【テックに詳しくなろう #1】Apple製品使ってるなら知っておきたい「WWDC21」って?注目情報まとめ!
「WWDC」ってご存知でしょうか?
WWDC(Worldwide Developers Conference)とは、iPhoneやMacBookでおなじみのAppleが毎年開催している開発者向けのイベントです。
開発者向けなら関係ない〜と侮るなかれ。
今後Apple製品に追加される、最新機能が盛り沢山なため、IT分野に詳しくなりたい方や、エンジニアとの話題が欲しい方には持ってこいのイベントです。
今回は、WWDCの基本情報と、6月8日(現地7日)に開催されたWWDC21での知っておきたい新機能をわかりやすくまとめました。
開発者向けのイベントって一体何のこと?自分で見てもどこが感動ポイントなのかよくわからない!という方は必見です!
WWDCとは?
冒頭でも書いた通り、WWDC(Worldwide Developers Conference)とは
iPhoneやMacBookでおなじみのAppleが毎年開催している開発者向けのイベント。
毎年6月頃に5日間ほどにわたって開催されています
※2020年からはオンライン開催。
2019年のサンノゼでの開催時は、世界86か国から5,000人以上の人々が集結。
Web申込後に抽選で参加した人の、参加費はなんと1,599ドル(約18万円)だっていうから驚きです。
その中でも注目しておきたいのが、初日に行われる「基調講演」!
1年間のAppleの集大成とも言える新機能達が、約1時間半の動画で発表されます。
日本語字幕もあるので、この記事で興味が出てきた!という方は是非見てみてください♪
画像から文字起こし!「ライブテキスト」
まずは画像から文字起こしができる「ライブテキスト」から。
ホワイトボードの手書き文字や、写真に入っているお店の名前、誰か文字起こししてくれたらいいのに、、そう思ったことありませんか?
最新のiOSではその望みを叶える「ライブテキスト」が発表されました!
しかも「翻訳」を選べば、手書き文字の文字起こしと同時に、翻訳まで可能。
Google翻訳でも類似の機能がありましが、iPhoneの機能でこれが使えるのは便利ですね!
WWDC2021 June 7|Apple
在宅時間に、新しい体験共有を!「シェアプレイ」
筆者はここ最近、オンラインで友達と通話をしながら映画を見ることが増えました。
そんな時にいつも使っているのが「NetflixParty」なのですが、電話は別でつなぐ必要があります。
新しいiOSでは通話をしながら完全同期状態でコンテンツを楽しめる「シェアプレイ」が搭載されます!
今のところ、提携しているのは下記サービスとのこと。
Disney+、Hulu、 HBO Max、NBA、Twitch、TikTok、MasterClass、ESPN+、 Paramount+、Pluto TV
開発者向けのシェアプレイAPIも発表されているので、もしかしたら今後、遠隔にいる友達と通話をしながら同時に作業ができる様々なアプリが出てくるかもしれませんね!
WWDC2021 June 7|Apple
STOPメールからの情報流出!「捨てアド機能」
普段の使っているメールアドレス、どんなWebサービスにログインするにも同じものを使っていませんか?
もし流出した時のことを考えるとゾッとしますよね。
最新のiCloud+を使えば、一時的な捨てアドレスが作れちゃいます。
一時的にしか使わないサービスの登録などにはiCloud+にて発行される捨てアドレスで登録。
本来のメールアドレスの流出を防ぎつつ、メールを受信できるという優れもの。
自分で対策するのは難しいので、ありがたい。
WWDC2021 June 7|Apple
iPadとMacBookの壁がゼロに「ユニバーサルコントロール」
次は多くの人のテンションが上がったであろう「ユニバーサルコントロール」です。
MacBookとiPadを両方持っている方であれば、iPadをサブディスプレイにすることを試みた方はいるかと思います。(Sidecarという使い方があるのですが、これが超絶使いにくかった…)
なんと、最新のMacOS「Monterey」ではiPadを完全にサブディスプレイ化。
PC側のキーボードやマウスだけでPCもiPadも不自由なく操作できます!
デモではさらに、iPad側のファイルをそのままマウスのドラッグ&ドロップでPC側に持ってきていました。
Airdropいらずになってしまう?だとしたら超便利!早く使ってみたい機能です。
WWDC2021 June 7|Apple
ちなみにiMacもつなげば3台シームレス。
本当にここまで必要か?はまた別の話ですが、夢が広がるぅ!
WWDC2021 June 7|Apple
iPadでアプリが作れる時代に!「SwiftUI+SwiftPlaygrounds」
アプリ開発といえば、必須なのはPC。
たとえiPhoneやiPadのアプリを作るにも、PCがないことにはスタートしませんでした。
しかしなんと新しいiPadOSでは、PCなしでiPad用のアプリを開発できるようになります!
どこまでのアプリが作れるかは不明ですが、アプリ開発のハードルは下がること間違いなし。
特に、プログラミング初学者の方や、未来ある子ども達にとっては最高のツールですよね〜!
幼少期からこんな体験が手に入る時代に生まれてみたかった…!
WWDC2021 June 7|Apple
写真だけで3Dモデリング!?「オブジェクトキャプチャ」
3Dアニメや3Dプリンタの普及で少しずつ身近になってきた3Dモデリング。
自分には手が届かないという方も、中には自分で手を出して挫折したことがある方もいるかもしれませんね。
最新のMacOS「Monterey」ではiPhoneで撮影した写真データから3Dモデルが作れるAPI「Object Capture API 」が新規追加されるそうです!
iPhoneとMac だけで、3Dオブジェクト取り込み・制作ができるように。
ゲームや映像、VRやARコンテンツ制作などが、必要なより身近に始められるようになります!
学生時代に3Dモデルと格闘して挫折した身としては、これがあれば超楽だったのにな〜。
WWDC2021 June 7|Apple
WWDC2021 まとめ
いかがでしたでしょうか?
発表された内容はこれの何倍ものボリュームがあるのですが、これだけでもかなりのインパクトがあるのではないでしょうか?
ITの時代の流れは本当に早いので、最新の情報をどんどん取り入れて日々の生活や仕事のヒントにしていきたいですよね。
筆者は引き続き、開発者に向けてAPIやコードレベルでの発表がされている「Platforms State of the Union」を見てみようと思います。
ブログの方でも、キャリアに役立つテックニュース共有や、書籍紹介をしています、興味がある方は是非覗きにきてみてください♪
それでは次の記事で、お会いしましょう〜!