今日の朝食 ボロネーゼの朝
099 ボロネーゼ・パンという選択
寝不足なれど、昨夜は充実した時間だったので超元気な朝、冷蔵庫の中には昨日のミートソースの残りが鍋のまま入っている。蓋を開けてみると、しっかり寝かしたので、いい感じになっていた。さて、温めて焼いたパンにのせて、と思っているとミートソースは恨めしげにしている。「ここまでやっておいて、一晩寝かせて。ゆすり起こして、のせパンですか。それはないですよ」と言わんばかりの波動が伝わってくる。まあそりゃそうかもと思い、探してみると少量残るパスタもある。おー、そうだ焼きそばパンならぬ、ボロネーゼ・パンで食べよう。
目見当でフライパンにソースを移し温めて、沸かした湯に塩を入れてからこちたもバサッとパスタを入れる。アルデンテに茹で上がってソースと和えるとまあちょうどよく1人前のパスタになってしまった。同時進行のトーストも焼き上がった。パスタのお皿にパンを突っ込んだように見えるかもしれないが、左右で挟まれている以上、ボロネーゼ・パンなのだ。こうなると、粉チーズとタバスコを加えて、喫茶店風に仕上げたい(決してカフェではなく)。コーヒーは、フレンチローストを濃いめにドリップした。
いやいや、このパンチの効いたモーニング・セットを侮ることなかれ。かなりうまい。普通にパスタだけでも良かったんじゃないのなどと思ってはいけない。ナポリタンを挟んだスパゲッティパン的なものは見かけるが、ボロネーゼ・パン、しかもトーストで挟む自由形は自分の中で新しかった。満足して1日が始まった。ミートソースもラグー・アッラ・ボロネーゼ・パンとなって昇華していった。