12星座もしもシリーズ16(天秤悪転生編3)
前回までのあらすじ
乙女と水瓶。
すれ違う二人。
牡牛『こ、これは~~~???恋の始まりですかぁ~~~??』
ドキドキドキドキ・・・・・・・・・・。
振り返った乙女だったが
乙女「誰?あれ?見た事ないけど・・?」
牡牛「ん?水瓶君ですよ?眼鏡かけてないですけど~~?」
乙女「ええええええ!!!」
乙女さん、細かな所は気が付くけれど意外と大きな所が見えていなかったり。
いやいやいやいや・・・・・・・・・。
だとしても!!
もう、自分だけでは処理出来なくなった乙女。
乙女「牡牛さん、私、今自分が信じられなくなっています。冷静な目で解析してもらえませんか?」
牡牛、これキターーー!て思いつつ
牡牛「了解ですぅ~~!」
と、少しだけニヤニヤする牡牛だった。
ぼんやり見えるけど、まぁ自分の部屋くらいは分かるだろうと、歩いていた水瓶座の元に・・・。
双子「え~~~、もう風呂から出ちゃったんだTT」
牡羊「水瓶、眼鏡なくて大丈夫なん?」
水瓶「ん~~~~、辛い・・・」
双子「お前の眼鏡、汚いから洗ってキレイにしてあげようとしたら・・・。なんか変になってしまって・・・。ご、ごめん・・・・・」
牡羊「俺も、つい双子と勢い乗っちゃって・・・」
で、二人が差し出した水瓶の眼鏡、めっちゃ歪んでいた・・・・、
それを受け取る水瓶。
水瓶「この眼鏡、俺がかけたまま寝たりしてて、元々かなり歪んでて。近眼も進んでるし、なので、そろそろ新しいの作らなきゃって思ってたんだ!だから、全然気にすんな!てか、俺の為に眼鏡をきれいにしてくれるなんて、ありがと~~!」
歪んだ眼鏡を持ちながら、しっとりとした水瓶だったが。
水瓶「予備の眼鏡はあるんだけれど、今度の休みに眼鏡作りに行きたいんだ。一緒行かない?」
双子・牡羊「おぉ~~!行く行く!~~」
双子「俺、なんかおごるよ!」
水瓶「おぉ~~!ありがとぅ!なら、ラップのオムカレーとかでも良い?」
牡羊「俺は、ラップバーガー!」
双子「おっけ~~!!てか、牡羊のは却下だからな!!」
牡羊「ちぇっ、気が付いてたか・・・」
ラップ、とは。
コスモ学園がある惑星市にある、地元ハンバーガー屋。
ハンバーガー屋と言いながらも、洋食やら中華やら、B級グルメメニュー満載&半端ない量と安さが自慢のお店。
「ラッキープラネット」ってのがお店の本当の名前なんだけど、地元では「ラップ」とか「ラキプ」の愛称で親しまれている。
ちなみに水瓶がリクエストした「オムカレー」だが、ごはんは茶碗大盛2杯分。
それを包むオムレツは卵4個を使った、ふわふわとろとろな仕上がり。
カレーはそこそこの辛さがありながらも、マイルドでとても食べやすい味。
乗って来る皿も、オードブル4人前みたいなお皿に乗っかって来る!
ちなみに牡羊リクエストのラップバーガーは高さ約30センチ。
解体しなきゃ食べれなさそうなハンバーガー。
ハンバーガーである意味あるの?と突っ込みたくなるハンバーガーだ(笑)
どちらも、680円(店内飲食税込み)です!。
双子「眼鏡作りに行くのはいいんだけど、水瓶、目悪すぎじゃね?」
牡羊「俺も思った!この眼鏡、かけてなくても具合くなるぞ!:
水瓶「ん・・・・。だよね・・・。」
しょんぼりする水瓶。
牡羊「お前さ、部屋ん中に閉じこもりすぎなんだよ!」
双子「スマホやらパソコンやら、本読んだりしすぎかもなぁ~」
水瓶「ん、良く分かってる・・・」
牡羊「なら明日の朝から、俺たちと一緒に走ろうぜ!」
水瓶「え・・・・。」
双子「お~!それ良いね!眼精疲労には全身運動が良いから、視力低下にも効果あると思うぞ!」
おバカに見えて、意外と知識豊富な双子。
話すの大好きなせいで、周囲の人は言っている中身までは分かっていない、って事も・・・。
牡羊「明朝6時、寮前のグランド集合な!!」
水瓶「俺、それパス・・」
双子「俺も行くから、やろうぜ!てか、お前ホント、体動かせよ!これ以上眼悪くなったら失明するぞ?」
水瓶「・・・・」
運動嫌い~~~!!特に走るの嫌~~!!!!なのだが・・・失明はもっとイヤかも、と思う水瓶であった・・・・・。