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askingという行動様式。[くま日誌]287号
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何かを実現させるためには「計画」と「行動」が必要となりますよね。
「計画」×「行動」=「実現」というような感じですよね。
もちろん計画と行動の両方が大事なのですが、どちらに重心を置くのか、というのは人によって様々な考えがあるのではないでしょうか。
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昨日は、自分を含めて友人4名でスタバでコーヒーを飲んでいました。私が企画したのですが、自分を除く3人は初対面の人になります。3人とも近しい仕事されている人ですので、ひょっとすると今後何かしらの展開につながっていくかもしれませんね。
実際に今後の仕事についても話をされていました。
夜、集合するということで多くのケースで居酒屋などお酒の出る店をチョイスする場合が多くなるのだと思いますが、今回はサクッと1時間コーヒーだけでお互いを紹介して解散するという会にしました。
これが結構面白かったので、自分の中でこういう企画を定期的に開催していこうと思った次第です。
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確かに「あの人とあの人をつなげたら面白いかも」というような、ゆるい計画はしましたが、それも計画というにはあまりに緩すぎる感じですよね。
どちらかというと「行動」に重心を置いた企画だったと思っています。
しかしその結果は、良い意味で完全なる偶然に作用され、自分でも思ってもみなかった未来に連れてってくれる可能性を含んでいる行動だったのではないかと考えています。
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こういった行動は、エフェクチュエーションという意思決定の理論における「asking」と呼ばれる行動原理になります。多くの場合、私たちは「目標はあるもののその目標に到達するための手段がわからない」ということに頭を悩ますのではないでしょうか。
そのような場合の意思決定として非常に有効な手が「asking」=他者への問いかけであると言われています。
例えば「起業して一旗揚げたい」という目標があるが、そのための道筋が一切わからないという場合、(どのような行動すればいいのか全くわからないという場合、)エフェクチュエーション理論によれば「asking」が正解の行動になります。
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selling=売り込みとは明確に異なっていると主張されており、この辺りも注意しておく必要があるのだと思いますが、「asking」はあくまで他者への「問いかけ」であるという点にも注意が必要です。
結果として「asking」を通して、モノやサービスが売れるというのはあるのだと思いますしそれが理想ですよね。
■まとめ
・「目標はあるもののその目標に到達するための手段がわからない」という状態は往々にして起こりうるものである。
・エフェクチュエーションという意思決定の理論においては、「計画」よりも「行動」に重心を置き、「asking」=他者への問いかけ、が重要だと述べられている、
・「asking」=他者への問いかけ は 「selling」=売り込み と明確に区別されており、「selling」にならないよう意識して行動する必要がある。