無職なのに251万円溶かした話。
どうも、お久しぶりです。無職さんです。久しく記事を更新していなかったので、万が一このnoteという空間の中でしか私のことを認識していない人がいた場合は、失踪したのかと思ったことだろう。今回は、この間に、主にここ半年で何があったのかについて書き記そうと思う。いや、正確にいうと何をしたか。
きちんと言葉を選んで書くので冷静に落ち着いて受け取ってほしい。
251万円を溶かした。251万円を溶かしたのだ。そう、251万円。私は、251万円を溶かした。完膚なきまでに、溶かした。251万円。きれいになくなってしまった。251万円が、忽然と姿を消した。
さて、何をしたか(What)ついてはもうこれくらいでいいだろう。では、いつ(When)か。それについてももう書いたな。どこで(Where)というのはこの場合それ程問題ではない。まあ、この記事を執筆している時点では、牢獄の様な場所に居る、とだけ伝えておこう。しかし、監獄のような場所、と監獄とでは意味が天と地ほども違う。誰が(Who)というのはもちろん、この私のことである。では、残る疑問は、一体どうやって(How)というところだ。シェイクスピアのハムレットの台詞を借りよう。
『 そ れ が 、 問 題 だ 』
1/15
正月の残り香もようよう薄くなりゆく世間に一抹の寂しさを感じつつ、令和の後ろに来る数字が4から5へと変化したことへの違和感が早くもなくなりつつあることに驚きながら、私は考えていた。何を?今年の投資方針である。昨年の投資成績はまあ、可もなく不可もなくといった所で、少なくとも減ったわけではないといった感じだ。エコノミストを自称する世間のおじさん達は、今年は円高株安になると声高に叫んでいる。その評論を真に受けた訳ではないが、確かにこの時期には株価が上がりそうもない気配が蔓延していた。
1/27
今年の投資方針が決定した。私の考えでは、今年上半期のいずれかのタイミングで、YCCの修正・撤廃、長期金利の変動許容幅の拡大などの金融引き締めが行われ、日本株の株価が大幅に下がるはずだ。ならば、私が買うのはそう、日経ダブルインバーズだ。私はこの日から保有している日本株を売却し、日経ダブルインバースを買い始めた。
4/27
損失が50万円を超えた。ナンピンする。
5/20
損失が100万円を超えた。ナンピンする。
6/4
損失が150万円を超えた。ナンピンする。
6/20
損失188万円で損切。日銀の緩和維持を受けて半導体銘柄を集めだす。
6/22
買ったソシオネクストがその日のうちにストップ安。一晩で62万円の損失。
6/23
朝の時間外取引で損切するも、日本で2番目に安い金額で売ってしまう。絶望。
以上が事の顛末だ。
なお、私は日経ダブルインバースを購入するために、大量の日経株を処分している。おそらくすべての選択肢の中で最も悪いルートを辿っているだろう。ここ数カ月、記事を更新することができなかったのは、絶望に打ちひしがれていたからである。
だが人間とは不思議なもので、この絶望にも1カ月もすると次第に慣れてくる。任天堂SwitchやPS5と違って、どれだけ絶望的な状況になってもゲームオーバーなどなく、否、ゲームオーバーだとしてもその後の人生を生きてゆかねばならないのだ。だとすると、私が採るべき行動は251万円を失った悲しみに成す術なく打ちひしがれることではなく、少しでもその損失を和らげるための善後策を考え、実施することであろう。
この場合の善後策とは、もちろん金策のことである。251万円を失ったが、経験という何にも代えがたい価値のあるものを得た、などというセルフマインドコントロールでは乗り越えられる金額ではない。もちろん、資産が4桁万円以上あったのであれば別であるが、私はなにもFIREした訳ではないので、○○○万円から251万円を失ったのだ。棄損した資産の割合が大きすぎる。考え方だけで乗り越えられる問題ではない。
そして古今東西ありとあらゆる金策について、その実現可能性とそれにかかる時間的人的リソースを考え、現在進行形で実施中である。そういえば、私がこの記事を書いている現在の場所(Where)について詳細な説明がまだだったので、最後に少しだけ言及しておこう。
7/25
東京の病院にて入院中。
果たして、何故入院しているのか。
『 そ れ が 、 問 題 だ 』