#死ぬまでに見たい画家100人の作品 ロイ・リキテンスタイン
東京都現代美術館「日本現代美術私観:高橋龍太郎コレクション」に参加したついでに常設展を見てきました。
ロイ・リキテンスタインの「ヘアリボンの少女」(1965年)は、彼の代表的なポップアート作品の一つです。この作品は、アメリカのコミックやテレビドラマに登場する典型的なヒロイン像を題材にしており、リキテンスタインが1960年代に展開した一連の作品の中でも特に評価されています。太い輪郭線や鮮やかな色彩、そして印刷技法であるベンデイ・ドットを用いた点描表現が特徴です。これにより、漫画の一コマを拡大したような視覚的効果を生み出しています。東京都現代美術館が1995年に約6億円で購入したことで話題となり、現在も同館に所蔵されています。この作品は、リキテンスタインがポップアートの巨匠として確立された時期を象徴する重要な作品です。