【気になる商品】記憶力の維持に役立つ機能性表示食品 キリングループと雪印メグミルクが発売
協和発酵バイオとキリンビバレッジ、小岩井乳業のキリングループ3社と雪印メグミルクは、キリンホールディングス(HD)の独自素材「βラクトリン(ベータラクトリン)」を配合した機能性表示食品「βラクトリン」シリーズを4月20日以降順次発売する。「βラクトリン」シリーズは加齢に伴い低下する記憶力の維持をサポートする効果があるとされ、協和発酵バイオはサプリメントの「βラクトリン」(税抜き価格は5500円、300粒入り)を4月20日に、キリンビバレッジは飲料の「キリン βラクトリン」(同200円、100㍉㍑入り)を5月11日に、小岩井乳業は乳飲料の「小岩井 βラクトリンミルク」(同170円、200㍉㍑入り)を5月18日にそれぞれ発売する。また、雪印メグミルクはヨーグルトの「記憶ケアヨーグルト βラクトリン」(同120円、90㌘入り)を6月8日に全国展開する。
「βラクトリン」はキリンHDの脳科学研究で、協和キリンと小岩井乳業との連携により発見した乳由来の機能性食品素材。牛乳に含まれるタンパク質の一種であるホエイプロテインに由来したペプチドとして、人間の記憶力(手がかりをもとに思い出す能力)を維持することを世界で初めて発見したという。
「βラクトリン」の作用メカニズムはこうだ。体内に取り込まれたβラクトリンは脳内に移行して、脳の神経細胞に働きかけることで神経伝達物質の一つである“ドーパミン”の量を増やす。ドーパミン神経は加齢に伴い低下するが、ドーパミンの量が増えることで、記憶力をつかさどる脳の部位である前頭前野や海馬の働きが活性化。こうしたメカニズムにより、βラクトリンは記憶力の維持をサポートするという。
政府によると、日本では4人に1人が65歳以上の高齢者で、2025年には高齢者のうち5人に1人が認知症になると推計されており、“健康寿命”の延伸は大きな社会課題の一つになっている。キリングループは食領域を中心に脳の健康を守り、新たな喜びを見出す「キリン脳研究」を進めている。キリングループは「βラクトリン」シリーズの展開に合わせて、大学や自治体との脳科学研究から得た知見を活かした脳トレアプリ「KIRIN(キリン) 毎日続ける能力トレーニング」を4月20日に提供を開始する。脳トレアプリの利用料は無料で、5種類の脳トレのほか、歩数や食事などを記録できるヘルスケア機能も搭載している。キリングループでは商品を継続的に飲用してもらうため、新たな健康習慣プログラムを提案していく考えだ。
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