のエアインテークです。これは、ミッドシップに搭載された水平対向12気筒エンジンを冷却するための機能的なデザインでありながら、テスタロッサを唯一無二の存在たらしめるアイコンとなりました。 デザインはピニンファリーナが担当し、全体的に直線基調で構成されたシャープなフォルムは、当時のトレンドを反映しています。ワイド&ローなプロポーションと、大きく張り出したリアフェンダーが、その圧倒的な存在感を際立たせています。

心臓部である4.9リッター水平対向12気筒エンジンは、最高出力390馬力を誇り、最高速度は290km/hに達しました。そのスムーズでパワフルなエンジンフィールは、ドライバーに格別なドライビング体験を提供しました。ミッドシップレイアウトによる優れた重量バランスも、テスタロッサの運動性能を高める重要な要素です。トランスミッションは5速マニュアルのみが用意され、操る楽しさを追求した設計となっています。

テスタロッサは、その登場から約10年間生産され、数多くの派生モデルも生まれました。時代を超えて愛されるそのデザインと性能は、現在でも多くの人々を魅了し続けています。特に、テレビドラマ「マイアミ・バイス」に登場したことで、その知名度は世界的に広まりました。 単なる高性能スポーツカーとしてだけでなく、時代の象徴、そして永遠の憧れとして、テスタロッサは自動車史にその名を深く刻んでいます。
難易度★★☆☆☆


いいなと思ったら応援しよう!