Laz選手、今までありがとう。あなたがミスターVALORANT
これを描いている少し前、ZETA DIVISIONのLaz選手の引退発表を見ました。
ファンの間ではもうだいぶ前からわかっていたことでしたが、改めて公式に情報として出ると、発表されてしまったか・・・という気持ちになりますね。
2020年にVALORANTがリリースされてから実に丸4年。
あなたのおかげで、実に長くて楽しい時間でした。
僕があなたを初めて知ったのは、はっきりとは覚えていませんがおそらくSmashlogの動画だったんじゃないかと思います。
リリースから1年経ったころ、友達に誘われて初めたVALORANT。
攻略動画を見漁って、すぐ毎日のライフワークになったVALORANT。
競技シーンを見るようになるのにそれほどかかりませんでした。
少しずつ日本のチームに詳しくなって、選手に詳しくなっていって、試合を楽しみにするようになって、その中心はいつもAbsolute JUPITERとCRで、Lazさんの活躍を楽しみにしていました。
AbsoluteがZETA DIVISONにリブランディングされ、より多くの人を巻き込んで大きくなっていくのにワクワクしまいた。VALORANTシーンとともに、有名ストリーマーを巻き込んで。日本一のプロゲーミングチームになっていく。
そして世界へ行くZETA DIVISION。
2022年のレイキャビク。世界3位まで上り詰めるその道程を、昼夜を逆転せながら見守りました。
#ZETAWIN とは言うものの脳裏をよぎる、世界の壁は厚い、期待しすぎてがっかりしたくない、日本のチームが世界で結果をなんて欲張りすぎ、そんな裏腹な感情。
それを1試合1試合。ZETAは裏切り続けてくれた。
『1勝したい」『もう1勝したい』。
それがいつか『行けるところまで』『優勝したい』に変わり。
観戦姿勢も「今回こそ負けてもおかしくない、気楽に見よう」が「でもひょっとしたら」に変わり始めた。
そしてたどり着いた世界3位。
あの伝説的な快進撃が、多くのファンを生み、VALORANT競技シーン全体を大きくしたのは間違いありません。
気づけば日本のVALORANTシーンは凄まじい大きさです。
各チームの頑張りもあり、多くのファンが実質日本中のチームを応援しています。それなりに長く見ている人であれば、国内の主要チームには誰かしら愛着のあるプレイヤーがいて、どっちが勝っても勝った方を応援する形で決勝まで楽しみにみることができる。優勝したチームを祝福できる。
これはどのスポーツよりも優れた、日本のVALORANTシーンの素晴らしさだと思います。
そのなかでずっと、LazさんがVALORANTの顔でした。誰よりも長く、強
く、ずっとVALOの中心にいたのはLazさんでした。
VALORANT競技シーンは去年まで注目されてなかったチームが急に強豪に躍り出たり、去年までの強豪が振るわなかったり、去年の世界最強選手がくすぶっていたりする変動の激しい世界だと思います。
ある意味ではRiotがうまくメタを回している結果とも言えると思います。
チェンバーメタのZETA DIVISIONは特に強く、世界の夢を僕らに見せてくれました。
メタが変わり、リーグが始まってからも、強くてかっこいいLazをたくさん見せてくれました。
正直まだあなたの活躍を見ていたい気持ちはあります。
引退理由も、どこまでもストイックなあなたらしいもので、なぜか笑ってしまう自分もいました。
Lazさん長い間お疲れ様でした。
今までありがとう。そしてこれからも。
僕たちのミスターVALORANT。