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今日の朝食 犬に似たパン
100 バター・トーストとアイスティー
昨日切って食べるのをやめたパン。寝不足の朝イチに焼いてみると、昔知っていた犬の顔に似ていた。父に懐いていた茶色い犬か、家に長く暮らしていたクロという犬か、伝次郎という名付けた犬か、正確に思い出せないが、犬のことを考えながら食べた。犬が欲しいとか、犬が飼いたいとかではなく、漠然とパンに似た犬、いや犬に似たパンが頭を占拠した。アイスティーを飲み干してから、熱いコーヒーを一杯もらって出かけた。
この3時間半後、メトロの二重橋駅改札から、JR東京駅まで走った。PORTERのキャリーケースと一緒にひた走る。4輪のキャスタが静かに駆けていく。う〜ん、朝のパンはこのデジャブのような、あるいは予知のようなものだったのか。息切れしながら1分前にホーム到着。セーフだった。もう犬のイメージは湧かない。