今日の朝食　コーヒーゼリー

292　結構うまくできたコーヒーゼリーとトースト。

　いつごろ食べたのか思い出せないけれど、コーヒーゼリーっておいしいと思ったことがあった。最近、そのおいしかったという記憶だけが甦り、食べてみたいのだが、どこのどんなコーヒーゼリーだったのか思い出せない。冷えたグラスの中でプルンっと固まるコーヒーをスプーンで切り取りながら食べる至福の時を思い描いてみた。

　昨日のこと、そうか自分で作ってみればいいのか、と思いついてレシピを調べてみると結構シンプルだった。

　春の終わりに、ザッハトルテと一緒に届いたコーヒーがまだ残っていたので、400ccほどのコーヒーを淹れてオリゴ糖で甘味をつけて、水で戻したゼラチンを混ぜて小さめのグラスに注ぎ入れて粗熱を取って冷蔵庫に入れた。

　ちょっとゼラチンが少なかったかなと思っていたのだが、ちょうどいい柔らかさに固まった。ミルクがないので、オーツミルクを少し注いで食べることに。朝食だから、バタートーストと熱いコーヒーも用意して食べた。シンプルでうまい朝食だったが、コーヒーゼリーの味わいは格別だった。やはり、あのコーヒーゼリーは、夏の日に食べたような気がした。仄かな甘みとコーヒーの香りが心地よく、オーツミルクも十分においしく感じられた。簡単だし、また作ろうと思えるデザートを発見した朝だった。