日記:キメラアント編 2024/12/16

キメラアント編、読み終わりました。

ちょっとね…あれでした。
舐めてました。
すんません。

グリードアイランド編もね、面白かったんですよ。普通に。
それまでの話よりもさらに能力バトルの色が濃くなって、頭脳戦や相性を下地にした先の読めない戦闘。

この時点でもう面白さがほぼカンスト状態なのに、それを超える面白さがキメラアント編で打ち出されるとは…。


キメラアント編は生物としての「意志」の持つ力のありようをめちゃくちゃ力強く描いていると思う。

そこにいるすべての存在が自身の信念や道理や義に従って行動するので、誰が勝っても正直なにも文句が言えない状態だった。何なら蟻が生き残ってもまぁいいか…とすら思うかもしれない。

後は個人的に、「名前」が結構重要な要素として扱われていたのがなんだか嬉しかった。概念の元には言葉があって、認識を人の中に固着させるためには「名づけ」という儀式が必要不可欠だと思っているので、取引の条件になるほど名前というものが重大に扱われているのに勝手に納得していた。

一番好きなキャラは…やっぱりメルエムかな…次点でシュート。
何故シュートが好きかは自分でもよくわからないが、やたらと印象に残っている。

一番好きなシーンはこれもまたベタだけど、あの最後らへんの真っ暗な数ページ全部。一人で勝手に泣いてた。むしろ泣かないわけない。


これで今まで持っていたHUNTER×HUNTER読んだことないという負債が無くなってちょっとすっきりした。

まだ続いているのは知っているが、友人曰く今のシリーズが全然終わる気配がないのと、本当に面白く終わるかがわからないので、終わって面白かったら読むのを勧めるとのことだった。

ソムリエかよ。

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