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見失う時は立ち止まって

停滞期のような今年の下半期をゆっくりと歩く9月下旬
台風一過してからの秋晴れは風が少し涼しくて、今年が終わっていく感じがしますね
夜は涼しくて、どこまでも歩けそうで、つい2.3駅前で降りて歩いて帰ったりしちゃいます。
ちまたは金木犀の香りのとつく商品が祭りのように売り出されてますけど、本物の方がやっぱりいい匂いがするね
帰りしな 遠回りのその道をつい選んだりして。


こんばんはの民🐈
秋なのですこしセンチメンタルに、あんまり話さないつもりだったことをしれっと書こうかなと思います
そう、秋だしね。よしなに。


新たな所属としてギロチンメソッドが増えました。
意外(?)にも激励が多く、あとは、なんで所属したの?と聞かれることも結構ありました。
Creative Company Colorsをメイン所属としながら、Actor's Live Theaterにも名前があって、
個人としては100 Sleeping Sheep/百眠未 もあるので、
何でさらに?と思われるのは納得です🙌
自分で言うのもなんだけど 肩書き多過ぎだからね
所属するって結婚だから。それでいくと超重婚。

色んな気持ちがありますが、
実際私も、……なんでなんでしょうね?ってかんじです
あなたがいてくれたら、を頂戴したからかなぁ。

ALTにいた竹田が立ち上げた団体ってこともあって
ギロチンのことは立ち上がりから結構近くで見てきてました。
カメラをいじくる人間として所属の一人くんの存在は魅力的だったし、
竹田航という人のことが演者として出会った時からとても好きだったし竹田もまた私を評価してくれることがあったので、
「なんで竹田が立ち上げる団体に私はいないんだろう」みたいな疑問がちょっとあったくらい、でした。笑
さらに八木ちゃんが入った時に、理不尽に、
なんで!?!私入っていないのに!?八木ちゃんが入るの!?!みたいなことを言った気がしますww
悪い意味じゃないよ?信頼関係ありきの言葉として聞いてくださいw
八木ちゃんのことは嫌いじゃないですうんうん🐐

転機はコロナだと思う。
C.C.Cでお芝居が打てなくなった。
演劇やパフォーマンスの裏方仕事で食うようになった。

C.C.Cは主宰が音楽家なので、演劇の身動きが取れなくなった時でも得意分野を発揮して音楽を作ることが出来て、そこで歌が歌える茉莉奈に一気に舵を切ったなと見えて、
実際これで "団体が動いている感じ" が維持できたのは、団体にとってはすごく良かったと思う。
他メンバーが持て余さないで済んだ時間もある。
衣装を作らせてもらったりもしましたしね。おかげで作れる服のレパートリーが増えましたし。
長い目で見ても、茉莉奈が売れてくれればCreative Company Colorsも引き上がるかもしれない。認知されていけば大きなステージが見える。

ただ、歌が歌えない…というか
音楽を知らないというか、
演劇しかできない、演劇だけをもってここに所属した私は、このままでは華もないまま終わっていくような怖さで何をやっていけばいいんだっけの沼にゆっくり沈み始めたんですよね

このままじゃエンタメやってきた私が死ぬ、と思って、死に物狂いで外の世界に半身を投げ出しました。
これはかなりリアルな焦燥感だったので、身近な人がやってないことに手を広げて、なるべく強く根を張らなければという気持ちが湧き上がってきて 行動に移すのは早かったと思う。
写真と物作りを、知り合いやそのツテで宣伝してもらって、お仕事を取りに行きました。
忙しい、ではなくて、不安で夜眠れないみたいな日々でしたが、思いがけずご縁をたくさん頂いて、今手元にある新しい仕事にもたくさんつながっています。
協力してくださった仲間、先輩、パフォーマーのみなさま、その節は本当に本当にありがとうございます…!
生きているのはあなたのおかげです。ほんとうに。

裏方仕事、特に写真や小道具・衣装製作なんかはクレジットにもほぼ載らないし、宣伝されることもなかなかないです。
メインで衣装!とかやってればね、また違うんですけど、一部、とかイベントで、とかだとね。
だから大体許可を取りにいって、自分でツイートします。
でもこれだと自分の身の周りにしか届かないので、実際は先方さんがやってくださるのが何百倍もいいんです。
このいいねリツイートにどんなに救われているか…!です!

OYUUGIKAIさんはお写真のタグ付きでツイートしてくださって感涙でした🙏
さすがほりゆりさん……現世の女神。。
こういうところで私を知らない人たちの目に触れるおかげで、新しい仕事がくるので、ギャランティ以上の価値を感じたりします🙏
このご縁の太いところを繋いでくれたのは未往さん!
そして、罪の森をつくったおさきのおかげです。


ちょっとそれたので戻しますが、
そんなかんじで、やることなすことめちゃくちゃ不毛で愛も恋もうまくいかない私なんて誰も真剣に見てないしどこにも需要ないんだウワーンみたいなくちゃくちゃになってる私のことを、まあまあミルクティーでも飲みなよって言いながら励ましてくれたのがギロチンです。(大袈裟な比喩表現含む。笑)

その頃、ギロチンに頂いた外注仕事を、外部の私をチームに引き入れた上、あまるほどの報酬で雇ってくれるなどしていて、やりがいや仕事を失いかけていた私の命の恩人業をしてくれていました。
衣装のリメイクをやっているといえばみきさんがお洋服をくれ、百眠未の試作品が出れば試してくれたり、私が新しいレンズに苦しんでポートレートやりたがると、メンバーが被写体として体を貸してくれたりしました。

そのひとつひとつが無償すぎたから何やっても返せなくて、
恩返しみたいな烏滸がましいものではないけど、私ができることがあったらこの人たちのために何かしつづけたいなって思って、今に至るような気がします。

お芝居においてのギロチンは難解な、正直人を選ぶアートのような演劇がメインで、わたしは好きなんだけど大衆受けはまだまだ難しいなと思っています
見てみると面白いけどね???
ヒーローがいてヒロインがいて、こんな話だよ!みたいな筋が伝えにくいので人が足を運びにくいという…笑
なんか、私の言葉で伝えるね。
独問おもしろいよ。
考えないで見た方が多分笑えるし、なんも考えずにフラッと美術館にくるつもりでぜひどうぞってきもち。
何だかわからないところもあったけど好き、って思ってもらえないかなってこれからは力を尽くすつもりです。
人生のほとんど意味のわからないものだから、見ず知らずの演劇にうんうん唸ってもいいじゃない、みたいなね。


C.C.Cのことはやっぱり好きだし、中の人も作品も、所属する前と変わらない憧れがある。
次の本公演は私史上一番たくさんの人に見てもらいたいなぁっておもう。
C.C.Cの公演は、何だかいつもこれが最後だって気持ちで立つんだ。
私がここにいることがまだ信じられてないのかもしれない。笑
たくさんご案内すると思うから、気合入れてついてきてくれ、わたしの民。

まだなにか望まれているうちはなにか放ち続けたいなとおもっています。
私らしさなんて私が一番わからないから、もしかしたらどこにいても私らしくなんてなくて、まあそれでもいいのかなと思えています。誰かが決めてくれたらいい。
肩書きがあってもなくても一生懸命がんばります。

そんな秋の夜長のnote
お付き合いくださってありがとう(*´-`)

坂本真綾さんの 月と走りながら を聞いてください
今このEDを迎えるのにちょうどいいリズムなので。


20210921----50


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