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映画「えんとつ町のプペル」で観た、世界が確かに変わる瞬間

公開前日、大好きなYouTubeチャンネル「カジサックの部屋」で、カジサックファミリーが歌う映画の主題歌「えんとつ町のプペル」のミュージックビデオがアップされていた。「あ、明日か、そのうち観に行こうかな」ぐらいに思っていたのだけれど、その動画になんだかとっても感動してしまい、歌が頭から離れなくなり、すぐに初日のチケットを(舞台挨拶中継付きで)予約した。

最初から最後まで印象的なシーンばかりで、大事にしたいメッセージがたくさん詰まっていて、それらを一つずつ噛み締めるには少し展開が速く感じて、もう少しゆっくり観たいなと思う程だった。絵本を予め読んでおいたら良かったかもしれないし、また改めて観ても良いかなとも思った。観る人によって、また観る時によって、心に刺さる場面がいろいろありそうな映画だった。

ルビッチの、

『星があるかどうかわからないけど、ないこともわからない』

という言葉は本当に良かったし(きっとこの先何度も思い出すと思う)、終盤のシーンでローラが熱く語る姿も最高にかっこよくて良かったけれど、最後の最後、それまで外の世界を隠すことに必死だった人が、それを諦めて何かを言ったシーンがまた印象的だった(何て言ったのかという肝心な言葉は忘れてしまった)。世界を変えようとする人たちがいれば、必死に世界を変えさせようとしない人たちがいる。でも世界が確かに変わる瞬間が、そこにあったと思う。


『映画 えんとつ町のプペル』https://poupelle.com/

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