雑感、2022年を振り返ってみる
久々の投稿にて、最近の思うことをそのまま綴ってみます。
些か「読みやすさ」という要素が犠牲になっている部分がありますので、物好きの方のみこの先はお読みいただけますと幸いです🙇♂️
また、Twitterなど不特定多数が気軽に閲覧できる媒体よりは、選択して閲覧することができる分“攻めた”内容が散見されると思います、予めご了承ください。
2022年、大晦日。年の瀬も年の瀬です。
今年も本当に色んなことがありました。
大きな目的のもと、わがままを言いながら学生を8年間もやらせていただいたのも今年3月で卒業、合計7回もの卒業(園)式を迎え(…!)、一個人として何が求められるかを本格的に模索し始めることができた1年目。
仕事は、肩書きを「作曲家/編曲家」とか「吹奏楽指導者/教育者」とか「運営統括/音楽監督」とか、言い方悪くすれば「ニート」とか(笑)、色々なものを持って活動してきました。どれも私にとって全て根幹は同じなので、早いところ実績や環境を作って1つの言葉に収束できるようにしたいところです。
会社を立ち上げて「代表」と言ってみたり、新しく「吹奏楽家」とか名乗ってみるのも、とても良い。
それぞれの専門性を深掘った皆様からすると「何言ってんだこいつ…」「あなたは結局何者なんですか?」ということにもなり兼ねませんが、あちこちと触れているからこそ見出せている視点や財産を感じており、風当たりが悪いことも最近は苦に感じないことが多くなりました。どんとこい!という意気込み。
しかしながらこの「挑戦」や「深化」の段階にも、そう長くは居続けることはできないということも感じています。“安定”や“社会的地位”を欲する段階が待ち受けている中、結果主義な社会に対して“息苦しさ”よりも“覚悟”を持って臨むことが重要だと考えています。
延いてはその“覚悟”を、より具体的に、より現実的にしていくような努力も、同時に求められる姿勢なのではないかと。
こんな自分勝手な性分でありながら、関わってくれる周りの皆様には、感謝してもし足りません。感謝という言葉では到底表し切れない感謝の気持ち、という大きな矛盾を抱えて日々を生きるこの頃でございます…。
まさに今、この文章をお読みくださっているような皆様。いつも本当にありがとうございます。一人一人にお礼を言いに行きたいところを、今後の活動でお返ししていかなければ…!といった所存です。
さて、今年1年を経てということですが、
私の人生に一つの【テーマ】を意識し出す1年でした。
その【テーマ】とは、
この世界は“音楽”などを通して、もっと平和で、もっと幸せなものにしていけるのではないか?
というものです。
ありきたりに感じるかも分かりませんが、私の全ての活動の原点となるエネルギーは常に、この可能性に挑戦していくものでありたい、と思い至りました。
どの立場から音楽に立ち会っている時でも、目前の音楽を「楽しむ」ことに勝るようなモチベーションは無いなと、最近強く感じます。
「指導者」としては、コンクールなどの結果に囚われた指導方法などは到底あり得ない、生徒一人一人と一人間として接したいですし、
「運営者」としても、どんな細々とした事務作業でも、常に本番の瞬間や楽しみを意識しながらテンションを維持していますし、
「作編曲家」としても、自分が楽しくないと作業に本腰が入らない、世に出したいとは思えません(これは私が未熟なだけな部分も含みます…)。
どの立場で仕事をしている時でも、様々な視点から「楽しむ」ことを多くの方々と共有できる人間でいたいと同時に、それが難しくなるような原因に対しては事前に対策を講じておきたい気持ちもとても強いです。
だからこそ、日頃からの練習や準備が大事、日常の言葉遣いや姿勢が大事、考え方が大事だと考えます。
指導校でも機会があれば、度々「言魂(コトダマ)」という話に触れます。日頃より自分から発信している言葉が、自分自身を形成していると。自分から発している声は、自分自身が一番聴いているものだと。
日常がネガティブな言葉ばかりであれば、自然と思考回路も気持ちも、人生そのものもネガティブな方向に傾いていきます。医学的に健康的な影響もあるのだと信じることも、昨今の情報網ではでき得るかもしれません。
こんな負の連鎖をしている状態で、楽しい音楽など辿り着ける余地もないし、教えられる訳がない。なので普段から、私自身のことを「スーパーポジティブマン」だなどと周りには言いふらしています。笑
これに基づいた行動が、今年は特に多かった気がしています。
自分自身では、【テーマ】が明確に決まったからこそ、今まで以上に必要なことなのではと思い至ったからこその行動なのではと分析しています。
「音楽」とは「会話」。
この原点を振り返ると、現在の私の活動は後に、とても大きな恩恵に辿り着くことができ得るのかもしれないと確信し、より一層の積極的な歩みを今後も続けていきたいと強く決心した大晦日でした。
前述した【テーマ】に関してもう一つ深堀りしていくと、
“音楽”「など」としていることにも考えがあります。
“音楽”という媒体は基本、「音」を用いて表現をする芸術とされます。
基本的には誰でも気楽に触れることのできる分野であり、「好きな音楽は何?」という質問には、小学生でさえも何かしらの回答を持ち合わせていることが多い、実に身近な存在の一つであると言えるでしょう。
しかし、媒体を変えれば全ての芸術は繋がります。
「色や形」などを使えば絵画となり、
「文字」を使えば俳句や短歌となり、
ここまではイメージがしやすいものでしょうが、
「建材」を使えば建築物も芸術の対象となり得ますし、
「衣服」を使えばファッションの世界にも結び付き、
「カメラ」などを使えば写真や映像も大いに追求できます。
列挙し出せばキリがない程の芸術の分野が、世の中には数多く存在します。
全ての芸術に共通していることを挙げようとすると、私は「第三者へ“伝える”行為の一つであること」「“美”という概念があること」と考えました。無論“音楽”にも同じことが言えると思います。
数々の芸術分野の1つに焦点を当てているに過ぎない小生は、果たして音楽というものだけに芸術や魅力を見出そうとして良いものが生まれるものかと。
これに関しては数年と考える節があったのですが、今年を通してはっきりと「否」であると考えるようになりました。
しかし、音楽と同等に熱量高く、他の芸術にエネルギーを割くことは、残念ながら到底不可能であるため…、
責めて毎日のように触れている「言葉」に関しては、自分自身が持っている伝えたいことや、活動の魅力などを巧みに発信することのできる媒体にしていきたいなと過大視するようになりました。
この思考により、現在の主な仕事先である教育現場にも大いに生きる他、前述している「言魂」の話に則ると、一人一人の〈人生そのものが芸術〉と捉えてみるのも健全かな、と導かれます。
私自身の人生は、私自身で決し、私自身で“ダンスをするように生きる”。
これは、アルフレッド・アドラー氏が提唱した「アドラー心理学」に共通するものがあります(直上“ ”内は『嫌われる勇気』の一部を引用)。
目的の有無に関わらず、人生における「今」に対して自分自身が汗をかき、そんなモチベーションで“音楽”に取り組んだものこそ、身近な幸せや周りへの良い影響、延いては世界そのものに対して、少しでも良い変化がもたらされていくのではないか、という筋道です。
思考の始発点は常に自分自身であること。
大きな目的だけでなく「今」に焦点が当てられていること。
人生自体に芸術という価値観を置いてみること。
【テーマ】にある「など」には、“音楽”だけでないあらゆるもの、延いては人生そのもの、という考えでした。
しかし、私に発揮できる最たる媒体は紛れもなく“音楽”であり、“吹奏楽”なので、この輝きを失わず、更に磨きをかけていくことが、今後への大きな課題です。
という、ここまでまとめてきたものが、私がしていきたい人生という芸術、ということになります。
↑この文はとても分かりにくいですね…。
あくまで私が、音楽に限らず今後をこんな形にしたいという思考を言葉にしたものであり、私自身が理想とする芸術(=人生)を綴ってきたに過ぎません。
同調できる方々と集まって同盟を組みたいんですとか、皆様にもお勧めなのでぜひ考え改めてみてくださいとか、アドラー心理学読んでみてくださいとか、そういうことを訴えたい訳では断じてないです。
むしろ、様々な人生の「色彩」と言えば良いか、「音楽」と言えば良いか、芸術に触れることで沢山の刺激を受けたい気持ちの方が強いです。多様性を楽しむ姿勢を持って、今後もより楽しめる生き方を模索していきたいと考えています。
皆様、今後とも暑苦しい長門を、どうぞよろしくお願いいたします。
長々と綴ってしまいましたが、要するに、来年はnoteを用いて今以上に発信活動を活性化させてみようかと画策している、ということです。
半分強は本気ですが、半分弱は思い付きです…もしかすると、あまり信用しない方が良いのかもしれないです()
というのも、自分自身の考えなどをもっと積極的に発信していきたいとは以前より考えていたのですが、しばらくは仕事のリズムが不安定でまとまった文章での投稿は難しいと判断をしていた他、不特定多数が気楽に閲覧できるSNS系統は、年数を重ねる毎に粗探しのような思考が目立ち、発信活動するにはあまり適さない媒体であるように感じています。
これはSNSが悪いのではなく、そういう時代なのかなと。仮にいくら良い発信活動をしていても、埋もれるか隙を突かれるのが関の山。そんなこんなと漠然と考えていた最中、眠っていたnoteのアカウントを見返すことで閃いた次第であります。
それでは皆様、良いお年をお迎えください。
皆様にとって、来年が良い音楽、楽しい音楽に巡り会えますことを。
長門 佑紀