12星座もしもシリーズ6(ファイアー戦隊編6)
*前回までのあらすじ
コスモ学園の熱血3人組は、学園の平和を守るため「ファイアー戦隊」として活動すべく「ヒーロー研究会」を発足した。
「オカルト研究会」こそが正規にこの部屋を使う権利がある!なのでファイアー戦隊に部室を明け渡せ!と言う宣告を告げに来た蟹、蠍、魚の三人組。
困惑するファイアー戦隊。
そんな最中に入って来たのは?
山羊「天誅!滅びよ悪!!!」
双子「おまたせ~~、出来ちゃったよん~~!!!」
山羊「貴様、私の邪魔をするのか?!!!」
双子「にゃは?!何の事~~???」
一方的ににらみつける山羊の迫力に、双子以外は誰も口を挟めない硬直状態に・・・。
が、しかしそんな空気は見ないふりをするのが得意な双子座であった。
双子「ファイアー戦隊アプリの試作品、出来ちゃったよ~」
ファイアー戦隊「マジっすか~~~~~???!!!!!」
牡羊「うぉぉぉ!!俺、マジでヒーローなれるんだ!!」
獅子「この完成度、凄すぎだぜw水瓶の奴、少しだけ見直してやても良いかもな・・・」
といいつつ、絶対に水瓶座を高く評価したくない獅子座であった。
ぼそぼそといつにもなく歯切れの悪い感じで
射手「双子、お前の事、あんまり好きじゃなかったけど、このアプリ、約束通りに作ってもらって来たって事は少しはマシな奴なのか?・・・」少しだけ思ったけれど、双子座には言いたくない射手座であった。
山羊「ちょっと!!あなた達!人の事無視して別な話進めない!」
精一杯声を荒げる山羊であったが、一向に話を聞く気配のないファイアー戦隊と双子の4人であった。
その様子をぽか~~ん、とした顔で見つめる蟹。
泣いていた魚も、それを慰めていた蠍もどうしたらいいの感で、フリーズ状態に。
山羊「こちらの話を聞く気がないのなら、この研究会の申請は却下します!!!」
ぶちぎれ状態の山羊の発言に、部室内の全員が一斉に注目した。
蟹「却下なんてダメーー!」
山羊「そもそもこの研究会、怪しすぎでしょ?!『オカルトヒーロー研究会』だなんて、方向性が無茶苦茶すぎです!」
ファイアー戦隊「え??どういう事?」
半べそ状態の蟹。
困惑した顔で見つめ合う、魚と蠍。
一体誰が救世主?
事態は思わぬ方向に?!(毎度の事ですがw)