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12星座もしもシリーズ7(ファイアー戦隊編7)

*前回までのあらすじ

コスモ学園の熱血3人組は、学園の平和を守るため「ファイアー戦隊」として活動すべく「ヒーロー研究会」を発足した。

「オカルト研究会」に部室を奪われそうな状態に陥ったファイアー戦隊の前に、生徒会長の山羊が現れた。
山羊の突然の発言に、部室内に緊張が走る!


双子「なになに~?皆どうしちゃったの?」
一人だけ置いてけぼりを食らってしまった双子。
まずい空気を感じて逃げる事に。

双子「じゃ、俺、用事済んだから帰るわ~。さいなら~!」
そそくさと部室を出ようとする双子を山羊が阻止する。

山羊「この問題がハッキリするまでは、あなたには証人としてここに居てもらいます!」
双子「ええ??それって、パワハラっすか?出るとこ出ます~?」
山羊「え?」
山羊がひるんだ隙にドアの外へと飛び出す双子。
が、しかし。
ドアの外には息を切らした乙女と牡牛が待ち構えていた!

乙女「ゼイゼイ・・・」
牡牛「・・・・・」

双子「では、では~~~~!」
脱兎のごとく逃げ出す双子に、為すすべもない二人だった。

乙女「・・・・ふぅは~~、ふぅは~~~~~~~」
牡牛「つ・・・・・疲れました~。乙女さん、いきなりすぎです~!」
乙女『何故ここに双子が?私の推理には、もしかしたら穴があったのか?考えろ!私!!』

無言の乙女の横顔に、思わず頬っぺたを突ついてしまう牡牛だった。
乙女「!!!???何事???」
牡牛「やっぱり!乙女さんの肌ってめっちゃ気持ち良いです~~。前から触ってみたかったんですよぉ~」

乙女「ぷぷぷぷ(笑)体から力が抜けました!牡牛さん、ありがとうございます!」
牡牛「あら?私ってば何かしました~?」
牡牛のゆる~~いぽか~んとした表情に癒される乙女であった。

乙女「牡牛さん、ありがとうございます!今のですっかり緊張がほぐれました^^」
牡牛「んん??良く分からないけど、乙女さんの役に立ったのならうれしいです^^」
なんとな~~く、ほっこりした乙女と牡牛であった。

山羊「二人とも遅い!なにしてたんですか?!」
山羊が突然後ろを振り向き、乙女と牡牛を叱りつけた。
思わず顔を見合わせる乙女と牡牛。

乙女が牡牛にそっと耳打ちした。
こくこく肯く牡牛。
乙女「牡牛さん、いいですか?」
牡牛「おっけ~~」

乙女、牡牛「せーの!!」


乙女と牡牛コンビは果たして何を始めるのか?
二人の活躍で事件は収束を向かえるか?
もしかしたらこの二人が救世主?

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