ときどきお弁当005 浅田のお弁当「茜」
7月10日夜、大手町浅田の新しいお弁当を食べる。
また週明けから緊急事態宣言なのだという先週土曜日の夕方、銀座や日本橋に比べたら少し人出が少なく感じる大手町で、頼んでおいた大手町浅田のお弁当「茜」3,240円をピックアップして家に戻った。
こちらは、先月から新たに始まった大手町浅田のお弁当だ。週末なので、少し早めに夕食を5時半過ぎから、食べ始めることにした。料理をつまみながら、日本酒を合わせてみようと、黒龍の夏しぼりの小瓶(300ml)を冷やした酒器に移して飲んでみた。これが料理とよく合った、どちらもうまい。穴子八幡巻ですっかり味をしめて、鱧小袖寿司も一口食べて少し飲んでと言った具合に、久々に飲む日本酒に少し酔いながら、快調に食べ進める。
鬼灯が、夏らしい雰囲気を盛り上げてくれるのだが、その中身は牛山菜メンチカツが入っている。思わずニンマリして一口。冷めてもおいしい揚物で、さらにお酒がすすんだ。揚物好きにはたまらない演出でもある。ゆっくりと飲みながら食べられる楽しいお弁当だと思った。週末のひとときに、食事を作ることを忘れて家でのんびりな人に超おすすめ。
今年は、緊急事態宣言のおかげで外で食事と一緒にお酒を楽しめる機会が激減してしまった。やはりおいしい料理に合わせたお酒があると、食事はさらにうまさと深みが増すように思う。
お酒も飲んで、食事も終えたころには、外にもすっかり帳がおりて夏の夜に向かう感じなっていた。お茶は、名水(のつもり)で点てた薄茶に、赤坂塩野の常盤松最中で夕食を締めくくる。ちょっと楽しい週末のお弁当のはなしでした。