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自宅ピザ構築環境ver.1.0

思い立ち

BBQでピザを焼く機会があり、炭火で焼いた結果すごく美味しい店顔負けのものが焼けたので自宅で環境構築しようと思った。
僕はただうまいピザが食べたいだけなのである。

基本要件

・ 最低350度まで上がること
・ ピザストーンが使えること
・ 対SIセンサーを考慮
・ 賃貸で使えること

いわゆるナポリピザを想定してこのメモは書いている。
ナポリピザとローマピザ、その違いがわからない場合は刀削麺と湯麺の違いと受け取って欲しい。
わからない場合はオタクの怪文書と思ってください。
ナポリピザを焼く場合、最低350度は必要となる。あくまでも最低である。
理想としては広い庫内に400度と500度の箇所が存在するところとなる。(これに関しては諸説あるので読んでください)。
一方で、家庭用オーブンはTOSHIBAの石窯ドームが最大350度になるが、これは5分程度しか持たない。しかもピザは連続で焼くことも考慮するため外すことになる。
またこの350度というのは熱源供給として350度程度まで可能としているため、実際は300度まで上がれば万々歳である。1Gbpsの回線で実測650Mbpsのようなもの。あくまでも目安。
次にピザストーン。ネットの記事でよくあるのがピザストーンがあるとピザが格段に美味しくなるとある。熱容量が大きい石を用いて、温度を下げにくくかつパリッと仕上げるために必須なのはとてもよくわかる。実際美味しくはなる。
ただ、これはクリティカルではない。あくまでも庫内の温度を高くする、これに尽きる。ピザストーンはそこでの保温。その能力は極めて高い。石窯が良しとされるのもこれにあたる。
では本格的な石窯を作るかという話になる。東京都内の賃貸マンションの狭い室内では到底消防法適合する石窯を作るなんて一棟買いしたとしても夢の話。
となるとやはりBBQの環境の再現となる。

一方でBBQの環境としては、継続的な炭火があった。これに勝る環境を室内で構築はとてもできない。ただ勝るのは炭火はコントロールをしないとすぐ燃え尽きてしまうし、継続的な熱源供給はできない。家庭のコンロであればそれが可能。
しかしそこで邪魔になるのがSIセンサー。
SIセンサーのおかげで高温になりすぎるのを防いでくれるし、火事にならないようになっている。
そのためセンサーは消防法の届出がなされる飲食店を除いて原則取付が義務付けられている。 

ただし、家庭環境でピザを焼きたい人間からするとSIセンサーを無効化したい。もちろんコンロを改造してやる方法もあるがあくまでもセイフティに。
カセットコンロで熱源供給もできなくはないが、最低2台必要なのと、反射熱によりガスボンベが直接加熱され爆発するリスクを考えると有り得ない。
となると真っ当な機器として売り出されているSIセンサー無効の機器を使うことになる。

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この中央に水を張ることでセンサーの温度が上がりきらず、火が弱まらない仕組みになっている。
もちろん油を大量に使う料理には使用禁止である。

これを2台、コンロに噛ませることで家庭でも400度を超えるピザ環境が誰でも作れる。

ちなみにピザオーブンはこれを使っている。
これを5000円くらいで出しているメーカーには頭が上がらない
(これまでピザ環境に投資をしてきた身としてははやく教えてほしかった)

良い点としては下記3点
・ 温度計がついている(450度まで)
・ 標準でピザストーン
・ 下火からの加熱で良しとしている(オーブン環境を必要としない)

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完成形


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焼いたピザ

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今後

今後継続して練習しながら焼いていく。
チーズも自作しているので今後記事にする。
自作のモッツァレラ、カマンベールは本当に美味しいので余裕があればやるべき。
加えて、環境に変更やコツがあったらその度に更新していくものとする。

僕はただうまいピザが食べたいだけなのである。

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