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5話:素人に迷いなし!技術のなさは気持ちでカバー [マスキング 4/21]

仕事から戻ると、クローゼットの天袋部分で、イナバウアー状態(古いか!?)の妻を発見。向こう見ずな素人の手にかかると、マスキングという地道な作業にも意外性が加わるのであります。

最初にこれを目撃したときは、笑いが止まらなかったよね、実際。

ボク「何してんの?」

嫁「ンググ、マズギン…ンググ」

足の指の動き見てるだけで、1年分は笑えたもの。

今回の作業は、とにかくマスキングテープを家中の巾木という、巾木に張りまくるという作業。

ほぼリアルタイム更新の『塗日記』は……
DIYの知識なし。経験なし。なのに、家の壁から天井まで、全部塗る!
そんな決意をしたもやしっ子夫婦の記録です。

こんな材料を使って、

こんな作業します。

そもそも巾木ってなんぞや

そもそも巾木って、知ってました?あ、これ、ハバキって読むそうです。

ボクは、リフォームをして初めて巾木と言う存在を知りました。
リフォーム会社の営業Tちゃんが、打合せの時に言うわけです。

営業Tちゃん「巾木の色は、どうします?」

これね、もちろん聞き返しますよね。「ん?はばき?」って。それくらいふつ~の人は知らないのではないかという巾木。
でも、マンションでも一軒家でも、しれっとある巾木。巾木は、あなたの日常の中にもあります。白いとこ。

巾木は住宅の壁・床の間を仕切る、木製または軟質ビニル製の見切り材。

38年生きてきても、まだまだ知らないことだらけ。というか、見てるようで、見てないことだらけ。

こんな時に思うのが、ハーバード・リードの『芸術による教育』の一節。

絵を描くことは、『見る』の意味を変えるのです。

的なことを言ってた気がする。

フィルムアート社が再販してるほど、ハーバード・リードは需要があるのか!?と思いつつ、猫も杓子も「子どもにプログラミングを~」とか言っている時代だからこそ、こういう角度から教育について考えるといいのにね、と思いつつ次のステップ。

ボク、マスキングテープを貼るの大好き

で、その巾木にペンキがつかないようにするために、マスキングテープを張るってわけです。

この作業自体は、それほど難しくありません。それこそ、素人でも全然できちゃう。ただ、ポイントがあって、それは壁につかないように貼ること。ただし!スキマを空けずに。

2、3ミリくらいが絶妙らしい。

なぜかというと、壁側についてると、その部分にペンキが塗れないから。
最悪なのが、乾いたペンキが、マスキングを剥がすときに、マスキングもろとも取れちゃうこと。
これはcolour worksさんのワークショップに参加した際に教わりました。

ちなみに、このチマチマしたマスキング作業が、ボクは好き。性にあっているとさえ思いました。
もしも、マスキング代行業というのがあったらやるなってくらい。

出会いましたよね、自分の新たな可能性と。

マスキングの所要時間は?

マスキングテープを貼る時間は、それほどかかりませんでした。我が家の場合、約60平米ですが、床と天井合わせて丸1日って感じでしょうか。
貼りにくいところは、少し時間がかかるくらい。でも、プロにもできないイナバウアー式マスキングで解決さ!

目安としては、床は3間(約5メートルくらい)貼るのに、J-popのAメロ、Bメロ、サビ分くらい。TheYellowMonkeyの『追憶のマーメイド』の1番で終わりましたもん。

天井は、脚立を移動したりするので、それこそJ-pop1曲分くらい。そんなもんでできます。

マスキングきっかけで、成長するボクら夫婦!

マスキングはどれくらい使うのか?

60平米の床という床のマスキングをしまくって、このマスキングセットを一本丸々使い切りました。天井や窓枠などは含まずに、です。

この後もなにかとマスキングをすることもあり、追加で結構買い足しました。買い足しに行ったら、なぜか24mmが売り切れてたので、30mmに。24mmが人気なのだろうか……

マスキングができない部分あり……

マスキングが性に合っているボクでも、限界を感じる部分がありました。それは、トイレの裏とか、手の届かないところ。

我が家の場合は、設備が入ってからの作業なので、どうしてもそういうところが出てきちゃう。ってなると、必然的にペンキを塗る時に困るんだろうなぁ~と漠然と思いつつ、深くは考えない。

だって、先のこと考えても、わからないもの。

とにかく目の前のことを、粛々と進め、マスキングとマスカーを使って養生を終え、我が家を工事現場のようにして後にするのであります。

Paint It, Black!

次回「ペンキの手前。パテ埋めに悪戦苦闘」




DIY経験ゼロなのに、家の全てを塗っております。材料費がハンパなくても…経験はプライスレス!なはず… でも、材料費は必要。もやしの夫婦、育ててください。