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【気になる商品】敷島製パン、食用コオロギパウダーを使用した「バウムクーヘン」発売

 敷島製パンは21日、食用コオロギパウダーを使った「Korogi Cafe(コオロギカフェ)」シリーズに新商品「コオロギのバウムクーヘン」を追加し、数量限定で発売する。販売はオンライン限定で、期間は21~27日。価格は2160円(税込、送料別)。

s-リリース用コオロギのバウムクーヘン

「コオロギのバウムクーヘン」

 「コオロギカフェ」は2020年12月に立ち上げた食用コオロギパウダーを使ったブランド。シリーズ第1弾として「コオロギのフィナンシェ」「コオロギのバゲット」を投入、話題性もあり発売開始2日で完売した。バウムクーヘンは同シリーズの第2弾となる。新商品の「コオロギのバウムクーヘン」は1個あたり100匹分の食用コオロギパウダーを使用。コオロギパウダーは香ばしい風味が特徴で、“炒ったナッツのような香り”がバウムクーヘンの味わいに深みをもたらすという。「コオロギカフェ」で使われている食用コオロギは、タイの食品製造管理基準の認証を受けた養殖場で、トウモロコシや大豆の配合飼料で食用に育てたヨーロッパイエコオロギとしている。

コオロギパウダー

食用コオロギパウダー

 同社がコオロギカフェを展開する背景には、世界の人口急増問題がある。世界の人口は2050年には97億人に達するとの試算もあり、世界的に食料不足に陥ると懸念されている。こうした食料問題を解決するための切り札として、世界の研究者は“昆虫”に熱い視線を注いでいる。タンパク質が豊富でありながら牛や豚などと比べエサや排出する温室効果ガスが少なく、地球環境に優しい食材として注目が集まっている。同社は将来の食料不安に備え、持続的な食糧の安定供給を目指しSDGs(持続可能な開発目標)の取り組みを進めている。コオロギカフェの展開はその一環として位置付けている。



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