4年間の努力とは
まともな労働をはじめて1ヶ月が経った。今年3月頃、高校の時に知り合ったがマスターとしてバーを始めるからうちで働いてくれないかという誘いがあったのだがこれから鍼灸師として働くからそれは無理と断り鍼灸師として就職した。
4日でやめていた。
4年間勉強して頑張って勝ち得た鍼灸師の資格を掲げ就職した先で4日しか務められなかった。4年は盛った普通に5ヶ月ぐらいだった。しかも毎日遅刻はするし授業中は寝ていたし帰ったら夜遅くまでゲームをしていた。でも5ヶ月ぐらいは多分頑張った。国家試験前日に好奇心だけで人生初メンズエステにも行ったなんて言ったら殴られるだけでは済まないだろうけど俺は試験に合格した。だけど4日でやめてた。すぐ就職するだろうと思ってたけどズルズルニートになっていた。
しばらくして、バーのアルバイトのことで連絡すると向こうはウキウキでいつから入れるかなど聞いてきた。
正直だるかった。毎日ダラダラしてニートをして小遣い稼ぎ程度にバイトしていた人間にとってこれから働くのはきついだろうと思っていた。
バーの開店1週間前に顔合わせ会があった。顔のいいタトゥーの入ったマスター、ビジュアル佇まいがあきらかに社長の人、社長っぽい人と喋ってるタバコ吸ってるおっさん、ほかのアルバイトとして働く人みんないた。
「アルバイトで働く人みんな女やんけ」
それもそのはずマスターはかなりの女たらしである。肩身の狭い思いをしながら自己紹介が始まりボケようと必死だったが根が人見知りなため何も言えない。とりあえずハム太郎ですみたいなことを言ったことは覚えてる。ダダずべりして大火傷して辛かった忘れたい。
3日後ぐらいに開店準備として呼ばれ行った。
ほんとにこれ開店間に合うんかってレベルだった
メニューも決まっていない店のグラスや皿なども出し終わっていない。昼から一日12時間ほど働くこと3日何とか開店まで漕ぎ着けた。キツかったかなり。人生で1番働いたと思う。もうオープンした日のことは覚えていないとりあえず死ぬほどタバコ吸って死ぬほど酒を飲まされたことだけ覚えてる。
それから毎日明け方の4時頃まで働いていつも入り浸っていたdiscordを見ればみんな寝ている。なんか寂しかった。毎日当たり前のメンバーのようにいたのに、みんなといつもゲームしてたのに俺の姿はそこに無いのがもう当たり前になってるんだろうなって寂しくなった。忘れられるのが怖くなった。
それから頑張ってTwitterでやたらリプライを送った。自分からあまり送らないLINEもなんかめちゃくちゃ送ってた。人が好きすぎる俺。