見出し画像

『財政と民主主義』への弁明

2024年5月の100ハブ・・・

当財団神野直彦理事長(東京大学名誉教授・経済学)が先だって『財政と民主主義―人間が信頼し合える社会へ』(岩波新書)を上梓されました。
今回はこの機会に“特別版”としてこの内容をベースに発表をいただき、その後、牧野先生を交えて、質疑・ディスカッションを展開しました。

前回4月の当100年ハブで生涯教育、デモクラシーがご専門の明治学院大学社会学部・坂口緑教授「デモクラシーとは何だろう?~デンマークの事例から」をテーマに発表いただき、デンマークのケースを取り上げていただきながら、社会の基盤としての民主主義の在り方を具体的にディスカッションしました。
これからの日本の社会のデザインはどうあるべきか? 当財団の根源的な問いでもあります。その基本に民主主義があるのではないでしょうか?
人間が大きな危機に直面するいまこそ、人々が当事者として共同意思決定を行い、自らが社会基盤の構築や社会サービスの運営に関わっていく「人間を目的にする社会」を目指すことが重要なのではないか?そのために財政も発動されるべきではないか?―
神野先生に課題提起をいただき、広く深くディスカッションを展開しました。

街づくり、コミュニティーの再生、事業の再構築、人的資本そして人びとの生き方や生きがいなどをテーマに関わる当財団、当ハブに関わる皆さまの基本となる考え方でもあると考え、今回は財団活動や各研究会にご参画の皆さまに幅広くお声がけをし、お考えを聞かせていただきました。


いいなと思ったら応援しよう!