笑顔で挨拶を [くま日誌]91号
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確度高く、うまくいくという行動規範というものがあります。
例えば、「笑顔で挨拶をする」などです。
よく見ると、毎日、笑顔で挨拶する人って少ないような気がしますね。
最初は、結構ぎこちないですし、かなり意識しないと、笑顔を作れないんですよね。細かい話をすると、顔の筋肉も笑顔を作ってないと動かなくなってしまいます。
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挨拶にも色々なレベルがあり、
・挨拶をしない
・挨拶をする
・目を見て挨拶をする
・笑顔で挨拶をする
などでしょうか。
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練習することで、このような行動規範が身体に染み込み、最終的には、
一切の労力なしに自動発動するようになります。
たった、これだけのことで、
試行回数が膨大になるわけですから、
必ず、人生は良い方向に向かうはずです。
1日、平均をみても数十回は挨拶をするわけですから、
年単位、十年単位、と膨大に試行回数が繰り返されるわけです。
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このように、「良い行動規範」×「試行回数」により、
時間を味方につければ、高い確率で当初自分では思ってもみなかったような
結果を出すことができるのではないでしょうか。
誰もが、「笑顔で挨拶をする」がよさそうだというのは、
知っていると思います。
まさにここがポイントで、知ってはいるが実際にやっている人が少ないんですよね。
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学生の時に深夜のコンビニでバイトをしていたのですが、
バイト仲間の小森さんは、いつも笑顔で挨拶をしていました。
かなり昔のことですが、やっぱり覚えているんですよね。
すごく印象がよいので。
目を見て毎回、ニコッと笑顔で挨拶してくれるんですよね。
自分も挨拶をするたびに、小森さんを思い出します。
今の自分は小森さんのような挨拶ができてるか? という自問が頭の中で回ります。
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これと同じようなことが膨大に積み重なります。
期待値がプラスの行動を膨大に積み重ねると、大数の法則により、
期待値通りの結果になっていくはずです。
これが人生が、年月とともによくなっていくというメカニズムですよね。
それでは、このような行動規範を身につけるには、
どのような方法が効果的なのでしょうか?
本を読むことでしょうか?
それとも人から話を聞くことでしょうか?
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もちろん、それらも必要な事だと思いますが、
最も効果的な方法は、「実践している人が実際に実践しているところを見る」ことではないでしょうか。
今回の例ですと、
「笑顔で挨拶」することはよい事、ということは皆様もどこかでは聞いたことがあったと思いますので、
本で読んだことがあった
誰かから聞いたことがあった
のだと思います。
でも実際に実践している人が少ないと言うのは、それだけインストールにはハードルがあるということでしょうね。
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一方で、自分は小森さんを知っています。
実際に見ることって、やっぱり強烈なんですよね。
それをみて笑顔で挨拶することは大事な事だと感じましたし、
そのように意識するようになりました。
よく一流に触れることはよいことだと言われているのは、
こういうことなのかなと理解しています。