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<第6回>🎉 ㊗️名目GDP600兆円突破!日本の景気って良いの?悪いの? 🤔
ついに日本の名目GDPが600兆円を突破しました!これは歴史的な瞬間!
でも、ちょっと待って・・・。
「GDPが増えた=景気が良い」ってこと?それって本当に言えるの?全然景気が良くなった気しないんだけど・・・。
そう思っている人は多いのではないでしょうか?
実は、名目GDPと実質GDPの違いを知らないと、経済のホントの姿は見えてこない! 今日はその違いを分かりやすく解説しつつ、日本の景気が今どんな状態なのか考えてみましょう!🚀
🏆 そもそも名目GDPと実質GDPって何が違うの?
“GDP”をとても簡単に言うと「1年間にどれだけのモノやサービスが作られたのか?」を表す指標です。
例えば「工場で作られた車」「美容室で受けるカット等のサービス」「飲食店で食べるご飯」とか。これらも全部日本のGDPに含まれます。
では“名目”とか“実質”って何のなのか?
“名目GDP“とは、ある年に生産されたモノやサービスの総額をその時の価格(時価)で計算したものです。つまり、物価の変動も含めて計算されるから、インフレ(物価上昇)すると、たとえ実際の経済活動があまり増えていなくても、名目GDPは増えてるんです!
一方で、実質GDP は、物価変動の影響を取り除いたGDP のこと。「今年の経済規模を、過去の物価で計算したらどうなる?」という視点で算出されます。これにより、経済活動の実質的な成長を測ることができるんです!🔍
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↑この絵で説明すると、元々100円のりんごがインフレで200円になった場合
✅名目GDPはインフレ後の200円で計算
✅実質GDPはインフレ前の100円で計算
します。
つまり名目GDPが増えたとしても、必ずしも経済成長している!というわけではなく、物価が上がっているだけということもあるんです!
📈 GDP600兆円超え!日本の景気はどうなの?🤔
「600兆円突破!」と聞くと、「おお!景気いいじゃん!」と思うかもしれませんが、実はそんな単純じゃないんです・・・。
✅名目GDPは前年比2.9%増の609兆円(過去最高!)
✅でも、実質GDPは0.1%増・・・。ほぼ横ばい😨
✅設備投資は増えたけど、個人消費は伸び悩み・・・。
これってつまり「物価が上がったから名目GDPが増えただけ」 じゃないの?ってなりますよね?🤯💸
その通り!
今回の名目GDPの増加には、企業の設備投資(特に半導体・DX関連の投資) が大きく貢献しました。でも、肝心の個人消費は実質0.6%増とほぼ横ばい。つまり、企業はお金を使っているけど、家計の財布の紐は固いままってことなんです!
これは何を意味するかというと、
✅モノの値段は上がってる(インフレ)
✅企業は儲かってるけど、給料の伸びが物価に追いついてない
✅結果として、実質的な景気回復はまだまだ不透明
🎯 景気は「良い」とは言い切れない!
名目GDPの増加は、確かにポジティブなニュース。
しかし、実質GDPがほとんど伸びていないことを考えると、「景気がめちゃくちゃ良くなった!」とは言い難い・・・。というか言えないんです!
むしろ、
✅賃金が物価上昇に追いついていない
✅家計の実質的な購買力は低下
✅インフレの影響でモノは高いけど、実際の消費量は増えていない
という課題が思い浮かびます。
つまり、景気を良くするには 「賃金をもっと上げること」や「企業だけでなく家計にもお金が回る仕組み」 が必要なんです!
日本経済の本当の成長のためには、個人消費の回復がカギになりそうですね🔑✨
📢まとめ
✅名目GDP600兆円突破!でも実質GDPはほぼ横ばい・・・。
✅企業の投資は活発!でも家計の消費は停滞ぎみ・・・。
✅「景気が良い」とは言い切れない!本当に成長するには賃金UPと消費回復が必要!
名目GDPは大台600兆円を超えましたが、日本が「爆発的な好景気」になるのはもう少し先の話になりそうです・・・。