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JRA全10場重賞実況アナ 週中の囁き

年明け3日間開催から
又直ぐにレースが来る感覚!

今週も豪華に重賞3本立て、
土曜日は小倉競馬場で愛知杯。
日曜日が中山で京成杯と
京都で日経新春杯のラインナップ❗

その中で唯一のG2が、
日経新春杯。

我々オールドファンは
日経新春杯と言えば
あの馬を絶対的に思い出す。

彼の名は

【テンポイント】

有馬記念の激闘を制し、
イギリスへ向かう筈だった
アイドル🐴

メイヂヒカリ以来、
史上2頭目となる
満票で年度代表馬に選出された
当時名実共にNo.1スターホース。
それ故海外遠征~引退だと
もう日本での勇姿が見られない為、
多くのファンからもう一度レースを
見たいと言う懇願があり
陣営が応える形で選択したのが
日経新春杯だった!

但しハンデ戦で日本一ホースだけに
余りに重い斤量なら見送る筋書きの中、
課された数字は66・5キロ❗
最軽量が49キロで、
二番目に重いのが60キロの
エリモジョージ。
前年春天皇賞を
勝利している事を考えると、
やはり66・5キロは・・・

それでも陣営は67キロ以上なら
出走しない旨を固めており、
今振り返ればむしろ67キロと
ハンデが発表されていたらと
運命のイタズラを悔やむ😢

時は1978年(昭和53年)1月22日、
壮行レースのテンポイントは
1枠1番の絶好枠。
レースは有馬記念を彷彿させる
前々の競馬、
エリモジョージとの
一騎討ちムードで迎えた
4コーナー手前悪夢の光景が・・

首を下げ美しいフォームで走る貴公子が、
突然ガクンとバランス崩し
みるみる後方へ!
まさかの左後肢故障で、
皮膚から骨が突き出す
重度の開放骨折だった。
本来なら安楽死の処置が取られる処を、
スターホースを救って欲しいと
多くのファンが熱望し
翌日手術が行われた❗ 
一時命は大丈夫との報道も有ったが、
実際には患部を固定していた
特殊合金ボルトが曲がっていて、
再び患部から骨が飛び出してしまい
治療の方法が無くなってしまう。

残念ながら3月5日この世を去り、
3月7日栗東トレセン
3月10日故郷北海道吉田牧場で
葬儀が行われた。
実に忠犬ハチ公以来2例目の、
人間以外の葬儀で有った!
子供心に見たあの沈み込む
美しいフォルムは今でも
記憶に残り、
どの馬よりも華麗だ!

因みにこの時このレースは
日本経済新春杯、
翌年から日経新春杯となった!

文章書きながら、
涙が出てきそうなのを
堪える自分からも
本当にアイドルホースを裏付ける
ファンを魅力した馬だった😢

今年辰年の日経新春杯は、
そんなテンポイントを
思い出させるある数字の
共通点が⁉️

1984年以降重賞になって、
辰年のこのレース今年で4回目❗

1988年
1着 7枠⑨スピードヒーロー 2人気
2着 4枠④マヤノオリヒメ  4人気
3着 3枠③ハシケンエルド  3人気

2000年
1着 6枠⑩マーベラスタイマー 3人気
2着 3枠④メイショウドトウ  8人気
3着 7枠⑪メジロサンドラ   5人気

2012年
1着 3枠③トゥザグローリー  1人気
2着 8枠⑪ダノンバラード   3人気
3着 7枠⑨マカニビスティー  8人気

良~く見ますと、
辰年の日経新春杯は
3枠と7枠が必ず
3着以内に入っている。
人気薄も来ているので
赤・オレンジ帽大注目!

NHKのお昼のニュース
トップで死亡が伝えられた
本当に愛されたテンポイント!

第2の故郷栗東でのお別れの日、
3月7日を忘れないように
キーワードになるのも
又趣がある❕

兎に角全馬無事に
走り終えてくれれば・・
それで良い





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