JKだし、青春部活ものを書いてみっか!(3)|「きぃちゃんはラノベ作家になりたい。」
「きぃちゃんはラノベ作家になりたい。」は、ラノベ作家を目指す少女・きぃちゃんと、その友人の日常を描いたゆるゆる物語である!!
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●きぃちゃん:ラノベ作家志望のJK2。アホな子。
●桃ちゃん:いい子。
●青ちゃん:不思議ちゃん。
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前回までのあらすじ:「青春部活ものもアリだよな!」ときぃちゃん。あれこれアイデアを出す3人だが……ふと、きぃちゃんが思いつく!
き そういやラノベの部活ものっていやぁ、何やってんだかよくわからないタイプのってあるよね。
桃 えっ、どういうこと?
き えっと、ホラ。『ハルヒ』のSOS団とか、『はがない』の隣人部とか……『俺ガイル』の奉仕部とか!
青 うん。部活動そのものではなくて、その部活に集まった生徒たちのコミュニケーションを楽しむタイプの作品だね。
き そうそう!それそれ!そういうのもアリだよなぁ。
桃 いいねぇ!面白いよねぇ!
き んー……何かアイデアは……ふむ。
桃 きぃちゃん、思いついた?
き 「女装部」ってどうよ?
桃 ……女装?
き うん。男子が3人くらいでさ、毎回女装して、部室でグダグダ話すだけの作品。
桃 うーんと……なんで女装?
き あー、それねぇ……なんでだろ?
桃 えっ!そこ重要じゃない!?
き うーむ……。
青 たぶん……「してみたかったから」じゃないかな。
き それだな!
桃 ……。
き ……。
桃 ……えっ!?それだけ?
き ん?
桃 アレ……男の子って、「してみたかった」ってだけで女装するものなの!?もしかして私が知らないだけで、男の子ってそういう感じなの!?
き いや、知らんけど。
桃 えっ……。
き まぁでも、うちの弟なんて見てると頭空っぽだからなぁ。あいつがいつ女装しても、私は驚かないね。
桃 そっかぁ、そうだったのかぁ。……えっと、それで女装して何を話すの?
き そりゃまぁ、「そういやお前さ、すね毛の処理ってどうしての?」「あー、オレ、元々ツルツルだから」「そっかぁ……」「……」「……」「……えっと、お前は?」「あー……まぁ、ぼちぼちね」「……へぇ」みたいな。
桃 なんかよくわからないけど、生々しいね……。読んでる内に赤面しちゃいそうだよ。
き 基本的にはいつも同じコスチュームなんだけど、たまに誰かが衣装を新調したりすると、「おっ!……アレ……それ……」「あー、うん」「へぇ……」「うん……まぁな」「……いいじゃん」「おっ、おう……サンキュ」「ああ、いや……」なんて。
桃 ヒャー!なんかこそばゆい!!
き 2人とも頬を染めて、俯いちゃったりしてね。
桃 キャー!
き さらに、ちょうど窓からは夕日が差し込んでくる。
桃 くっ、苦しい!よくわからないけど胸が苦しいよ、きぃちゃん!!
き おおっ!桃ちゃんが悶えてる……。
桃 あの……きぃちゃん……その……つっ、続きは……?
き おおっ!桃ちゃん、そっち系かぁ……。
桃 えっ!えっ!?
青 きぃちゃん、金脈を掘り当てたかもしれないね。
き おおっ!
青 桃ちゃんに試読してもらって加筆修正していけば、傑作が生まれる予感がする。
き マジか。私、そっち系いけっかなぁ……。
タイトルは「ゆるばら」で決まりー!!
明日も見逃すな!!(毎日更新中)
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