【デッキ紹介】三神ネクロズマ
平素より大変お世話になっております。「ゆ。」と申します。
10/26に【トーナメントセンターバトロコ 高田馬場店】様で行われたシティリーグに、運良く当日枠で参加できました。
そのときに持ち込んだ【三神ネクロズマ】デッキを紹介します。
結果としては128人中48位と微妙な結果に終わりましたが、今後のための反省と、供養の意味を込めてnoteを書こうと思います。
環境考察
現環境は非常にデッキタイプが多彩で、「このデッキを対策していれば勝てる」環境では無いと感じました。
なので視点を変えて「非GX、通常GX、TAG TEAM GXのすべてに勝ち筋があるデッキ」を考えました。
その中でも特に、直近のシティやジムバトルの動向から、レシラム&リザードンGX、ジラーチサンダーとピカチュウ&ゼクロム、ミュウツー&ミュウGX、カラマネロ軸のデッキあたりがたくさんいるかなと思って、意識的に練習しました。
デッキリスト
デッキコンセプト
オルタージェネシスGX!ビーストリング×2!メテオテンペストで280点!
各カードの採用理由とか
【三神 x1】
オルタージェネシスGXを打つだけの神様。
オルタージェネシスGXでサイドレースを有利にするのと、ダメージ30アップがひたすら強いです。
これのおかげでネクロズマたそがれのたてがみGXが、ハチマキ込みのメテオテンペストで280出るようになります。
2枚目は使わないし、最悪使わないゲームもあるので1枚のみ採用です。
【ネクロズマたそがれのたてがみGX x2】
メインアタッカー。
オルタージェネシスGX+ハチマキorビーストエネルギーで、メテオテンペストが280出るので、ほとんどのTAG TEAM GXを一撃で屠ることができます。
またイクリプスサンGXも強力で、1エネ手張りからのビーストリング1枚、ハチマキまいて簡単に280点を出すことができ、場にエネを残すことができます。
ツメできりさくも、3エネ60と微妙に見えますが、オルタージェネシスGXとハチマキ、ビーストエネまでつけていれば150まで出るので案外バカにはできないです。(サナニンフ相手ならこれだけで勝てます)
HPが190とたねGXにしては高いHPを持っているので、ほとんどのTAG TEAM GXの技を耐えることができます。
また、超抵抗を持っているので、ハチマキ付きゴルーグを一撃耐える点も強いです。
3枚ほしいところですが、枠が無く2枚に。
【メガミミロップ&プリンGX x1】【ミミッキュ x1】
サブアタッカー兼フィニッシャー
どちらも、ペルシアンGXやグズマ&ハラから必要なパーツである特殊エネとカウンターゲインをそろえられます。
【ジラーチ x3】
初手の事故率を下げる目的で採用。
実際に使うのは1枚だけがほとんどですが、できるだけジラーチスタートしたいので3枚。
【ペルシアンGX x1】【ニャース x1】
ねこ要員。
ビーストエネ、ダブル無色エネ、ビーストリング、スタンプあたりをサーチしてきます。
あまりの強さに2枚ずつ採用も考えましたが、枠が無かったのと、このデッキにおいてペルシアンGXは狙われ辛いこと、最悪出せなくてもジラーチ2枚とデデンネGXで何とかできるので1枚ずつ。
【オドリドリGX x1】
三神を倒された返しのターンで1枚でも多く山札を引いてビーストリングやリセットスタンプを使いたいので採用。
ジラサン相手の場合に、ジラーチやニャースが倒されそうなときにも置いておくと強いです。
ただ、ゾロアーク系統が相手の場合は出しません。
レシリザ相手の場合も、あくのいましめフーパがピン刺しされている可能性が高いので、出さないほうが安全です。
【カプ・テテフGX x1】
初手でオーキド博士のセッティングを使いたいので1枚採用しています。
【デデンネGX x1】
ビーストリングやリセットスタンプ、グズマを引く要員。
最初から出してドローしていくというよりは、最後の詰めで「あのカードが引ければ……!」というときに使います。
基本的にはピン刺しカードを手札に抱えることが多いので使いづらいです。要らないかも。
【マーシャドー x1】
無人発電所を割る手段その1。
キャットウォークを使うタイミングが2回あるので、マーシャドーとフィールドブロアーを採用。
【プレシャスボール x4】【ハイパーボール x3】【ネストボール x1】
GXがメインのデッキなのでプレボは4枚、初ターンにできるだけテテフに触りたいのでハイパボを3枚採用しています。
ネストボールはアタッカー類とマーシャドーをコスト無しで手軽に呼び出したい場面があるので1枚だけ採用。
【ビーストリング x3】
4枚使えるほど基本エネルギーを採用していないので3枚。
ゲーム中に1枚か2枚使えれば十分です。
【ポケモンいれかえ x2】
初ターンにネクロズマでスタートした場合や、アブソルで逃げられない場合、ライチュウ&アローラライチュウGXのマヒ効果解除など、様々な場面で使えるため2枚採用。
【リセットスタンプ x2】
三神を倒された返しのターンと、ネクロズマGXを倒されたターンの返しで最大2回ほど打ちたいタイミングがあるので2枚。
【フィールドブロアー x1】
ルカリオ&メルメタルGXがフルメタルウォールGXを使って鋼鉄のフライパンを持っているとき、こちらは320点のダメージを出さないといけません。
ですが、こちらはネクロズマのメテオテンペストが、220(素点)+30(ハチマキ)+30(オルジェネ)+30(ビーストエネルギー)の最大310点までしか出ないので、ブロアーが必須になります。
また、ゴルーグ、ドリュウズあたりがムキムキパッドをつけることでHPが190になり、三神のアルティメットレイを一撃耐えてくるので、そのときも使います。
無人発電所を割る手段その2でもあります。
【エネルギー循環装置 x1】
ビーストリングを使いたいけど山札にエネが無いときに使います。
2体目のネクロズマGXを立てる場合は使わないとエネが足りないです。
【こだわりハチマキ x2】
ネクロズマが280点出すために採用。
【エスケープボード x2】
1枚ジラーチに貼れれば十分ですが、できるだけねがいぼしやドローソースから引きたい+初ターンがデデンネやオドリドリスタートしたときに1枚使いたいので2枚採用。
【カウンターゲイン x1】
メガミミロップ&プリンGXやミミッキュに貼って使います。
最後に1枚使えれば十分です。
一応、三神やネクロズマの技も、無色エネ1こ要求なので使えます。
【トキワの森 x2】
本当は混沌のうねりや無人発電所を採用したかったのですが、できるだけ1ターン目にエネを触りたいので採用。
グズマ&ハラからでもサーチできるので便利です。
3枚いれたかったのですが、枠の都合で2枚に。
【シロナ x4】
ドローソースは結構悩んで、最初はリーリエ4枚にしていましたが、シロナ4枚に落ち着きました。
手札に来た鋼エネや、序盤に使わないピン刺しカードを山札に戻したいのが理由です。
エリカのおもてなしも採用していた時期がありましたが、がっつり引きに行くよりも必要札をサーチできたほうが強かったので、いつ引いても安定して強いシロナになりました。
【オーキド博士のセッティング x1】
三神+ジラーチ+ニャースの盤面を安定して素早く作るためのカード。
サイド落ちや初手率を上げるために2,3枚採用したいですが、枠が無く1枚だけ採用。
【グズマ&ハラ x1】
本日のMVP。
初手でトキワをサーチできたり、終盤にダブル無色エネやレインボーエネとカウンターゲインをサーチできます。
マジで強い。
【マオ&スイレン x1】
主に中打点ビートしてくるデッキ相手に、ワンテンポ強く出るためのカードです。
ただの入れ替えカードとしても使えます。
【グズマ x2】
本当は3枚採用したいところですが、泣く泣く2枚に。
しかし、基本的には前のポケモンを順番に殴って勝つデッキなので、足りないと感じた試合は少ないです。
【鋼エネ x7】
三神に1、2枚、ネクロズマ1体あたり3枚で合計7枚。
【水エネ x2】
三神に1,2枚付けるだけなので2枚。
余ったらネクロズマに1エネ付けます。
【レインボーエネルギー x2】
8,9枚目の鋼エネ、3,4枚目の水エネ、
ミミッキュ用に超エネ2枚分働きます。
【ダブル無色エネルギー x1】
基本的にはメガミミロップ&プリンGXにカウンターゲインを添えてジャンピングバルーンを使うためのカードですが、ネクロズマのツメできりさくを使って勝てそうなときにも使います。
【ビーストエネルギー◇ x1】
3枚目のハチマキ兼、最大打点を出すためのカード。
オルタージェネシスGXとビーストエネルギー、ハチマキで最大310点まで出すことができます。
当日のマッチアップと試合内容
1戦目 ズガドーンアーゴヨン 先6-3W
相手がヒードランGXスタートなうえに、事故っていてべベノムが並びませんでした。
こちらも事故っており、結局試合を通してドロサポに触ることはできませんでした。
しかし、順当にオルタージェネシスGXを使い、ヒードランGXをハチマキ込みのアルティメットレイで倒して、次に出てきたズガドーンをメテオテンペストで倒して勝ち。
2戦目 ジラーチサンダー+ピカチュウ&ゼクロムGX 先6-4W
このデッキの負け筋はビーストリングが使えないことなので、タッグボルトGXで負ける可能性が高いです。
しかし相手は気づかず、最初のフルドライブで後ろのピカゼクにエネ加速したので、そのままピカゼクを落として勝ち。
3戦目 三神ラフレシア 後4-5D(時間切れ負け)
ラフレシアを立てられないようにリセットスタンプを打って妨害したかったのですが引けませんでした。
しかしこちらもペルシアンGXのスラッシュバックGXでラフレシアを落とし、そのあと出てきた三神をネクロズマで何とか倒し、2体目の三神に100点を与えたところで時間切れ。
残りHPが40のところで終わったので、最後のターンにポケモン2枚分をトラッシュできていれば、ペルシアンGXのふくしゅうで落とせたので、1手遅かったなという印象でした。
試合中、ぼくが長考してしまい時間が足りなくなったので、反省。
4戦目 ゾロアークペルシアン 後6-0W
相手がとんでもない事故を起こしていて、ゾロアが立たないまま4,5ターン返してきました。
その間にオルタージェネシスGXを打ってアルティメットレイ3回で勝ちたかったのですが、相手がプルメリを2,3回使ってきたためなかなか動けず。
それでもプルメリを打てなくなったあたりからワザを打っていき勝ち。
5戦目 レシリザ三鳥 後4-5D(時間切れ負け)
お互い事故気味からスタート。
三神を出したものの入れ替えられず、オルタージェネシスGXを打つタイミングがなくなってしまいました。
次のターンにエスケープボードが来たので逃げてアルティメットレイでレシリザにダメージを与えつつ、後ろにネクロズマを用意。
三神が倒された返しにネクロズマのイクリプスサンGXでレシリザを、次のターンにジラーチを倒し、こちらは逆に三鳥にペルシアンGXを倒されて、残りサイド2枚のところで時間切れ。
最後のターンは時間切れ間際で焦ってしまい、カプ・テテフGXで持ってくるサポートをグズマにすべきところを、グズマを使い切ったと勘違いしてグズマ&ハラからハチマキとビーストエネを拾って310点出して三鳥を倒すプランにしてしまいました。
しかしこのゲームはオルタージェネシスGXを打っていないので、最大で280点しか出ず、しかもグズマも実は残っていたことに気づき真っ青に。
結局20点足らず三鳥を落としきれなくて時間切れで負けに。
冷静になれば勝っていた試合なだけに、このプレミは手痛いです。
6戦目 ルカリオ&メルメタルGX 後3-6L
本日唯一、試合で負けたゲームでした。
オルタージェネシスGXを使ってしまうとフルメタルウォールGXで止められてしまうので、三神を1ターン温存してアルティメットレイを打っていきました。
返しにフルメタルウォールGXを打たれて三神が技を打てなくなりましたが、ネクロズマは育ったので、そのまま三神を差し出し、その返しにイクリプスサンGXで迎撃すれば良い・・・と考えました。
しかし三神を倒された返しのターンで、キャットウォークで山札を見たときに、フィールドブロアーがサイド落ちしていることに気づき、負けを悟りました。
相手はフルメタルウォールGX+鋼鉄のフライパンがあり、こちらはオルタージェネシスGXを打っていないので、イクリプスサンGXが250までしか出ず倒しきれません。なのでフィールドブロアーは必須でした。
序盤にマオ&スイレンを雑に使ってしまったこともあり、ルカメタルを1体倒すも返しで倒されて負け。
結果3勝3敗で48位でした。
シティリーグ全体を振り返って
試合を左右する大きなプレミは5戦目の最後以外は無く、またデッキもほとんど事故らなかったので、安定した試合運びができていたと思います。
ラフレシアは純粋に練習不足でした。
長考してしまったので相手にも申し訳なく思っています。
(ちなみにその方、ぼくとの引き分け負け以外は全勝されていました)
デッキの感想
ここ1か月ほどトレーナズリーグやジムバトルで使い続けていて、「何してくるかわからない怖い」とか「普通の三神ケルディオかと思ったら面白いデッキですね!」とか「ネクロズマたそがれのたてがみGXって強いですね!」とか言ってもらえてうれしかったです。
ただ、ぼくとしては奇をてらったつもりは全くなく(というと嘘かもしれません)、「オルタージェネシスGXは確かに強いけど、打った返しに倒されると弱い」を解決するカードがネクロズマ+ビーストリングだった、という結論だったためでした。
最初は普通の三神ケルディオにサナニンフメタでピン刺ししたネクロズマのデッキからスタートし、ネクロズマが強いことに気づき、それをメインにしようと考えて作りました。
そもそもトレーナーズリーグやシティリーグに出ようと思ったのがオルタージェネシス発売後なので、競技的なポケカを意識した初めてのデッキになりました。
このデッキから学んだことは非常に多いです。
GX技を打つかどうかの選択、サイドの取り方・取られ方、サイド落ち確認の重要性、何ターン目に何をする、などなど。
構築面やプレイング面で考えさせられることが多かったです。
せっかくなので、もうちょっと格好いい名前のデッキ名をつけてあげたいです。
トワイライトなんとか、みたいな。
とにかく愛着ある楽しいデッキでした。ありがとう。
もし使ってみたい、回し方を知りたい、こういうときどうするの?なぜこのカードを入れない?など、要望があれば加筆修正しますので、以下のアカウントまでどうぞ。
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