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【#NFTSchool】uwucrewの@0xKiwi_が語るNFTアートコレクターに愛されるブランドの条件

ゲスト:uwucrew kiwiさん(@0xKiwi_)
司会進行通訳:Polygon Studio Yoriko Beal(@yoriko09
)


今後のイベントの最新情報は下記のアカウントで告知します。ぜひフォローよろしくお願いいたします。

PolygonJapanTwitterアカウント(@0xPolygonJapan)


自己紹介をお願いします。

kiwi)4年くらいSolidityプログラマーをやっていて、今もコーティングやプログラムをするものの、去年からフルタイムでアニメ系のNFTのプロジェクトをやるようになりました。uwucrewのCo-Founderであり、KILLER GFという萌え系のNFTのFounderをしています。

ほぼフルタイムでNFT系の仕事をやっていて、今年の1月くらいからはKILLER GFという元Riotのキャラクターデザインをしていた人が、はじめた萌え系のジェネラティブNFTアートプロジェクトのサポートをやっています。あと、NFTXというマーケットプレイスもやってます。

よりこ)kiwiさんはアーティストではないけどNFT関連のプログラマーみたいなポジションで色々行っています。

kiwi)uwucrewのNFTのプロジェクトは去年の9月にスタートしていて、9600体くらいのアバターをセールするところからスタートしています。そこからdaowoというNFTのコレクターDAOというところで、さいとうなおきさんのポケモンアーティストの絵を13ETHで落札していました。

daowoのコレクションは総額85ETH分くらいのかわいい系のNFTを集めていて、更に個別のメンバーはNFTを買い集めているというグループになります。


NFTを集めている理由は何ですか?

kiwi)基本的にはNFTを集めてアーティストを支援したいみたいなところが元になっていて、誰でもアップロードできるとなるとただのjpegだけど、アーティストが自分でアップロードして自分の好きなようにできるのがNFTを集める意義になっています。


どのようにして買いたいNFTを見つけていますか?

kiwi)NFTアートの見つけ方、コレクターの方がどうやって買うアートを探しているかというと、Twitterのタイムラインを見て、自分の投稿にいいねしてくれる人を見て、その人のプロフィール写真を見てアーティストっぽいなと思ったらチェックするみたいなことをして探しています。

また、uwucrewの中に似たようなジャンルのアートが好きな人が集まっているDAOがあるから、そこでみんなが気に入ったものをシェアしていいなと思ったらチェックするみたいな感じです。


NFTプロジェクトを成功させる秘訣は?

kiwi)NFTプロジェクトを成功させる上で重要なことや学んだことは、サクセスの指標にもよりますが、これまでやってきたプロジェクトの中では、コミュニティとコミュニティの価値観を大事にしてきています。

KILLER GFのプロジェクトでやりながら後悔したことは、知らない人のために言っておくと自分のガールフレンドのNFTで、その子が実は暗殺者でナースとかバニーガールとかいろんなものに変装しているっていうコンセプトなのですが、女の子が持っている武器の一つにバンパイアブレイドがあって、これを持っているとバンパイアのタグがつくのですが、バンパイアの要素を持っている女の子にはもう一つ別のバンパイアの要素が付きやすくなるみたいなパラメータをかなり細かく設定したにも関わらず、その設定が完全にどうなっているかちゃんと理解しきる前にリリースしてしまったという学びがありました。

これからやりたい人にアドバイスするとしたら、リリース日までに完全にアートワークをフィニッシュしたほうがいいです。マーケットの動きとかもあるので急いだほうがいいって思うかもしれないですけれど、マーケットは逃げるわけではないので、しっかりクリエイティブのところをやった上でリリースしても大丈夫だと思います。

これまでのNFTのジェネレーティブでユニークな取り組みをした点は何かというと、めちゃめちゃ地味だけどuwucrewの女の子の腕で、特徴的は、腕が腰よりも上に出ていて、腕のポジションがいっぱいあります。

なので、上腕二頭筋を2つ作ってそこから下の指先までを4つ作って、パーツが全部マッチするようにするみたいな細かいところは結構こだわりを持っていました。

マッチするようにしないと、右腕が半分だけあって、左腕の指先だけが出てるみたいなちょっとおばけみたいなことになるので、そういうのは地味ですけれどジェネレーティブの中でこだわった点です。


日本のアーティストがグローバルにリーチするためにはどうすればいいと思いますか?

kiwi)日本のアーティストが海外のアートコレクターの人たちに気づいてもらうにはどうすればいいのかというと、とにかくTwitterは重要なのでTwitterでアクティブであることは意識してください。

その他には新しいセールをやる時はお知らせをちゃんとしてほしいし、入札したときにツイートをしてくれたらリツイートしやすいのでそういうのはめちゃめちゃ助かるので、Twitterのエンゲージメントとかを結構大事にしてほしい。もし英語ができないのであれば別に日本語でも構わないので、言語とか気にせずとりあえずTwitterでアクティブでいてほしい。

あと、ファンデーションでNFT売りたいアーティストは結構いると思うのですが、かなりレベルが上がってきているので、これからNFT売りたいぞって言うアーティストの人に、もう少し練習してからファンデーションに行ったほうがいいんじゃないかと言うことがあります。ファンデーションは結構高い金額で売れることが多いですけれど、うまく行かなかったときにリソースを割いてやったのに失敗したとなるのが気をつけてほしいです。

日本語だけでツイートしてどうやって気付いてもらうかというと、NFTはビジュアルドリブンだから絵をポストして気づいてもらうみたいな形がいい、別にハッシュタグとか特定のものを探したりしているわけではなくて、uwucrewのみんながポストしてくれる中から好きなものを探しているって状態なので、こういうルートで見つかりたかったらコレクターDAOとかに参加している人とかに気づかれるように、自分の投稿にいいねしてくれる人を見てると言いましたが、先に自分のTwitterのプロフィール写真を自分のテイストにあったものに合わせて、そこからいいねとかを押しながら気づいてもらうみたいな形かなと思います。

新しいアーティストの人に気づくときのパターンとしては、自分のバージョンの二次創作をやる、それで気づいてもらうみたいなパターンが結構多いらしいです。uwucrewのTwitterとか見たら、毎週金曜日は自分たちの作品を二次創作してくれる人とかをリツイートしたりしているので、そういったところで気づいてもらうみたいな感じになっています。


日本のNFTアーティストについてどう思いますか?

kiwi)日本のアーティストは大好きです。アメリカとかだと、NFTはスキャムばっかりだろうとか環境に悪いとか言って嫌われたりすることもあるけれど、日本のNFTアーティストはすごくいいし、コミュニティもいいと思います。日本のアーティストは6makerとかを知っています。


日本の初めてNFTを買う方に何かアドバイスはありますか?

kiwi)NFTは全体的に高いので、フォローするとかNFTセールをしているときにリツイートして応援するとかの方法があるので、入札とかしなくても応援する方法はいっぱいあると思います。好きなものを買いましょう。

ちょっと値上がりとか何かを期待して買うっていうよりも、とにかく好きなものを買うのが一番いいと思います。私は基本的に買ってホールドしていて、これからオンサイバーで展示できるようにセットアップする予定です。自分が持っているNFTの二次創作をやってもらうのがすごい楽しいです。


コレクティブルNFTと一点物のNFTについての今後の見解を聞かせてください

kiwi)基本的に両方についてまだマーケットの成長の余地はかなりあると思います。1月はあんまりオークションとかに参加していませんでしたが、それでも自分がウォッチしていたアーティストさんの絵は結構売れているので、どんどん新しい人が入ってきてたりとかその自分が応援するアーティストさんのファンが増えていくみたいな傾向はまだちゃんと見られていると思います。

多くの場合において、コレクティブルでスタートして、ファンとかコミュニティとかを十分集めたあと、一点物アートにいったりするケースが多いんじゃないかと思います。コレクティブルの方がいまお金は集まっていますが、さいとうなおきさんが絵を600万超えくらいで売ったときにその後ものすごいアーティストさんが入ってきたりとかして、まだまだ成長の余地があって一点物のアートを始める人が出てくると思います。

1ヶ月辺りにどのくらいのNFTを買っているのかというと、一点物アートは6~10点くらい買っていることが多くて、結構ETHも使います。コレクティブルルで得た利益をもとに一点物に回すみたいなことをしています。

OpenSeaでは900点くらいを持っていて、色んなものが混ざっているので全部一点物アートと言うわけではないですが、94点のファンデーションアートも個人で持っています。コレクターが増えると価格も上がっていくので、価格としては増えていくか同じかのどちらかだと思います。

オークションするときの最初の値段設定とかは、例えばさいとうなおきさんの場合だと絶対0.1ETHからオークションをスタートします。低めに設定するのが結構好きで、アーティストの人は0.1ETHで売り出したら0.1ETHの価値しかつかないんじゃないかと思う人もいるかもしれませんが、たくさんの人に気づいてもらうみたいなプロセスを経て多くの人の目にとまるということができるので、なるべく最初は高く設定せずに0.1ETHくらいに設定したほうがいいと思います。

この話は基本ファンデーションでの販売を想定してということになりますけれど、だいたいオークション価格は0.3ETH以下くらいのほうがbidしやすいかなと思います。私はとにかくアーティストをサポートするためにオークションに参加するみたいな部分が多いので、他の人に気づいてもらいたいために入札したりします。

そういう時にTwitterでbidしてもらいましたみたいなやり取りがあるといいですね。あとは一点物アートの場合は簡単に転売とかしづらくて、この場合はホールドするために買っていることが多いです。支援するたびに入札する人が多くなるとオークションがやりやすくなります。

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