①学童の保護者会会長になったので、保護者会の会費徴収を廃止にして寄付制度を導入したお話(全3回)
2023年4月、子どもが学童から帰って来た時、保護者宛の1つの封筒を持っていました。
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なあぁぁーにぃいいいいーーー!?
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■夫はPTA副会長、私は学童保護者会会長になるの巻。
そもそも、夫は推薦票が複数入ったことで、2023年4月からPTAの副会長に就任したばかりだったのです。夫がPTAの活動で忙しくなるから、サポートしようと意気込んでいたのに、学童の方の保護者会役員にくじ引きで当たってしまうとは…!
くじ引きで当たってしまったのは仕方がない…。しかし、どの役を担当するかは大変重要な問題となります。出張や業務が立て込んでおり、その当時は石井食品株式会社の社外取締役に就任する直前でもあり、これから益々多忙になろうという時だったので、
という切実な思いがありました。
もしも保護者会会長になられる方が、リアルでの会議を沢山実施される方になってしまったら、とてもじゃないけど参加できそうにない…。だとしたら、選択肢はひとつ。
私が会長に立候補して、
全ての会議をオンラインで開催する!
■無事に会長に就任。
初めての新役員の皆様との集まりの日。全員がくじ引きで当たってしまった方ばかりで立候補者は皆無。そのため、担当する役についてもくじ引きで決める流れになりそうでした。しかし私は決めていたので、
と宣言。(めっちゃやる気ある人みたいやん…?)
全員異議なしですんなり決定し、他の方はくじ引きで役員決め。全役員が決定したところで、前年度の役員さんたちから引継ぎをしてもらうことになります。
私も前年度の会長の方から引継ぎをしてもらうのですが、
とだけ伝えて頂き、これまでのデータが入った保護者会専用のUSBを受け取りました。また、今年度の役員の皆様とLINEを交換し、連絡はLINEグループでとることに決めて、その場は解散しました。
帰宅してからUSBを確認し、「引継ぎで教えてもらった以外にも会長の仕事あるやん…」と絶望しながらも、資料を見て理解を進め、なんとかなりそう!とほっと胸をなでおろしたのでした。
■保護者会の予算に違和感を抱く。
会長に就任してからしばらくした頃。学童の館長から相談のメールが届きました。
なるほど。私は会長とはいえ、1人で判断できないので、保護者会役員の皆様全員に聞いてみようと思いました。
googleアンケートのフォームを利用し、LINEで皆様に問いかけました。
①今年は親睦会を保護者会主催で開催しますか?
②開催しないとお答えの方、その余った予算を夏のキャンプに寄付することは賛成ですか?
全員の回答が集まって、集計しました。
確かに…!使っていない予算を、そもそも徴収すべきなのか?
ここで違和感を抱き、保護者会の予算書を細かく見てみることにしました。
〇疑問に思った予算
・学童の使用料(保護者会として現在は使っていない)
・夏休み行事補助費(全員参加ではなく希望者のみ)
・学年別親睦会補助費(数年開催なし)
・3年生卒所茶話会補助費(数年開催なし)
・3年生卒所合宿補助費(数年開催なし)
→合計で35万円以上。予算全体で70万円ほどのため、予算の半分が疑問に思う費用というのは、検討の余地があるのではないか…?と思ったのです。
■更に気付いてしまったこと。
通常の利用料とは別に、保護者会として年間6600円を各家庭から徴収します。ちなみに保護者会費の徴収時期は、毎年9月です。(うちの学童の場合)
私たちが役員に就任するのは5月で、前年度の役員が決めた予算案に基づいて実行します。そのため、就任したタイミングでは、まだ今年度の保護者会費を徴収していないということです。
そこで私は考えました。
近年日本の景気は良いとは言えず、頑張って節約したり工夫したりしているご家庭も多いと思います。まさに今、金額や徴収を変更すべきタイミングに差し掛かっているのでは?と感じました。
保護者会費の金額を下げることは比較的簡単にできそうです。しかし、私にはとても気になることがありました。
保護者会費って
誰がどうやって徴収するの?
そこで、会計担当の方に、前年度の役員さんからの引継ぎ内容を元に、どうやって徴収するかをお聞きしました。
・・・え!!!
⑤の内容、大変過ぎやしませんか・・・!!?
公平に運用するためには全家庭から一律徴収しなければいけないけれど、勝手に人の銀行通帳から保護者会費を自動で引き落とすのは問題がある。でも、子どもに朝から6600円のお金を持たせて、一旦小学校で授業を受けてから学童に来て、きちんと渡せるのか…?紛失しないのか…?そして期日までに支払いが無い人が誰なのかを調査して、個別に連絡を取って訪問するなんて、あまりに会計さんの仕事が多すぎませんか…!?
ここで私は思ったのです。
保護者会費の徴収をやめても、工夫してうまく運用する方法を考えられないのだろうか?と。
金額を少なく変更することの方が簡単だけれども、毎年【会計】という担当にあたってしまった方は、9月の会費徴収の時期にとてつもなく大変な業務を無償でやらなければならないなんて、あまりにも辛すぎる。徴収そのものを廃止する方向で検討しようと考えました。
さて、少し長くなってしまいましたので、続きは②でお届けします。
※全国のPTAや保護者会の役員の皆様へ※
今回の私のストーリーは、全国のPTAや保護者会の役員を担当されている皆様に少しでもお役に立てたらと思って、出来るだけ詳細に渡って記載するようにしています。
もし皆様の学校や学童でも流用できる部分があれば、ご自由にアイデアや方法を持ち帰ってください。
仕事と子育ての両立は本当に大変です。その中でも頑張って役員をされている皆様のお役に立てれば幸いです。みんなで持続可能な保護者の会を目指していきましょう!
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①学童の保護者会会長になったので、
護者会の会費徴収を廃止にして
寄付制度を導入したお話(全3回)
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株式会社minitts
代表取締役 中村朱美
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Thanks!!
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