【#NFTSchool】おにぎりまんさんが語るonigiriman's cute girl Collectionの戦略と歴史
自己紹介をお願いします
お)兼業アーティストのおにぎりまんと申します。今はNFTのイラストを創作することがメインとなってまして、メインのマーケットプレイスはOpenSeaです。よろしくお願いいたします。
シリーズを作成するにあたって大事な3つのこと
お)1つ目は先行者利益で、いち早くアクションを起こすことが大事だということ。2つ目はコミュニティの帰属意識を高めること、3つ目は継続的に作品を出したりクオリティをキープするということです。
NFTアートが来るという仮説に対して意思決定できた要因は?
お)自分は仮想通貨界隈にいたので、NFTというイラストとの親和性が高い、マネタイズできる方法があるらしいという情報をキャッチアップしました。最初は半信半疑でしたが、試してみようと思い、試すアクションが早かったです。
岡山)本業が仮想通貨系だったのですか?
お)仮想通貨系ではなかったです。全く関係のない会社で働いています。2017年から始めてたので、その頃は大学生でした。最近ツイートしたのですが、この前24歳になりました。
最初はぶっちゃけこんなことになると思ってなかったですし、自分が書いた作品がみんなに受け入れられたらいいなと思いながらやっていて、無事にそうなったのは良かったと思う反面びっくりしているというのが本音です。
岡山)最初はどんな感じで作品を書き始めたのですか?
お)作品自体は全く同じテーマで、スタイルも同じでした。
岡山)当初から可愛い女の子を書いていこうと思ってたんですね。
お)元々このスタイルの女の子を書き始めたのが2020/8で、この頃から毎日書いていたので、ストックとかもあったのが大きいです。
岡山)どのような流れで購入者が増えていったのですか?
お)一番最初はおにぎりまんがNFTをやっているらしいから、ちょっと買ってあげようかなと昔馴染の仮想通貨界隈の方が購入して下さりました。
事業として、本格的にやろうと思った理由
お)明確に覚えている出来事をピックアップすると、とあるエッチなイラストを出品したところ、二次販売で1ETHで二次流通しはじめたときに、「おっ」と思いましたね。一時購入者の方から、「1ETHでふざけて出品したら売れてしまいました」とDMが来て、コミュニケーションも取ったりしていました。
中期的に見ているNFTアートトレンドはどのようなものを考えてますか?
お)今年は正直仮想通貨自体がそんなに上昇しない、冬の時代だと言われていることもあるので、爆発的にNFTも盛り上がるかと言われるとそこは懸念しています。みんなで一致団結して界隈に残っている人と生き残るために積極的にコラボしたりとか、そういうことに貢献していきたいと思っています。
自分から誘うことはないですが、呼び掛けをしてDM頂いた方とか、NFTについて聞かれたイラストレーターの方とか、みんなが盛り上がる方にシフトしていくというムーブをしています。
岡山)コラボしたりする方はどういう方がいいとかあるんでしょうか?
お)そこまで気にしていないですけれど、お互いがwin-winになるような提案をしてくれない人はちょっとさすがにおかしくないかとは思います。ただ、大抵は受け入れてます。
お)最近、Azukiとかのコレクティブル系のNFTプロジェクトがあると思うのですが、NFTにもアニメ系の波が来ていると思います。
アニメ系のNFTが評価されているということは、アニメ系の絵柄を絡めたNFTとGameFiを上手に結びつけたプロジェクトが立ち上がったら、日本人イラストレーターが組み込めていけないかなと思っていますね。
岡山)海外向けへの発信はどのようなことをしていますか?
お)最近でいうと手を出せていないですね。一番ダイレクトな方法だと、実際にGameFiのプロジェクトとかに参加して登場人物のファンアート的なものを書いて認知を広めていくとかですかね。
岡山)今注目しているGameFiのプロジェクトとかありますか?
お)最近だとDeFi Kigdomsのファンアート書かれている方とか実際いたので、面白いなと思いましたね。
トレンドを読むために考えること、見ている指標は?
お)GameFiだと魔るしあんさん(@lucianlampdefi)です。
おにぎりまんさんのコミュニティの作り方について
・どのようなユーザーが特に買ってくれている層か?
お)体感ですと男性の方が多いイメージはあります、女の子のイラストばかりなので。DMでやり取りしている人は、自分と同じ女の子イラストが好きな男性の方なんだなと思います。依頼とかもらうときも、なるべくエッチに書いてくださいと言われるので、体感的に男性が多いかなと。
岡山)そういう人たちはどういう経路でおにぎりまんさんのことを知るんですかね?
お)基本はTwitterからのダイレクト流入です。
岡山)男性が好きなように寄せていってるんですか?
お)書きたいときに書くというスタイルです、自分から媚びることはしないです。
購入者がまた買ってくれるような仕組み作りは具体的に何をしているか?
お)ぶっちゃけおろそかにしていた部分で、ありがたいことに皆さんに買っていただけてる現状があります。ようやくこの前購入者の方に、記念NFTをお送りしました。
実際それを販売して、二次流通で利益を得ている方もいますし、自分の作品の魅力は購入してから利益を得られることが多かったことだと思います。実際に売買された実績があるので、じゃあ買って売ったら儲かるんじゃないかと思われているのではないかと推測しています。
絵のクオリティを保つために、日常生活の中でルーティンとしている活動は何か?
お)活動自体はあんまりないと言えばないですが、最近プライベートの方もタスク管理するようになったということですかね、優先順位をつけるようになりました。今までは筆が早かったのですが、キャパを超えてしまったので、ちゃんとやるようにしています。
岡山)一週間にどのくらい依頼が来て、どのくらいの作品を書いているんですか?
お)一気にみなさん同じくらいのタイミングで、ばーっといただくんですよね。そこで色々と受け答えして引き受けていたら、15件とかに膨れ上がっているとかあります。小分けにして、1週間だと7枚くらいですかね。土日でまとめてぱーっと書くので、平日5日間だと2枚くらいです。
クオリティとは絵の完成度のことだと思うが要素としては何をアウトプットの際にチェックしているか?
お)自分が見とれたら完成ですかね。お、いい絵書けたなって。多くの方がやられていることとそんなに変わらないです。
Onigiriman’s cute girl Collectionsを運営してわかったこと
お)やっぱりエロは強いなと。さっきも言いましたけど、二次流通で1ETHで売れた作品はディープキスをしている作品でした。それ以降エッチな絵を書いてくださいと言われて、書くとことごとく二次流通していたので、こういう趣向は海外にも通用するんだろうし、運営する上で大きな武器なのかなと感じました。
だからといってみなさん自分を曲げてエロ要素に行ってほしいと思っていなくて、自分はエッチな絵が好きなので、需要と供給がマッチしているだけだと思います。
岡山)海外でおにぎりまんさんの作品がやり取りされているときに、傾向などあったりしますか?
お)ベースを海外と考えたかったけど、考えられませんでしたね。海外ファンから英語でDMとかたまに来ますね。
よく見ているアーティストは?
お)最近のNFTイラストレーターだとsashimiさんにゾッコンですね。いい絵書かれるんですよ、リスペクトしかないです。
岡山)普段のイラストとかだとどんなものが好きですか?
お)さいとうなおき先生の絵も好きですね。自分は有名なイラストレーター全然知らないんですよね。ときわたさんという方はNFTと関係ないイラストレーターなのですが、その人のイラストは大好きでよく見てますね。
初期のグロース認知を取るためにはSpaceが一番効率よかったのか?
お)毎日ツイートしてましたね。出品しましたとか売れましたとか。そのツイートを見て、全くNFTを知らないイラストレーターの方からも質問を受けることもありました。NFTが全く浸透していなかった時なので、何ツイートしているんですかみたいな。
今までの色々なマーケの中で作品を認知してもらうために一番インパクトがあった施策は何か?
お)自分はもうほぼ毎日出品していたということくらいですかね。継続的に作品を出していました。過去のストック分も含めて、たくさん書いてたくさん出品して、Twitter上の認知を絶やさないようにしていました。
買い煽りをしないことも意識していました。買い手側の気持ちになった時に、マーケティングの話をしないことというのは購入者になり得るお客様の前で、買わせ方を語るのは嫌じゃないですか。買い物しに行ったときに、これあいつに買わせようと思ってるんだよね、て言われると「うわっ」てなるじゃないですか。
もちろんやり方は人それぞれなので否定はしないですが、自分はお客様になった時にやって欲しくないなと思ったのでしないようにしています。
今の環境で1からNFTイラスト始めた場合ってどうやったら売れるのか?
お)やり方はそれぞれあると思うのですけれど、ファウンデーションのアニメイラストを目指してほしいなと思います。いろんな方から招待を受けないと出品者として参加できないので、いろんなクリエイターと交流を深めて、ファウンデーションで出品する際の手数料分の資金を貯めるということ、これに徹してほしいです。
ファウンデーションユーザの方と交流を深めるということと、その中で活動資金をなんとか貯めるという2点です。
アニメ系のマーケットプレイスとかで資金を貯めてファウンデーションで勝負、というのが一番良いのではないかと個人的には思っています。マーケットプレイスは好みでいいと思います。
無難にOpenseaもありだと思います、国内発のマーケットプレイスも盛り上がってきているのでそこで作品出してみたりとかですかね。実際に自分で購入してみるのが一番いいと思います。交流をしてみるという意味でも、購入者側の気持ちを考えるという意味でも、購入してみるというのがいいと思います。
買った出品者との交流も広がりますし、出品者の方にNFTを自分のNFTを使ってやってもらいたいことや、売れたときの設定など練れそうだと思います。
おにぎりまんさんの2022年の抱負・PR
お)今年の目標をNFT化してにゃんちゅうさんというホルダーの方にお渡ししたんですけれど、Openseaの総取引量で300ETHを超えたいということと、ファウンデーションも10作品以上出品したいということと、コラボNFTを60作以上出したいなと思っています。
お声がけいただけたらやっていきたいなと思っています、お気軽にお問い合わせください。余裕が生まれてきたら再度アナウンスしますので、「おにぎりまんと一緒にやってもいいぜ」、という方はぜひお声がけください。Twitterしか最近見ていないので、DMでいただけたらと思います。
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