ふたつめの投稿 【さくらが好き】
2021年5月3日。大型連休も気付けば残り2日と数時間です。
皆様にとって有意義な時間になりますよう!
2日前に初めての投稿をさせていただきました。note歴、たったの3日です。笑
いいねをいただきまして、本当にありがとうございます!投稿してから色々気付くこともありますが、今のところは良い感じに続けられそうな気がしています。これからもどうぞよろしくお願いします。
さて、タイトルにもあります【さくら】が今回の主役です。
2日前の投稿でも、唯一さくらだけ絵文字を採用していることにお気付きになった方もいらっしゃるかもしれません。
私は、さくらという花が大好きです🌸
今回はそんな話をさせていただきます、どうか最後までお付き合いいただけますと幸いです。
① さくらとはどんな花?
さくら( Sakura、Cherry blossom、Japanese Cherry )
分類: 植物界 > 被子植物門 > 双子葉植物綱 > バラ亜綱 > バラ目 > バラ科 > サクラ亜科 > サクラ属(又はスモモ属>サクラ亜属)
分布: 北半球に広く生息、中でもアジア>日本や中国、朝鮮半島に種類が集中
開花時期: 3月〜4月
花言葉: 「精神の美」「優美な女性」(種によって意味は色々)
「ソメイヨシノ(染井吉野)」「ヤエザクラ(八重桜)」「シダレザクラ(枝垂桜)」「シロタエ(白妙)」など、種類の名前を聞いたことがある方も多くいらっしゃることと思います🌸
そもそも、なぜ日本という国はこんなにもさくらを大切にするのか?
その歴史は遡ること、平安時代の頃から花見や鑑賞用としての"花"=さくらという位置付けが確立され、和歌や俳句をはじめとして、絵画や音楽、落語や家紋まで…様々な文化作品に多く登場してきました。
ここまで愛されるようになったのには、さくらという生態や様相が日本人の精神や季節感に大変合っているという話。例えば…
「春を象徴する花」… 厳しい冬の終わり、華々しい春の訪れ、そして1年の始まりを伝える花として愛でられてきた、今では"桜前線"などと報じられ満開の季節が注目の的に
「諸行無常、死生観」… 一瞬にして咲き乱れ、半月も経たずして儚く散る様子が、昔から日本人の感覚に同調しているとされた
「見た目の美しさ、愛らしさ」… ピンクを基調とする花×1本に多くの花が咲き誇る様子が多くの人々の心を惹く魅力に
こういった感覚が日本人に特に浸透しているとされていますし、最近では海外からも注目度が高まってきました。
皆様にも、確かに!と感じられる節がありますでしょうか?🌸
② 私がさくら好きである理由
そんな日本人の中でも、私はさくらが"特に"好きな日本人の中の1人であることと自負しております。笑
その理由はいくつかあります。
まず1つ目は、私の出身高校が"桜"丘高校ということ。
部活動(吹奏楽部)では、事ある毎に"桜ブラス"という名前を掲げたり…描いたり…叫んだりなどして活動をしてきましたし、それだけさくらという存在には親近感がありました。
特に、印象的であった出来事が1つありまして。
桜丘高校というくらいですから、校内には昔から大きな桜の木が植えられ、毎年春の時期を華やかに飾っています。春とは「出会い」と「別れ」の季節でと言われますが、特に印象的であったのは「別れ」の局面。
私がその学校を卒業する年度は、2月3月になっても大雪に見舞われる年でした(受験日も"滑らない"よう本当に大変でした…)。卒業式の前日、式の予行練習で久々の登校日でありながら、この日も大雪。体育館で予行練習後に除雪のために待機指示が出るほどの積雪量でした。
今年は最後まで大変だなぁ…と思い、指示に従い教室に戻ると、窓からは雪の隙間から桜が咲き誇るなんとも幻想的な光景が…!!!
写真が残っておらず、この感動が共有できないことをこんなに悔やまない出来事はなかなかありません、別れを惜しむ友人達と感動を味わっていました。
この時から明確に、私の中でさくらという花の存在が特別な存在になったことを、今でもよく覚えています🌸
2つ目は、春という時期に思い入れが大きいということ。
自己紹介でも記述させていただきました通り、私は音楽のみを専門的に学んでいたのではなく、教育の人間としての道も歩んでおりました(この道を諦めているわけではありません、その詳細はまた後日)。
自己紹介の投稿も、よろしければぜひご覧いただけますと嬉しいです。
既にいくつかの学校で年度を超える瞬間に立ち会っており、毎年様々なストーリーが私の前で展開していくのを見てきました(時折に私もその中に入らせていただきつつ…)。
吹奏楽部ですと、夏の吹奏楽コンクール、文化祭などの印象も大きいですが、やはり年度末の瞬間の出来事は思い出に外すことは出来ません。いただいた色紙などは全て見えるところに飾ってありますし、涙ながらに思いを語ってくれた生徒も、卒業後数年経つ今でも連絡をくれる生徒もいます、全てが私の大きな心の支えです。
逆に私自身も未熟な人間であり、うまくいかなかったことも過去に多くあります。その生徒たちとの別れ際も本当に印象深いです。最後にうまくいった生徒もいれば、大失敗してしまった例も…。
彼らには申し訳ない気持ちを第一に抱きつつも、起きたことを二度と繰り返さないように、そしていつかはそういった日々を少しでも教訓があったと感じてもらえる人間に私自身がなれるよう、自身を奮い立たせてくれる出来事となっています(綺麗事で済ませる気は毛頭ありません、仮に反面教師でも本望です)。
様々な経験を積みつつ、現在も現場に立ち会えることに何よりの幸せを感じています。私自身も日々アップグレードしなければならない。
それらの出来事の背景には、いつもさくらの存在がありました。花を見た時、色々なことを思い出します🌸
そして3つ目は、さくらを題材とする私が大好きな曲があること。これは次の項目以降で紹介させていただきます。
③ さくらを題材とする吹奏楽曲
前述した通り、1,000年以上も前から日本文化に浸透してきたさくらは、現在でも様々な作品などで登場しています。
全て挙げるとキリがないほどの量ですから、この投稿では"吹奏楽曲"の数曲に絞ってご紹介させていただきます🌸
桜華幻想 / 福島 弘和
2005年群馬県立前橋東高校の委嘱で作曲。氏の代表的なレパートリーの1つとしても広く知られており、吹奏楽コンクールなどでも頻度高く聴かれる。和風に仕上げられた中で転調などを繰り返し、色彩豊かな且つドラマチックな曲調が見事。
さくらの花が咲く頃 / 真島 俊夫
佐倉市民音楽ホールの委嘱で作曲。開始から氏の持つ色彩が爆発しているようで、まるでさくらが舞い踊るかのような情景が目に浮かぶ。6/8のリズムが華やかな雰囲気を助長するかのようで、吹いていても聴いていても気持ちの良い一曲。
花の香 桜〜桂花〜薔薇 / 天野 正道
楽曲は明確に3つの部分(=各花に対応)に分かれており、その"香り"に注目して作曲されたのだそう。冒頭は技巧的なS.Sax.のSoloから始まり、和の打楽器と西洋的な響きとが幻想的に展開、たちまち春の景色に聴き手を誘ってゆく。
桜花の光跡 / 高 昌帥
華やかさと美しさとを兼ね備えて表現したかのような曲でありながら、氏の作風の色も全開、とてもアクティブに前向きに終始進行してゆく。様々な音楽が連続的に展開していく様子は、さくらの持つ多面性そのものを印象付けるかのよう。
閾下の桜樹(いきかのおうじゅ) 吹奏楽のための / 中橋 愛生
2008年作曲。日本人の意識下(≒閾下)に浸透したさくらの存在を描いた曲。古謡《さくら》の旋律を多く使われているものの、反行、逆行、断片的などであるがゆえにはっきりとは聞こえにくい、なのに確かな"桜"の姿が印象に刻まれる。
作品に優劣をつけるということではありませんが、あまりに投稿自体が長すぎるのも良くないと思いますので…(既に長いですね…もう少しお付き合いくださいますよう…)。
以下2曲、特に私が大好きな曲はぜひ動画までご視聴いただけましたら何よりのことと思います🌸
④ 私の大好きな"さくら"の曲 (動画あり)
私がことある毎に聴いている曲を"2曲"紹介させてください!
2曲目の方が現在の知名度は少ないでしょうか…?大変魅力的な曲、ぜひ広めていきたいと思っております🌸
《 さくらのうた / 福田 洋介 》
言わずとしれた吹奏楽界に名を刻む名曲。氏の代表曲と言える曲であり、最近ではアンサンブル編成やソロの一曲としてもレパートリー化されています。始まりは2012年全日本吹奏楽コンクールの課題曲Ⅰであったことを、今どれほどの方がご存知なのでしょうか…?
実は、私はこの曲が課題曲になった年にリアルタイムで高校生でした。残念ながらコンクールでは取り組みませんでしたが、その後には演奏も指揮もさせていただく機会があり、この曲の旋律の美しさ、ドラマメイカーな展開に何度酔いしれたことか…私にとって大変印象深い曲です。
ここでは、まさしくこんな演奏が素敵だろうな…という演奏を1つご紹介。
そして、そこに添えるのはどうかと思いつつ…色んな楽しみ方をしたくなってしまった一例もよろしければご査収いただけますことを…()
《 交響曲第五番「さくら」/ Alfred Reed 》
日本の吹奏楽という文化の発展に大きく関わってきたAlfred Reed氏。彼がもしいなければ、ここまで全国に吹奏楽は広まっていなかったことでしょう。
彼はアメリカの作曲家です、つまりここで紹介する作品の中では、唯一の邦人作品以外の曲となります。一度お聴きいただければその色彩の違いはお分かりになることでしょう!演奏者も日本人ではありません。
出だしの一音から奏でられる瞬間の香りすら感じられそうな美しい冒頭、曲全体を通して一番好きな部分は実は冒頭なのです。(お時間があまり無い方、ぜひ冒頭1,2分だけでも!笑)
そこから様々な表情を持ちつつ豊かにシンフォニックに展開していく音楽、到底20分強という時間を料理させられたとは感じさせない魅力です。中でも2楽章では、明確に《さくら》の旋律が使われていますが、この彩色もどこか日本風と異国情緒をうろつくかのような、非現実的な空間の演出に心奪われます。
実はまだ、私はこの曲を聴いたことしかありません。それも動画サイトのみで、生の演奏すら出会えたことがありません…。いずれは立ち会いたいですし、自身で指揮を振ることも目指しております。一緒に叶えていただける方、大募集です笑
2021年はAlfred Reed氏生誕100周年でもありますからね!!🌸
…もっと語りたいです()
が、ここまでとさせていただきます。1つの文章にこんなにもさくらを絵文字を使うこともまず無いことでしょう…(さて、本文全体を通してさくらの絵文字はいくつあるでしょうか!?笑)
せっかく日本人として生を受けたのです、特有のものは今後も存分に楽しんで行かなくてはと感じます。後半は曲語りが過ぎましたが、私にとってさくらという花の存在はそれだけ特別であり、日本の良きところとして今後も大切にされていくべきものだと感じます。
いずれは私もさくらを題材とする曲を書いてみたいな…いつの話になることか。
そういった意味で 桜×吹奏楽 とはまさしくな組み合わせであり、これから更に深く味わえることになっていければと思います、ぜひ皆様も!🌸