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<第3回>コメ・ジャンキー必見!コメ高騰の裏にある日本経済のリアル
「コメ、高くなったなぁ〜。」
最近、スーパーやネット通販でコメを買うと、価格がじわじわと上がっているのを感じませんか?
僕はご飯3杯おかわりして最後にデザート感覚で卵かけご飯を食べるくらいのコメ・ジャンキーなので、とても感じます。
ちなみに最近のコメ価格の推移はこんな感じです。
2024年産米の価格は過去最高水準に達しています。(主食用玄米60kg当たりの金額)
2020年:14,529円(前年比▲1,187円)
2021年:12,804円(前年比▲1,725円)
2022年:13,844円(やや回復)
2023年:15,315円(猛暑の影響で上昇)
2024年:23,191円(10月までの年産平均価格)
※農林水産省HPに記載の数字を参照。
めっちゃ価格上がってますよね!
実はこのコメ高騰、色んなカラクリがあるんです。
今回は「コメから見る経済」をテーマに、日本の農業政策、補助金のカラクリ、そして世界市場とのつながりを掘り下げます!
特にコメ・ジャンキーの人、必見です!
なぜお米が高くなったのか?
コメの価格が上がっている主な要因は、「農家減少に伴うコメの供給減少」と考えられてますが、それはちょっと違う!まぁもちろんそれも理由の一つですが、他にも色々理由があります。
✅尋常じゃない物価高騰!
→これは“コメの物価“ではありません。コメの値段が上がる前に“食”に影響のある物価はガンガン上がってました。特に影響があったのが“小麦”です。麺類やパン作りに使用する小麦の価格高騰により、その時は比較的安価だったコメ人気が高まり店頭で品薄状態に。
✅インバウンドによるコメ・ブーム!
→今、日本人以上に外国人が日本食大好き!と言っても過言ではない状態。人気過ぎて“インバウン丼“という言葉が生まれるくらいです。(ちなみにインバウン丼とは外国観光客をターゲットにした高級海鮮丼の事)
あと、朝ドラ効果!?もあって日本人の間でもおにぎりブームが来るなどもありコメ人気が高まり店頭で品薄状態に。
✅南海トラフ地震(災害)への備え!
→2024年夏。宮崎を震源とする地震発生。政府が南海トラフ地震についての情報を発信するとともに災害への備えをするよう呼びかけ。すると食料品備蓄名目でコメを買い一般家庭が続出。店頭で品薄状態に。
これらの要因でコメへの需要増し増しとなり店頭で品薄状態続出!コメが足りなくなってしまったのです。
しかし!これらの要因はコメ価格高騰の理由の一端に過ぎません。
もっともっと大きな要因、日本の“コメ施策の闇“があるんです・・・。
ただ、予想以上に長々とした文章になりましたので【日本の“コメ施策の闇”】についてはまた次回!