ボルトの速さの真の理由を分析してみる。100mと200mで記録をさらに上げるために
ウサインボルト。
言うまでもなく陸上界のレジェンドの一人です。
その記録もさることながら北京オリンピックの決勝で見せたゴールの遥か手前から余裕を見せてのフィニッシュで世界記録を更新したのは衝撃でした。
僕もよく解説で使うミラクルボディでボルトは脊柱側湾症と紹介されました。
一部では脊柱側湾症で背骨が大きく動くからあんなに速い。なんて意味がわからないことを言っていますが、側彎症と速さに特に関係ない。と言うのが見解です。
まあ、当たり前ですよね。
背骨を柔らかく使うことがパフォーマンスアップの秘密。なんて言ってる時点で論外中の論外なんで。
あとそう言う連中に限って解剖学用語をやたらと使いたがるというのもおまけで。
ボルトの特徴の一つが肩が大きく揺れる走り方です。これは側彎症の影響ですが、近年の世界大会やオリンピックで決勝に残る選手で肩の上下動がない選手というのは見たことがないです。
目立つ部分ばかりに注目してしまいがちですが、大切なのはそこではありません。
背骨の動きはパフォーマンスとは全く関係ありません
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