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院田唐音のツンデレ、祖父が受けた人体実験の影響説【100カノ与太考察】

院田唐音、『ツンデレだから』という理由だけで有り余る力を持つことになった、ちからもちマリルリのようなヒロインです。

”マリルリのような”と形容しましたが実態もそんな感じで、『ツンデレじゃなくなる薬』を服用してツンデレじゃなくなった際には、かがくへんかガスを吸ったマリルリのように体格相応の力にまで弱体化していました。

そんなヨガパワー系ヒロインですが、私は彼女のツンデレを彼女の祖父が受けた人体実験の影響だと考えています。
証拠もかなりそろっています。
それでは、説の立証と検証にうつっていきましょう。


1:100カノ世界における『ツンデレ』についてまとめてみる

まずは、作中世界におけるツンデレの詳細についてまとめてみましょう。
この世界におけるツンデレの実態は、性格というより体質に分類されるべき概念です。

あらゆる事象に対してツンとした態度を取りたくなり、たまにデレたところを見せる傾向がある。
ここまでは他の創作物におけるツンデレと同じです。

ですが、100カノのツンデレには上記の性質に加え、『脳のリミッターが普段から外れていることで常時圧倒的な身体能力を発揮できる』という恐ろしい付随効果が存在します。
この暴力系ヒロインを過大解釈したような効果により、唐音は作中屈指のパワーを得ているのです。

そして、100カノ世界におけるツンデレには髪質や髪色なんかよりも高確率で子供に遺伝するという格闘漫画における特異体質のような性質まで持ち合わせています。

劇中でも第144話にて両親や祖父母、姉弟や甥姪がこの形質を持ち合わせていることが明確に描写されております。

戦乱の時代やバトル漫画の世界でなら優遇されるであろう体質ですが、この漫画はあくまでもラブコメです。

そのため、日常時には邪魔でしかなく、実際に唐音がこの体質を気にしている描写もそれなりにあります。

以上が、この世界におけるツンデレについてのまとめです。

では、次はその原理と原因についての考察を行っていきましょう。


2:ツンデレはつくれる

100カノにおけるツンデレはあまりにも他作品とは性質が違いすぎるせいか、作中においてその辺を明確に掘り下げた回が存在します。
しかも、3話構成で。(コミックス6巻に収録されています)
その中にて、楠莉先輩がツンデレという体質の原理についてきちんと説明しています。

あまりにも難解なので、個人的見解でかみ砕くと『脳の中に外界から刺激を受けた際に激しく反発する神経回路』ことツンデレ因子が多い体質といった感じです。
全然砕けませんでした。

そして、このツンデレ因子は作中世界の一般人でもわずかながら持っているそうで、ペコデレ因子などの亜種が存在することも示唆されています。

さて、このツンデレという体質ですが冒頭にも触れた通り、『ツンデレじゃなくなる薬』を服薬することで完全に無くすことができます。
しかも、1回の服薬で。

『ツンデレじゃなくなる薬』ですが、なんと1回飲むだけで即座にツンデレ因子を全て放出してしまうという恐ろしすぎる即効性を持っています。

さらに、その薬が出てきた次の話では『ツンデレになる薬』というものも登場し、こちらは周囲にあるツンデレ因子を飲んだ人間の身体に吸収させるという真逆の効果を持っています。
なお、この薬も即効性がメチャクチャあり、明かりの無い夜道よりも怖いです。

しかし、真に恐ろしいのはここからです。

作中において、先述した2つの薬と10人前後の協力者さえいればツンデレを人工的に作れることが明確に描写されているのです。

手順が少し複雑で手間もかかる上、一部の協力者と被験者にちょっとした死のリスクが存在しますが、ツンデレ保持者の戦闘性能を考えれば、オツリが大量に来ます。

そして、このことからとある1つの仮説が浮かび上がってきました。

ツンデレという体質は、かつて人為的に作られたものなのではないか。

当初は与太が大好きな私でも、さすがに無理がある仮説だと思っていました。

しかし、深く100カノを考察してみると、あながち与太でもない気がしてきたのです。

3:ツンデレが祖父が受けた人体実験の影響だという仮説の証明

まず、作中に出てきたツンデレ保持者について振り返ってみましょう。

下は赤ちゃんから上は祖父母までいます。

しかし、祖父母よりも上の世代がそうであったかどうかは明言されていません。

ここが、100カノのツンデレと刃牙の鬼の貌の相違点で、鬼の貌はけっこう昔から出現記録があるのに対し、ツンデレには祖父母以前の世代に発現したという記録が作中に存在しません。

となると、祖父母の代で後天的に発現した性質が遺伝していった可能性が考えられるのです。

次に、誰がどのような目的で唐音の祖父か祖母をツンデレにしたのかについてですが、誰がやったのかという答えに関してはケミカル系のじゃロリこと薬膳ヤクさんで間違いないでしょう。

ヤクさんが戦時中に戦争用の薬品を作っていたことやツンデレという体質が人工的に作れること、ツンデレが戦いにおいて非常に有用な体質であることからも、ヤクさんがツンデレという体質を作った可能性は高そうです。

そして、ツンデレが前線兵向きの体質であることからも、最初にツンデレになったのは祖父である唐蔵の方と考えて間違いないでしょう。

遺伝しやすいのも、戦争が次世代にまで長期化したことを考えての仕様と思えば腑に落ちます。

祖母や彼らの子供の配偶者に関しては、長時間共にいたことでツンデレになったツンデレ感染の可能性が考えられます。

思えば、楠莉が1コマでツンデレになる薬を作ったときに気付くべきでした。
すでに存在して作り方がわかっているものなら、すぐ作れるのも当然でしょう、

ついでに、ツンデレ消失回において『ちっちゃい頃からおばあちゃんと相撲を観ていた』というヤクさんの存在を示唆する楠莉のセリフがあることもこの説の信憑性を裏付けています。

ツンデレ消失編の時点で、ヤクさんの設定はすでに存在していたのです。


4:まとめ

以上、ツンドラでした。
寒さ対策を万全にした上で渡航しましょう。

記事は以上です。
ご閲覧ありがとうございました。

【追記】
私が最近作ったゲームのURLです
10分くらいで終わるので気が向いたらぜひ遊んでみてください☟
https://www.freem.ne.jp/win/game/32302

あと、今回の記事を作るにあたって参考にしたクリエイターさんがこちらです☟
https://www.youtube.com/@Dark_Sports_Club

それと、今回の表紙のカラーバージョンがこちらです

何気に100カノのキャラを書いたのは今回が初めてです

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