63個目の『しつもん』
第六十三日目
昨日は、【エピソード】について説明しました
『物語』は、小さな沢山のエピソードでできあがっています
今まで、「起承転結」について説明してきましたし、
書く「目的」についても訊きました、どんな「言葉」を入れるか?なんかについてもお話ししてきましたね
これらの要素も、組み合わさる事で一つのエピソードとなっていきます
今日は、いよいよ「物語を始めて」いこうと思います♪
今日の『しつもん』は
【書き出しの言葉は何ですか?】
です
みなさんは、既に数多(あまた)の『書き出し』を目にしてきた事と思います
それこそ無数にです!!
知らず知らずのうちに、それらはあなたの中に蓄積されてきています
有名な『むかしむかし、あるところに・・・』で始まる【むかしばなし】
著名な小説にも、その印象的な『書き出し』の言葉があります
『イントロ』『導入部分』『オープニング』
さまざまな呼ばれ方で【書き出し】は表現されますが、
どれも魅力的で、これから始まる物語の【世界観】を上手く表しています
『なかなか「書き出しの言葉」が出てこなくて。。。』と、あなたは思うかもしれません
もしかしたら、いろいろ思いつくんだけど、決めかねているかもしれませんね
書き出しのパターンは、大きく分けて4つあります
・ひとつは「物語の世界」を情景描写するというもの
・そして、もうひとつは「著者のノウハウをシンプルに表現する言葉」で始めるもの
・さらに、「著者自身が挨拶をする」というもの
・そして誰もが知っている「決まり文句」で始まるもの
順を追って説明します
多くの「小説タイプ」の文章では、その世界を表現する事から始まります
状況の説明だったり、見えている風景について語っていったりするもの
『ある日の事でございます。お釈迦様は極楽の蓮池のふちを・・・』というのは、みなさんもご存じの作品の出だしです
これは、風景を描写する形で始まっています。
また、冒頭から登場人物の『せりふ』で始まる物語もありますね
みなさんも、目にしたりすることが多いので、このタイプの書き出しには馴染みがあるでしょう
二つめの『ノウハウ』を語ることから始まるものは、ビジネス書などで良く見られます
書き出しというよりも、タイトルや副題、そして帯の言葉などで、それは始まり、『キャッチーな言葉』をスタートに始まります
三つ目は、「はじめに」や「著者あいさつ」のようなパートに書かれる
挨拶文から始まるもの、多くは協力してくれた人達への感謝の言葉で書き始められているものです
※書きあがってから「終わりに」の部分で謝意を書く部分として記載されることもあります
この、誰かに感謝を伝える書き出しから始めるというのは、なかなか書けない人には、オススメのやり方です♪
最後は、有名な「物語の始まり始まり・・・」という、決まり文句
『昔々あるところに・・・』が有名ですが、著名な作品のものを借りてくるのもアリです
さぁ、今日は一週間ごとの「課題」の日(笑)
今日こそは『書き出し』を書いてしまいましょう!!
今日は、ここまで