手土産の魔法|幸せなお金の使い方
企業を訪問するような場面だけでなく、久しぶりの友人に会う時、誰かと一緒に仕事をする時にも、私はちょっとした手土産を必ず用意しています。この手土産がもたらす魔法のような効果と、手土産を選ぶコツについて今回はお届けしたいと思います。
■手土産の魔法①感謝をカタチに
この数年間、私は講演会やイベント登壇のために年間100回以上出張で全国各地を訪問しています(最近はオンラインが多かったですが…)。
事前に打ち合わせや資料のやり取り、スケジュール調整や事務的な手続き等、色々とお世話になってから、ようやく講演会やイベントの本番を迎えることとなります。
そのため、その感謝の気持ちを込めて、毎回必ず主催者様に手土産を持参していきます。私にお声がけくださったことへの感謝の気持ち、そして当日までの様々なやり取り、当日の運営など全ての事への感謝を込めて。
もちろん『ありがとうございます。』と言葉で伝えるだけでも十分かもしれませんが、目で見える感謝の気持ちにいつもお喜び頂けます。
「登壇くださる講師の方から手土産を頂いたのは初めてです…!」と驚かれることも。
講師だからと言って、立場が上とか下とという概念はいらないですよね。お世話になるから感謝を表す。手土産というのは、とても気持ちよく感謝を表せる方法だと思います。
■手土産の魔法②帰った後にも残る余韻
更に、その効果は渡した瞬間だけにとどまりません。
その講演会やイベントが終了した後、お渡しした手土産を開封してみんなで分けるタイミングがやってきます。その時にもう一度、きっと私の事を思い出してくれるはずです。
しかも、当日にお会いできなかった裏方のメンバーの方や事務員の方まで、その手土産が行き渡るぐらいの量をお渡ししているため、お会いできなかった人すら私を知ってくださるきっかけに。
会う事すらできなかった人にまで、きちんと感謝を伝えられる。
なんだか魔法みたいじゃないですか?
■手土産の魔法③手土産は応援購入
手土産はもちろん「購入」していきますから、その手土産を作っている企業の商品を「応援購入」するという気持ちで購入しています。
私は京都に住んでいるので、
①京都が本社
②京都でしか買えない
③京都と言えば…!というもの
などを意識して選んでいます。
特に②京都でしか買えない、という商品は、お渡しする際に
「なかなか京都にお越しになる機会が少ないと思いますので、良かったら京都に来たお気持ちで召し上がってくださいね。」
といった会話をすることだってできます。
そのため、京都近隣でしか販売していない『マールブランシュ』の「茶の菓」というお菓子をよく手土産に選びます。抹茶のお菓子、しかも京都でしか買えない。京都の企業を応援できる。
この手土産という行動によって、
①手土産を販売している企業も、
②手土産をお渡しする相手も、
③そしてその手土産を食べる全ての人も、
全員ちょっと幸せに出来る。そんな多くの人を幸せにする手土産の魔法。
気持ちのいいお金の使い方であり、寄付した時と同じような気持ちにすらなります。
私は年間100回以上手土産をお渡しする機会があるので、年間30~50万円ぐらいは手土産代に使っているのではないでしょうか。これによって京都の企業が持続する一助となるなら、そんなに嬉しいことはありません。
■手土産を選ぶコツ
さて、そんな手土産ですが、大勢の方にお渡しする時や、個人的にお渡しする時などシーンは様々です。何も考えずに選ぶよりも、お渡しする相手に少し心を馳せてみませんか?
①主催者様など数人対象にお渡しする時
同じものが沢山入っている手土産を選びます。みんなでばら撒けるタイプ。
マールブランシュ「茶の菓」
http://www.malebranche.co.jp/
小倉山荘「をぐら山春秋あられ&ショコラ」
https://www.ogurasansou.co.jp/shop/c/c3080/
②特定の担当者にとてもお世話になった時
お一人にお渡しする場合は、ご家族で食べられる詰め合わせの方が嬉しいですよね。
マールブランシュ詰め合わせ
http://www.malebranche.co.jp/
ベルアメール詰め合わせ
https://www.belamer.jp/
③人数が多くちょっとずつばら撒きたい時
大学で授業を担当する時や50人ほどのイベント時、全員に食べてほしい時は小さなお菓子を沢山。
小倉山荘「想ひそめし27個入り」
※冬季のみ販売のようです
④特定の個人に少しだけ渡したい時
500円前後までの気軽な御菓子を。このお菓子は常時持ち歩いており、何か感謝やプレゼントしたい人に出会ったら気軽にお渡ししています。
<小さな渡しやすい御菓子たち>
マールブランシュ「茶の菓」3枚入り
http://www.malebranche.co.jp/
福砂屋「フクサヤキューブ」2個入り
https://www.fukusaya.co.jp/
ベルアメール「スティックショコラ」1個から
https://www.belamer.jp/
<少し高価だけど可愛く美味しい御菓子たち>
カカオマーケット マリベル
「チョコレートボール」
https://shop.mariebelle.jp/
グランマーブル「マーブルデニッシュ」
https://grandmarble.com/
<京都の人に渡す時は神戸のお菓子を選ぶ事も>
ツマガリ「クッキー詰め合わせ」
https://www.tsumagari.co.jp/
フロインドリーブ「パルミエ・クッキー」
http://freundlieb.jp/
こんな可愛い和菓子もあるみたいですよ。お洒落な羊羹!いいですね。
■選ぶ時間は、幸福なひととき。
先日、大学時代の親友が講演会の会場まで会いに来てくれるとのことで、12年ぶりに会うことに。彼は結婚して他県に移住したため、本当に久しぶりの再開でした。(大学は京都教育大学なので今はみんな先生です。)
何か京都を感じるものをと思い、奥様も大学時代の同級生なので奥様をイメージした可愛いベルアメールのお菓子詰め合わせを用意。
しかしお子様が3人いるので、そのお菓子詰め合わせを子どもたちに取られてしまうのでは?と思い、3人のお子様にはそれぞれハロウィンのお菓子を用意。これで可愛いベルアメールは奥様に独り占めしてもらおう!と。
更に、子ども3人で喧嘩しないように、子どもたちのものは全く同じものを3つ。チョコレートを食べさせていいのか分からなかったので、チョコ・マシュマロ・クッキーのアソートのお菓子詰め合わせを選びました。
こういう経緯を親友と話していたところ、
「そんなにいつも気を遣って、しんどくないの?」と言われました。
ところが、私はこの「選んでいる時間」や「喜んでくれるかな?と思う時間」は、ひたすら幸福なひとときなのです…!
これを食べたら嬉しいかな。
これを渡したらどんな顔するかな。
みんなで楽しく食べてくれるかな。
そう思いながら選ぶ時間。とっても大好きな時間です。ちなみに、この親友も奥様の計らいで地元有名菓子店の手土産を私に用意してくれていたんですけどね!
手土産の魔法は、最後は自分の幸福なひとときのため、なのかもしれませんね。
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手土産の魔法
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でした!
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株式会社minitts
代表取締役 中村朱美
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Thanks!!
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