伊礼智さんが手掛けた「i-works1.2 はなおかモデル」を見てきました。 Vol.1
i-works とは
家づくりをする多くの人がバイブルにするというベストセラー本『伊礼智の「小さな家」70のレシピ』で有名な建築家 伊礼智さんが手がけた「プレタポルテ」な家。
詳しくはこちらをどうぞ。
i-works 1.2 はなおかモデル
行ってきました!
外観はこんな感じ。標準のではなくて焼き杉板を使ってます。黒がシックでかっこいいです。
左奥の隣家と比べてると、家の高さがぐっと低いことがわかります。低い家はプロポーションが美しいのだとか。
タニタハウジングウェアと伊礼さんが共同開発して、今や建築業界で大人気という噂の雨どい! すっきりしたフォルムで上品に馴染んでます。今回は横の平行ラインを強調するためにわざと長くしてあるそう。
伊礼さんとの名コンビ、人気造園家の荻野寿也さんの植栽。控えめな枝ぶりが優しく立体的に外構を飾ります。
左右の塀の高さが違うこと、わかりますか? 遠近法で奥行きを出しているそうです。
正面から見た2つの塀。確かに絵になります。敷地に変化が生まれて、風も通るという、さりげないけど素晴らしい仕掛け。
あと大きな窓にも注目を。絶妙に角度をつけたガラリのおかげで、家の中の様子がほとんど見えません。
玄関へのアプローチ。蛇行してるのは「ここで立ち止まって植栽を楽しんでほしいから」。奥にある格子が優美に隣家との境を守ります。
玄関の左側には外物置。標準よりやや奥行きが狭くなってると教えてもらった気がします。それでもこの収納力。屋根があるので、雨の日も濡れずに使えます。
外物置の中には照明もあるので、夜も安心です。
ここからいよいよ家の中。肝心の玄関を撮り忘れたので(泣)さっそく玄関収納です。使いにくい上部には配電盤。
玄関収納横には何かを飾るのにぴったりのスペース。その下はもちろん収納です。
キッチンから見た玄関スペース。視線の先に窓があるので、実際よりずっと奥行きがあるように感じます。引き戸があるので部屋を区切ることも可能です。右側に写ってるのはパントリー。
パントリーの中です。わかりにくいですが、棚板の高さは自由自在に変えられます。
パントリーの横には冷蔵庫スペース。なんと上部の板が動くのです。普段は視線隠し&ホコリよけ、動かせばお掃除できます。素敵な配慮!
i-worksオリジナルキッチン。玄関アプローチに向かって窓が開いているので、植栽を眺めつつ作業でき、お客様の到着がすぐにわかります。
キッチンの右下の空洞は、なんと電子レンジ置き場。伊礼さんいわく「これが使いやすい」のだそう。作り付けオーブンの感じでしょうか……?
キッチンの引き出しは、うれしいフルオープン。標準的なシステムキッチンの奥行き(650mm)より広く、奥行き700mmあるので、その分引き出しの収納力もアップです。
作業スペースにもゆとりがあります。
調味料ラックもフルオープン。
ダイニングテーブルにも収納力たっぷりの引き出しが。個別にカトラリーや食器を収納できそうです。
ダイニングのイスは徳島県にある宮崎椅子製作所のUチェア。小泉誠さんのデザインです。
照明はルイスポールセン社のトルボー ペンダント。シンプルな美しさとやわらかな光。
よっぽど覗き込まないと光源が見えないので、目が光過敏の私はとても気に入りました。
最後にキッチンとダイニングの全体像を。吹き抜けであるリビングの開放感をより強調するために、天井をかなり低くしてあるのがわかるでしょうか。
天井が低いと窮屈さを感じそうですが、不思議と居心地のいい籠もり感があって、座って語り合うにはとても落ち着く空間でした。
続きはまたいつか。
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