結局やりたいことをやるしかない

こんにちは。元助産師のNabeです。ご覧いただきありがとうございます。

今回はなぜ私が病院勤めの看護職(元助産師兼看護師)を離れたのかについて書いていきたいと思います。後悔のない人生を送るために、これから看護の資格取得を目指す方や看護職からの転職、辞職を考えている方のキャリア形成の参考になれば幸いです。

私は4年生の大学で看護学を専攻。卒業時点で看護師、保健師、助産師の免許を取得しました(現在はカリキュラムが変更になり、学部で上記3つの資格を取るのは不可能になっているので、ラッキーだった…)。

私が、看護の道に進もうと決めたのは高校生の時。理由は、

・人と関わる仕事がしたかったから、向いていると思ったから

・当時、就職氷河期のニュースを見て、就活で苦労したくないと思ったから

・若くてもそれなりに安定して稼げる仕事だから(自立して生活しやすい)

・辞めても再就職しやすい(時給も一般のバイトの2倍くらいはもらえる)

・健康や人体の仕組みに興味があるから etc...

田舎育ちなので、看護師=安定、高給のイメージが定着しており、親からの洗脳もあったかもしれませんが、とても現実的な理由と、自分の興味関心が合わさった結果の選択だったといえます。

大学入学後は、初めての都会での一人暮らし。部活とバイト、恋愛、実習に励み、それなりに充実した大学生活を満喫。就職も実習先の病院にそのまま就職したため就活せずにすみました。大学2年生くらいから病院の奨学金制度を利用したので学費の自己負担も多少は抑えられ、就職後も手取りで27~30万くらいもらえていました。人間関係で悩む看護職の方も多いと思いますが、私の職場は人間関係も良好で、同期の子たちとも仲が良かったので大変な時や、忙しい時があってもそれなりに楽しく働けていました(いつもどこかに仕事辞めたいと思う気持ちはあったけど(笑))。

そこそこ恵まれた環境でぬくぬく働いていた私ですが、最初の職場できっかり3年働いたのちに退職。アイルランドへ語学留学します。もともと国際協力に興味があり英語を勉強したかったことや、死ぬまでに1度は日本以外に住んでみたいと思っていたということもあるのですが、ほかに私が仕事辞めたいと思った理由は以下になります。

・夜勤がしんどい(お子さんがいながら夜勤されてる方は本当に尊敬します)

・長く勤めても給料が上がらない

・先輩が辞めていく(3年~5年目くらいで転職する人が多い印象)

・仕事ができるようになってきて、なんだかマンネリ化してきた

・ほかの場所でも働いてみたい etc...

上記の中で、私的に一番ネックだったのは夜勤です(夜勤が好きで夜勤専従で働いている人もいますが…)。健康にかかわる仕事をしていると、自分自身の健康も大事にしたいと思う気持ちが強くなってきます。健康を維持するうえで規則正しい生活習慣は必須(食事、睡眠、運動、ストレス管理)。ちゃんと夜に寝れるのは本当に幸せです。

また、若くして亡くなる方を看取る(婦人科系の疾患)ことがあり、自分もいつ死ぬかわからないなという気持ちが芽生えたことも、元気なうちに自分の好きなこと、やってみたいことにチャレンジしようと思うきっかけになりました。

アイルランドへの語学留学や滞在中のヨーロッパ旅行のお金を工面できたのも、帰国後に仕事がすぐ見つかったのも看護の資格や病棟での勤務経験があったからこそだと思います。その後も、長崎の離島へ応援ナースとして出稼ぎに行ったりといろいろな経験ができました。長崎では派遣で半年間働いたのですが、派遣任期満了ということで3か月間待つことなく失業保険をもらえたので、しばしのニート期間を経て、現在は憧れの花屋さんでバイトしながら新たな働き方の道をいろいろと探っています。

病院や施設での勤務は大変ですが、全国どこでも働ける、いつでも求人があるというのは看護職の大きな強みです。ある程度経験を臨床経験を積んだら、看護の道を究めるもよし、まったく違う道に方向転換するもよしです。

健康でさえあれば、何度でも挑戦し、何度でも失敗することができます。私もまだまだ道半ばですが、いつかどこかに着地できるようにもがこうと思います。