知識の探求とチーム力で、新しい価値を創造し続ける──広告運用の裏側を支えるオペレーションディレクター
MANGO株式会社は、デジタルマーケティング事業を中心に展開するセプテーニグループのグループ企業として、2009年に宮崎に設立されました。
デジタル広告の運用・広告提案等のコンサルティング業務、広告の配信セッティング、広告効果のデータ集計等のオペレーション業務を行い、東京に本社をおくセプテーニと連携しながら、広告主のビジネス成長を支援しています。
今回は、オペレーション部 ゼネラルマネージャーの齋藤 晃二に、オペレーションディレクターの仕事内容や、仕事の魅力について聞いてみました。
──オペレーションディレクターの役割について教えてください。
前提として、広告配信の目的やビジネスゴールのヒアリングなど、広告主様とのコミュニケーションを行うのはセプテーニの営業メンバーです。ヒアリングした内容は、営業メンバーと広告運用コンサルタントですり合わせながら、広告の配信プランを設計していきます。
配信プランの設計後に連携するのが、オペレーションディレクターです。オペレーションディレクターは、営業メンバーやコンサルタントから依頼を受け、広告の配信設定(入稿)や広告効果の分析レポートの作成などを行っています。
MANGOのオペレーション部は、広告の入稿を行うメディアオペレーション課(以下、MO課)と、レポート作成などを行うデータインテグレーション課(以下、DI課)の2部門から構成されています。
※広告クリエイティブの制作は、同グループのSepteni Ad Creative社が担当しています。
──MO課が担当している広告の配信設定とは、具体的にどのような業務なのでしょうか?
ひと言でいうと、コンサルタントから依頼を受け、設計した配信プランに沿って広告の入稿を行う部門です。そう説明すると、依頼を受けて対応するだけの「作業屋さん」というイメージを持たれることがあるのですが、実際は違います。
配信プランに沿って入稿を行うためには、依頼内容を正しく理解するための専門的な知識が必要になります。たとえば、広告の様式や使用できる画像・動画のサイズ、テキストの文字数制限など、配信する媒体(Google、Yahoo!、Facebook、Twitter、LINEなど)の広告規定もその一つです。
依頼内容は媒体の規定に沿っているか、対応するにあたって不足している情報はないかを確認し、不備がある場合はコンサルタントとコミュニケーションを取りながら進めていきます。
その媒体では対応できないことを依頼されているケースもあり、その場合はどんな目的で何を実現したいのかをヒアリングし、代替案の提案を行います。依頼に不備がない場合でも、分析レポートの作成のしやすさ、運用のしやすさを考慮して、別案を提案することもあります。
私たちは、広告主様からお預かりした大切な広告費を活用して広告運用をしています。そして、配信プランは広告主様のビジネスゴールを達成するために設計されたものです。
誤った内容で配信することはあってはならないですし、ミスは広告主様の機会損失に直結するため、常に緊張感を持った対応が求められます。
単純に依頼対応をするだけでなく、「アンテナを張りながら専門知識をフル活用し、広告主様のビジネスゴールを達成するための最善の手段を実行すること」がMO課の役割です。
──では、レポート作成を担当しているDI課の業務内容について詳しく教えてください。
デジタル広告は、配信から結果までの成果(広告効果)を数値で確認できることが特徴です。そのデータを基に、広告主様は広告効果の良し悪しを判断し、営業メンバーやコンサルタントは広告運用における次の一手を考えていきます。
ほとんどの場合、複数の媒体をまたいで広告を配信するため、それらの数値は各媒体に散らばっています。DI課のミッションは、その散らばっている数値を見やすく、分かりやすく、そして正確にレポーティングし、営業メンバーやコンサルタントを通して、広告主様にお届けすることです。
レポート作成にはExcelをメインに使用します。複数のシートから構成されているレポートは、広告主様によって構成が異なることもあり、構造を理解する力や、複雑な関数を読み解くための知識が必要になります。
レポート作成以外の業務だと、新しい媒体で広告配信を開始したときや、別角度からの分析を行うときに、レポートに変更を加え、構成を再設計します。
その場合も、何を目的としたレポートなのか、どういう表現であれば求められていることが実現できるのかなど、営業メンバーやコンサルタントとコミュニケーションを取りながら、本質を把握したうえで形にしていきます。
DI課は触れる媒体や使用するツールが、他の部門と比較して桁違いに多い部門です。MO課が一つの媒体に特化して知識を深めていくとしたら、DI課は広く、深くという感じでしょうか。
幅広い知識を習得することに意欲的な方や、パズルゲームのようにレポートの構造を捉えたり、関数の読解をおもしろいと感じられる方は、DI課の業務に魅力を感じていただけると思います。
──入社後は、どのようなキャリアパスを描くことができますか?
デジタル広告業界や媒体の基礎知識、Excelの関数や各種ツールの使い方など、業務の基本となる知識はすべて入社後の研修で学びます。
はじめの数カ月で基礎業務を習得し、入社して半年をめどに、複雑な入稿の対応やレポートの再設計など、応用的な業務を担当するようになります。
経験を積み、スキルを身につけた後は、通常業務と並行して「チームの管理」を担当します。
具体的には、日々の業務進捗管理、実務を行うメンバーのサポート、トラブル対応や新人育成などです。将来的には、10名ほどのメンバーマネジメントを担当するなど、チームの中核を担うディレクターとしてのキャリアパスが想定されます。
さまざまな依頼や事象が同時に発生するため、冷静に優先順位を判断する力や、マルチタスクを管理する力が求められます。
また、主語を自分だけでなく「チーム」「部門」「会社」などに置き換え、物事を一つ上の視点で捉える視座の高さと視野の広さは、オペレーションディレクターとして持っていて欲しいスタンスです。
──1日の仕事の流れを教えてください。
前述のとおり、オペレーション部では経験に伴って、対応する業務の幅が異なります。
年次に応じた大まかな1日の流れは、下記のとおりです。
年間を通しての繁忙期でいうと、MO課はGWや年末年始などの連休前に、入稿依頼が立て込みます。DI課は、週の始まりや月初、連休明けは進捗確認と報告業務が重なるため、レポート作成数も多くなります。
オペレーション部は「チーム」として業務を遂行しています。特に繁忙期はチームとしての一体感が重要になりますし、みんなで乗り越えたときの達成感はオペレーション部ならではの醍醐味です。
──オペレーションディレクターとして働く仕事の魅力は何だと思いますか?
何よりも、自分の成長と、チームメンバーの成長を直に感じられることだと思います。
デジタル広告業界は変化がダイナミックで、私たちもスピード感を持って知識やスキルのアップデートが求められます。新しい技術やスキルを身につけ、今までできなかったことや、複雑な業務の対応ができるようになったときの達成感は格別です。
メンバーからは「常に新しい情報に触れ学び続けられる環境は充実している」や、「自身がレベルアップすることで、貢献できる範囲が広がることがモチベーションになっている」という声をよく聞きます。
オペレーションディレクターとしての業務の幅が広がると、徐々に関わるメンバーの数も増え、チームメンバーの育成やサポートに携わるようになります。メンバーがイキイキと働いている姿や成長していく姿を見ることは嬉しく、それが自身のやりがいにもつながります。
それから、私たちはセプテーニグループとして、全国の広告主様のデジタルマーケティングを支援しています。宮崎にいながら、誰もが知っているような大手企業様の広告運用に携われることも、この仕事の魅力の一つではないでしょうか。
──最後に、ひと言メッセージをお願いします!
オペレーションディレクターの業務内容に絡めて、求められるスキルやスタンスについてお伝えしましたが、一番大切なことは「仕事を楽しむポジティブさ」だと思っています。
トラブルさえも楽しめるような、自分の力で仕事をおもしろくできる方とぜひ一緒に働きたいです。
MANGOは、メンバーの意見や改善に向けたアイデアを受け入れてくれる柔軟な組織です。みんなが働きやすい場所を「一緒につくっていく」というカルチャーに共感し、仕事を通して体現してくださる方は、ぜひご応募お待ちしております!
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