不安と焦燥について
不安と焦燥に頭が支配されがちだ。
嫌な思いにとらわれて、早くどうにかしなきゃ!って心を追い詰めてしまう。
何もかもダメになる
みんな消えてしまう
置いていかれる
奪われてしまう
だから今すぐ走らなきゃ
奪われるなら奪い返さなきゃ
手を離しちゃいけない
動け動け動け動け
そんな脳の電気信号の渋滞で、
体の動きは余計に混乱して食い違う。
やりたいこともやるべきことも手につかない。
疲ればかりがたまって根本から壊れてく…。
自分の人生をもっと頑張らないと、
人を愛す力が足りずに好きな人に飽きられるって考えてしまい、怖くなる。
向上心と努力は忘れたくないけど、
きっと私の脳は命令ばかりうるさいだけの
ヒステリックな司令塔になっているね。
「いま」できること、目の前の1つの作業を淡々とこなしていくしかないというのに。
気持ちばかりが焦る。
人が急に死ぬことも知っているし、
強い約束も風に飛ばされるし、
今日美しい花も明日は落ちるから。
追いつかない。
あらゆる美しい命たちに。
触れて愛していたい世界が、変わる速度に。
でも、「いま」できることは1つだけ。
本当にただ1つだけ。
選択と集中しかやることはない。
もどかしい。
愛しいものを愛しすぎて
美しさを感じすぎる私を
安心させて寝かしつけたい。