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犬も歩けばおすそわけに当たる
厚真町を歩けばおすそわけに当たる
これ本当です
ただ、それが「見えない人」と「見える人」がいるんです
というのも、オフィスあっぷ・ろーどの「上ちゃん」こと
上道和恵さんがこんな記事を書いてくれたので
私もアンサーnoteしてみました
「田舎に引っ越して来ても、ただいるだけではご近所さんからのおすそわけはやってこない」
「人と人とのつながりを持った暮らしを自分で選びとっていくほかない」
という内容なんだけど、ほんとにそう
田舎に来るだけで理想の暮らしが手に入るという幻想を持って移住する人ほど
「煩わしい人間関係が面倒だから田舎に来たのに」とか
「田舎の閉鎖感が耐えられない」と言いがちで
もはや「移住あるある」なのかもしれない
ですが、それだと見えないのです。せっかくのおすそわけが
移り住んだ街で居心地よく過ごせるかどうかは自分次第
自分が居心地よく過ごすために
手を動かし、経験を広げることを楽しんでいる人が
上ちゃんをはじめ、この街にはたくさんいて
同じく11年前に結婚で厚真町に移住してきた私は
それを誇りに感じているし、この街の魅力だと思っている
3年前、北海道胆振東部地震で2万本近くあったしいたけの原木が全部倒れてしまい
誰か片付けるのを手伝いに来てくれませんかと呼びかけたとき
「手伝えそうな人連れてきましたよー」と助っ人を何人も引き連れて
一番最初に駆けつけてくれたのが上ちゃんだった
割れたガラスが散乱する家の中をひとり片付けていた私に
(地震直後、子どもたちは実家に避難させていた)
「家の中を長靴で歩くの新鮮ですねー」と言いながら
片付けを手伝いつつ、話し相手になってくれたのが上ちゃんだった
(もっと大きな本震が来るかもしれないという不安の中、ひとりで黙々と作業してるのがつらかったから本当にうれしかった)
とある、なんでもない日の夕方
私が出荷用のしいたけを軽ワゴンに積んで農協へ向かう途中
放課後子ども教室を終えて、小学生とわいわい話しながら
帰宅路を歩く上ちゃんとすれ違う
目が合った瞬間、両手を目いっぱい広げて大きくぶんぶん振ってくれる
ね?そういうとこよ。あなたのいいとこ
たまらず、運転席の窓を開けて声をかける
「しいたけあげるから後でウチ寄りなよ」
ほら。上ちゃんが歩けばおすそわけに当たる