元スポーツアナの週一コラム vol.13 続ける難しさ 14 仙田和吉 2022年10月28日 16:43 続ける難しさあのヤクルト村上宗隆選手のシーズン56号は感動的だった❗世界の王さんの大記録を抜く日本人最多ホームラン。本塁打を打ち続けた勲章、その年最終打席61打席振りの村神様らしいエンディングだった。何に於いても持続するのは難しい事であるし、自身にプレッシャーの掛かる継続の行いはクリアしにくい為ほどほどて諦めてしまうのが世の常でもある。やはり続けるという行動は、日常生活の中でも3日と出来ないのが的を射てる様❕それに加えて考えてもいなかったものが続いて記録となって迫って来たらその時の意識とはどんなものなんだろう?と哲学的な私の呟きに「僕はそんな経験 乗り越えて来たな」と言葉を返してくれた方が居る。個人のたわ言に反応してくれたのは、元阪急ブレーブス4番バッター長池徳士さん。かつて3度のホームラン王に輝いた球史に残る偉大な選手、パリーグを代表する往年のスラッガーだ❗打撃フォームが独特な右バッターで、左肩にアゴを乗せ腕を後ろに引いて大きくスタンスを取るスタイル。これはインコース打ちを極めるよう、青田昇コーチと作り出した他の打者には真似できないバッティング。4番の魅力はホームランと言う本人のこだわりと、名将・西本幸雄監督の和製長距離砲育成の強い思いがリンクして花開いた、正に一つだけの打ち方。そんな長池さんの考えてもいなかった続けるいや続けた記録のお話し❗それは1971年にマークした、32試合連続安打の当時日本記録を塗り替えた思い出😆「最初4番は ヒットより ホームランだから 殆んど 意識してなかった、 ただ 20試合を越えると 報道陣の皆さんが 急に騒ぎだしたし 記録のプレッシャーが 相当かかってきた。 この中で 27試合の パリーグ記録を 更新したと思ったら 実は 同じ阪急で投手だった 野口二郎さんの 31試合の 数字が有ったと 訂正されたんだ❗ これで逆に その数字を 抜いてやろうと 気合いが入った、 その流れで 遂に32試合目に 到達した時は 本当に ホッとしたよ。 でも 達成感有り過ぎたら ダメだね😅 次のゲームは 気を抜いた訳でも 無いけど 抜けてしまったのか❔ そこで終わったね」とふって沸いた目標達成迄の記憶を辿り、気さくに笑った長池さん❗この記録の途中には延長戦の第5打席でその日初安打の場面も有ったとの事で、続けるには運も必要何だと教えて貰ったとか!そんな長池さんには、もっと難しい続けた記録が有ると言う。その記録とは・・・4打席連続ホームラン❗「ヒットの記録は 4打数1安打でも良いが、 連続ホームランは 1打席毎しか チャンスが無い。 その記録の中で 5打席目に チャレンジした時は 南海戦で、 あの時 キャッチャーの 野村克也さんに お願いしますと 声を掛けて まともな勝負を して貰えるよう バッターボックスに 入ったのを覚えているね~ 結果は 日本人初の メジャーリーガー マッシー(村上雅則さん)の シンカーを打って ショートゴロだった」と苦笑い😅健康気遣いながら野菜サラダを召し上がりながら記録の中の継続する難しさに触れて下さったのは感謝しかない❗村上選手ももし首位打者の可能性が消滅してしまうので有れば最終打席は交代していたかもしれない❗1安打の猶予があの56号だとすれば、記録の陰には運が潜んでいる。やはり偉大な選手は運も実力のうち❗それにしてもスポーツの記録を続けるには努力・強い気持ち・運も必要でそこに到達するまでの奥深さは半端ないものと感銘の秋である🎵 ダウンロード copy いいなと思ったら応援しよう! チップで応援する #記録 #プロ野球 #東京ヤクルトスワローズ #野村克也 #スポーツコラム #連続記録 #村神様 #阪急ブレーブス #村上宗隆選手 #村上雅則 #長池徳士 #マッシー #56号ホームラン 14