LANDERツアーとわたし
LANDERツアー終わっちゃいましたね。19公演あっという間でしたね。もう秒で過ぎ去った二ヶ月半でした。今回も特に骨組みを決めていないので、思うがままに書いていこうと思います。なので、もしかしたら記憶違いがあるかもですが、優しく見守ってください。
LiSA LANDERツアー セットリスト
一年前に発売したアルバム『LANDER』の新曲を中心とした計21曲。LiSAちゃんが「みんなにも宇宙を感じてほしくて。コズミックや望遠鏡とか、宇宙に関連する楽曲も入れました。あとみんなの声を沢山聴きたくて、声をいっぱい出す曲も入れたけどついてこれた?復帰戦でこれをやり遂げた私、すごくなーい!?!?」と言っていて、首がもげるほど頷きました。ハードすぎやで、LiSAちゃん…!
21曲もやっているはずだけど、デートが始まればあっという間。体感1時間ちょいで気づけば『18.ROCK-mode』で。え、もう本編終わるじゃん!?!?を19回繰り返しました。ロケットのように一度発射したら止まらない、一瞬。まさにそんなセトリでした。
おそらくそれは、LiSAちゃんのねりねりの成果。LiSAちゃんはアルバム等を発売するときも、楽曲の流れや間にこだわっているので、今回もかなりこだわったんだろうな、と。過去のツアーと比較しても、個人的には歴代一位の速さです。
それぐらい今ツアーの流れは秀逸で、観客の目も、耳も、心も、奪い続けた二時間半。いやあ、ほんとうに素晴らしいショーだった。
幕開けは『NEW ME』
LANDERツアーの一曲目として演奏されたのは、『NEW ME』
一年半前。LiSAちゃんが「季節が変わる頃にまた会いましょう」と言った公演の最後に披露されたのが、まだ音源化もされていなかった新曲、この『NEW ME』。その曲で久しぶりの再会を行うのは、とてもずるいでしょう。
この先なにがどうなるかわからない暗闇の世界の中、いつかよくなると信じて待ち続けた先にあった、新しい世界のはじまり。ようやく取り戻した、当たり前。そんな今を表すように暗闇から、一気に光が灯し、LiSAちゃんの姿が現れる。その演出で一体何人のLiSAッ子が泣いただろう。
エモい演出もつかの間、アウトローの岐阜県関市の織部 岐阜県可児市堀江 コールはやはり笑ってしまった、LiSAちゃんがネトフリで言っていたときから大体予想はついていたけど、やっぱりここはシュールだよね(笑)
LiSAちゃんがいつもマイクを客席に向けながら笑顔で歌っている姿が印象的でした。
そしてそのまま流れるように『紅蓮華』へ。
『紅蓮華』の合唱はもう定番化しましたね。8月のLiSAFFのときにアッキーがおふざけて歌ったことから始まった『紅蓮華』合唱。その後、トレジャーでも引き継がれ、今回のLANDERツアーでも。今では誰もが知っている曲だからこそ、LiSAちゃんと共に歌う声はどの会場も大きかった。
発売してからも結構な年月が経つのに、まだまだ進化を続ける楽曲。些細なきっかけでこんな風になるとは、前回のホールツアーのときは考えられませんでした。
ローブを脱ぎ捨てた先
赤いローブを脱ぎ捨て、宇宙服のようなワンピースへ。
野音や、eN武道館のときもそうでしたが、LiSAちゃんのローブを脱ぎ捨てる演出が多いですよね。とても好き。
千葉初日のときは赤いローブの繊維がついてしまい、「待って!ついているかもしれない!気になるからちょっと戻って良い!?」と一旦袖に戻るハプニングもあったのが懐かしいですね。以降はもう完璧でした◎
この間に行われるMCでは、会場全体のことを煽っている内容が多かった気がします。「初めての方もたくさんいるかもしれませんが、ぶっ飛ばしていくんで覚悟はいい??」「いいか、初めてここでライブするってことは、あんたらにかかってるんやで???」みたいに。そういった挑戦的なMCで会場全体を更に熱くさせてから、『コズミックジェットコースター』と『アコガレ望遠鏡』へと。
いやあ『コズミックジェットコースター』はわりと古い楽曲なんですが、冒頭のコールから声がでかい!!!!みんな大好きなんだな、というのがひしひし伝わってきて。オタクまでにっこり。コールするわ、ジャンプするわ、楽しい要素しかない。
『アコガレ望遠鏡』終わりのLiSAちゃんの茶目っけがとてもかわいくて好きでした。この2曲はわりと客席との交流があるターンで、客席に向かって指を指したり、最前の人たちと一緒にハートを作ったり。見ていて微笑ましかったですし、自分がもらったときは泣いた。毎回、歌いながらこなすLiSAちゃんがほんとうにすごい。
ギターを抱え、披露したのは『シャンプーソング』
まさかギター曲とは思わなかったので初手はびっくりしました。ライブではどういう風に魅せてくれるのか想像がつかない楽曲でもあったので、こんな風にPOPで遊び心がたくさん詰まった風に変化するとは。
バイバイに合わせてクラップするのも、ワイパーするのも楽しかった。初披露の曲ながらも、わかりやすい動きだったので誰でもついていけるし、とてもよかったですね。1月の対バンでははたしてどんな演出になるのか…
そして最後はキスしたピックを客席に投げる大盤振る舞いっぷり。いちいち客席をときめかせるのが上手なんだよ、LiSAちゃん!!!!!(バガデカ声)
女の情念
蝶のように軽やかながらも、吐く言葉には鋭いトゲ。加速度を増してくれる『dis/connect』は語感がよく、聴き心地がいい。お立ち台の上に寝転ぶLiSAちゃんも実にセクシーで見どころの一つでした。
まるでこのまま倒れてしまうのではないかとハラハラするほどの危機感を感じさせる「死にたい 生きたい 死ねない」のときの演出が特に好きだった(伝わるかな)
音源と同じ電波音のような音と共に、スクリーンに映し出される音の波形。まるでミラーボールかのようなギンギラのスパンコール衣装を身に包んだLiSAちゃんがお立ち台の上へ飛び乗り、始まる『悪女のオキテ』。
この『悪女のオキテ』『赤い罠』の流れは、かなり怒涛。まさに、攻撃的なオンナ。怒りも、嘆きも、嫉妬も、負の感情をすべて歌にしてぶつける、彼女のスタイル。複雑に絡まった心を表現するかのように、角度によって様々な表情を魅せてくれるスパンコールの衣装がとても美しく、キレイで。思わず畏怖の念を抱いてしまうほど、恐ろしい。
最後の「ばかやろうー!!!!!!」には度肝を抜かれた方も多かったはず。(名古屋の初日だけ、なぜか「マジクソばかやろー!!!!」と言っていました)
もうなにも言うまい。アンタ、最高にいいオンナだよ。
会場の熱を抱えたまま、ピンクに妖しく光った階段を歩み、拡声器を手に歌うは『逃避行』。
LANDER楽曲の中でもかなり異質な立ち位置にあった楽曲だったが、ライブでの演出もまた格段に異質。アッキーのソロで奏でられるピアノの導入部分は、美しくもどこか狂気的で壊れたかのような音で、会場全体の雰囲気を変えるのには十分すぎた。
ここは魅せるターン。指の先まで意識されたポージングと、シルエットだからこそ伝わる不気味な歪さ。それらが楽曲の本来持つ性質と合致し、より会場全体をLiSAの描くLANDERの世界観へと誘っていく。
みんな大好きDJYK
『逃避行』でLiSAちゃんがいなくなったと思ったら、繰り広げられたDJYKコーナー。本人たちも言っていたが、このコーナーが一番どうなるか心配だった(笑)
千葉初日はぐだぐだがひどく、大丈夫??残りの公演やっていける!?!?とかなり不安に思ったものの、回数を重ねるごとによりスマートに、よりわかりやすく進化していき、もしかしたらLANDERツアーの中で一番進化したのかもしれない…?
毎回DJYKがバンドメンバーに無茶振りをするという流れで、アッキーはADAMS歌わされたり、PABLO氏は変なおじさんダンスをしたり、いくちゃんはなにやってもスベるわ(唯一花丸だったのが函館のGLAY歌唱)、のなさまはドエスフレーズを何度も言わされるわ、ゆうやさんは猿腕やポンジュース一気飲みさせられるわ、とにかくはちゃめちゃ。アドリブに任せている感が半端ない(笑)
でもそれがいいんですよね。もちろん主役はLiSAなわけですが、それを彩っていくバンドメンバーがどんな人なのか、客席に伝わってきますし、人を知れば知るほど、チーム一体を好きになっていく。
公演が終盤になるにつれ、バンドメンバーへの声援が大きくなっていったのがなによりも証拠。
本公演にて初披露の『た、い、せ、つ Pile up』
音源として聞いてもかなり口数が多く、ハードな楽曲でまさかこの曲をこんな風に聴けるとは思わなかった。ホールやアリーナにも度々登場するドラムコーナーで披露し、LiSAちゃんの指示に合わせてクラップしたり、ジャンプしたり、フー言ったり。遊び心を入れながらも会場を一体にしていく。
サビのモンキーダンスが特に特徴的で曲を知らなくても誰でも簡単に楽しめるところが、憎いですね。バンドメンバーもみんなニコニコでやっていたのが印象的で、オタクも楽しかった~~~~~~~~
照明にも特にこだわっている楽曲の一つで、演奏中に星やら惑星やら、いろんなマークがステージ外に浮かび上がっていました。めちゃくちゃかわいい仕様。
ステージから遠い席の方がより綺麗で、視覚としての魅せ方だけではなく、どこにいても楽しませる、という彼女の思いやりを感じました。
『た、い、せ、つ Pile up』終わりの茶番も定番。何が出るか本人たちも知らないようで、いつも新鮮な反応が返ってきて面白かったですね。終盤からはなぜか野間さんに振るパターンが追加され、札幌では音と画像が違って、微妙な雰囲気になる場面も。
ある意味、ライブ感があってよかったのかもしれない(笑)
ここではLiSAちゃんがその土地の思い出を語ったりしていました。そして最後は、「みんなと過ごしているこの時間こそが シフクノトキ です」と言って、楽曲へ。
手拍子をしながら、歌うLiSAちゃんを眺める。優しい空間がそこには広がっていて。後ろのスクリーンには、事前にFCで募集されていたシフクノトキの写真が映し出されており、その中から自分の写真を見つけては喜ぶオタクさんも多数。
こういう仕掛けがあると、ライブをただ観に行く、だけではなく、みんなで作り上げていくもの、としての感覚が強く残り、参加したデートがとても愛おしく感じるんですよね。一体感を大切にしているLiSAちゃんだからこその、ギミック。
「いつもありがとう」の歌詞でぺこりとお辞儀するLiSAちゃんがたまらなく好きだったな、
そして後半戦へ
バンドメンバーの紹介を流しながら、『一斉ノ喝采』のコール&クラップ練習をさせるあの流れはかなりよかった。曲と曲の繋ぎとしてもスムーズでしたし、なによりもLiSAちゃんがステージにいないにも関わらず、上がっていく会場の熱。
それは、次に歌われる曲がなんなのかわかっているからこその、期待感。高揚感。それがボルテージが最高潮に達した瞬間に、LiSAちゃんがバーンと現れる。
バックのスクリーンには『一斉ノ喝采』のMVを流れる贅沢仕様。LANDER楽曲の中ではコールがわかりやすく、箇所も多い楽曲ということもあり、どこの会場でも聞こえる声はかなり大きく、落ち着いていた熱がさらに加熱していきます。
ここからの勢いは更に凄まじい。
前半戦のセトリとして入っていた『マコトシヤカ』はとにかく熱かった。絶対にやれば楽しい楽曲なのになぜかセトリに入ることがなく、LANDERツアーにてようやく披露。ニコニコしながらLiSAちゃんが歌うのでコールする我々もニッコニコ。
名古屋公演では最前の男の子が装着していたドアラのカチューシャを身に着け、歌っていたが、これがもうめちゃくちゃに可愛かった。ありがとうございます。写真に残っているだけでも尊い。
金沢公演から突然変更された『1センチ』
選曲のチョイスにも驚きでしたし、その後まさかONLiNE LEO-NiNEの特典ライブで行ったオーダー!!の再現が……!!これを見れる日が来るなんて!!と震えた人は私だけではないはず。
しかし、ただのオーダーで済まないのが我らのロックヒロイン。
演歌バージョン、オペラバージョン、パワフルバージョン、そして最終章の東京でのてやんでぃバージョン。もはやバージョンとは?と思いたくなるが、どれも意味不明で楽しかったのでなんでもありです。
本当にLiSAちゃんのアドリブで行っているようで、提案したときのバンドメンバーの困惑具合が会場にも伝わってきます。それでもLiSAちゃんのニュアンスを受け取り、きちんと再現できちゃうのが、わんたんにゅーめんず。
LiSAちゃんとバンドメンバーとの絆や技術力の高さが垣間見えた瞬間でもありました。
「このまま駆け抜けていくよっー!!!」とスタンドマイクを前に出して『say my nameの片想い』へ。
この曲はもう完成されていますね。どの会場も踊り完璧、コール完璧。さすが初期曲。POPでキュートな楽曲はもうとにかく笑顔しかない。それに、LiSAちゃんもできるだけ近くいこうとステージを飛び出し、端の端までいって、会場の人たちと積極的に交流していて、もうみんなが幸せ。
主役がいないステージでバンドメンバーも好き勝手に振る舞っていて、はたしてこの楽曲はどこを見ていれば正解!?といった具合に目が普通に足りない。ハートをのなたんとアッキーと三人で作っていたのも可愛かったですねえ。
ファン層調査…?
『say my nameの片想い』から『REALiZE』までの間はよくMC挟んでいましたが、その中でLiSAちゃんが「10代の人~?20代の人~?30代の人~?」と会場に来ているファンの年齢層調査を行っていました。
デビューして10年以上経つアーティストですので、やはり20代~30代の勢いが強い。一方で40、50代も力強い声が聞こえることも多く、いろんな年代の人がLiSAちゃんのデートに訪れているのがわかります。各会場、やはり60代、70代の壁が厚く、なかなか70代LiSAッ子は現れませんでした。(大阪の会場で80代の声が聞こえたような気がしましたが、はたして)
と思っていたら、最終日の東京にて、75歳の元気なお姉様LiSAッ子が登場するもんですから、LiSAちゃんの引きが強すぎる…!!!
その他には黒髪の人、金髪の人(私がめちゃくちゃ飛び跳ねた)、ピンク髪の人などのヘアカラー、眼鏡の人、マスクの人、帽子の人。金沢公演ではマラソンランナーに狙い撃ちをしていて大爆笑しましたね。「え?あなたのそれはピンク…?」みたいに手を上げた観客に絡んでいったり、運が良ければ三階の人でもLiSAちゃんとお話できる、という。そんなことあります…??
いつまでも距離感近くあろうとするLiSAちゃんの優しさがやっぱり嬉しいんですよね。そして最後に会場の地方名を呼び、会場中に雄叫びを轟かせた後、その勢いのまま、『REALiZE』。
アルバム『LANDER』よりも後に配信された『REALiZE』。
タイアップ作品であるスパイダーマンの映像をバックに歌唱。音源で聞いたときは、これはライブでどのように遊べばいいのだろうか、とあまり想像はついていなかったのですが、気づけばジャンプしているし、手を挙げているし、頭を振っているし。個人的にはツアーを通して、一番印象が変わった曲です。
メロディーの疾走感を加えながらも、刺すように鋭い歌声でダークな世界観を表していて、とにかく楽しかった。「たらふく食べても翌日空腹だろ」の歌詞でLiSAちゃんがお腹を叩いているところ、好きです(伝わるかな…?)
『Thrill, Risk, Heartless』のイントロが流れた瞬間の、喜びの声。どれほどこの楽曲がLiSAッ子にとって人気高いのかが、毎公演伝わってきました。
よくよく考えてみれば、『Thrill, Risk, Heartless』は前回のホールツアーである「紅蓮華」もセットリストに入っており、ホールしか来ていないLiSAッ子でもおてのもの。
銃を構えるポージングが実に印象的で。それにつられ、同じように銃を構えるLiSAッ子。フロアとステージを撃ち合いかと思えるほどに、この楽曲は激しく、会場に響く声もほんとうにすごかった。
『Thrill, Risk, Heartless』でこもった熱をそのまま『ADAMAS』へと伝播。
LiSAの定番曲の一つもあり、会場中に響く声は更に大きく。もっと大きく。
声出し解禁で歌う『ADAMAS』はとてつもなく気持ちいい。これまでも声出しをする楽曲はたくさんあったが、やはり『ADAMAS』は格別で。
そう、この瞬間を、わたしたちはずっとずっと待っていたのだ。何者にも囚われず、好きに、思うように叫び、作り上げていく、LiSAの、私達の、最高の『ADAMAS』を。
静寂のひとときすらも、愛おしい。
『ADAMAS』で上がりまくった会場を更に煽るかのように『ROCK-mode』を畳み掛けるのはあまりにも攻めすぎている。しかも、流れるのは18ではなく、懐かしの無印ver。
何度も何度も痛感するのだが、『ROCK-mode』の一体感はえげつない。みんなどこにその体力残していたの?と思うほどに会場全体が熱い、とにかく熱い。タイアップでも、シングルでもなく、アルバムの、しかも初期に収録されているにも関わらず、長年デートで愛され続けた曲のパワーは凄まじい。
LiSAちゃんとのなさまの二人のターンも愛おしいが、好き勝手するバンメンも最高すぎる。いっくもーとになる前に小道具を渡していたぺちさんの衣装がバニー、メイド服、サンタ服へと時期に合わせて変化していったのも可愛くて面白かったし、PABLOさんが突然お金を配るようになるわ、のなさまも猫耳つけるわ、LiSAちゃんもサンタ帽子かぶるわ、でここでもみんなは大暴走☆
あの、毎公演分の録画いただけないでしょうか…?まるでパレードみたいな『ROCK-mode』で、「LADYBUGツアー」あたりから年々進化を遂げているような気がします。
そして気づけば本編ラストの『dawn』
コロナ渦になり、ライブが思うようにできなかったあの頃。それでもみんなに会おうとしてくれたLiSAちゃんが用意してくれた「LADYBUGツアー」。その幕開けを飾ったのがこの曲。
声を出すことができない。いつものようにデートを楽しむことができない。それでもまたいつか戻ってくることを願って。久しぶりの再会を迎えにきてくれた『dawn』は、私達LiSAッ子にとっては大切な約束のような曲で。
その『dawn』が、声が出せるようになったデートで、久しぶりの再会の最後に、「新しい 眩しい 幕開け」として迎えに来てくれた。こんなずるいセトリの組み方あるだろうか。
「LADYBUGツアー」での『dawn』
「LANDERツアー」での『dawn』
歌われているのは、同じ曲、同じ歌詞にも関わらず、その意味合いは、受け取り方は、違う。その差異がどうしようもなく感慨深くて、どうしようもなく嬉しくて、どうしようもなく、泣けてしまう。
LiSAちゃんと一緒に
Welcome to the dawn of a new era
と歌える幸せと喜びを噛み締めながら聞いた曲でした。
アンコール明け
千葉~名古屋公演までは『BEAUTIFUL WORLD』
新潟公演以降は『炎』。
『BEAUTIFUL WORLD』の歌詞である「騒がしい世界で最高な今を駆け出している」という歌詞が、新しい世界で幕開けたLANDERツアーにぴったりすぎて。全国各地に待つ、LiSAッ子の元へ、愛を持って走り出した今のLiSAちゃんそのものすぎて。とても心に染み渡りました。
そして『炎』
数ある楽曲の中でもおそらく一番多く、人の前で歌ったであろう、曲。その儚くも、生命力の溢れる力強い歌声は、LiSAというアーティストがどれほどの実力者であるかを言わしめるもので。すごく、すごく、当たり前だけれども、LiSAちゃんって歌うまいな、なんて思ってしまうほど、すべてを虜にしてしまう、『炎』がそこにあった。
なにより入り前のアッキーの情緒的で繊細なメロディが始まる前から心を揺さぶってきますし、歌唱終わりのLiSAちゃんの表情がとてもよかった。鳴り止まない拍手の音を、フロアのLiSAッ子を、噛み締めるように優しく見守る。
彼女こそ、ここにいる誰よりもデートを待ち焦がれていて、この瞬間を誰よりも愛している。その想いが真摯に伝わってきて、何度も胸を打たれました。
そして毎度恒例の撮影タイム。ですが、どちらもバラード曲からの撮影タイムなため、どう撮影タイムへ行くのだろうかと思えば、「しんみりしちゃったけど、最高な瞬間を写真撮って良い・・?」と少し気まずそうに言うときもありました。
そういえば、群馬公演だと炎のMV撮影を群馬と話し、「まちがえたー!群馬は明け星やー!いまいい感じに言っていたのに!穴があったら入りたーい!!」と恥ずかしげにしたことも。
マイクのターンも相変わらずバンドメンバーの交代制でアッキーの謎の明け星コールであったり、ゆうやさんの「あ~~酒のみてぇ~~」だったり、いくちゃんの「お父さん、お母さん、産んでくれてありがとう(大ボツ)」だったり、このコーナーだけでもかなり語ることができるぐらい、毎回わちゃわちゃしていました。
PABLOさんのおふざけターンもこのときに行われていましたね。ステージを降りて客席に混じったり、大阪公演では突然『Rising Hope』を弾き初めて、結果バンド全体でワンコーラスを歌ったり。PABLOさんの暴走っぷりはすごかった(笑)
そんな和やかな雰囲気のまま「みんな歌って!ジェットロケット!!」と、最後の曲へ。
「LANDERツアー」が発表され、宇宙がモチーフと聞いた瞬間、皆が思ったはず。ああ、絶対に『ジェットロケット』を歌うな、と。
予定調和だけれども、久しぶりに聞く『ジェットロケット』はやはり楽しい。そしてホールツアー恒例のステージ降り。もしかしたら?と感じていたものの、さすがにもうやらないだろうと思っていたので千葉で降りたときはほんとうにびっくりしました。
ハイタッチしたり、頭を撫でたり、ハグしたり。子供がぎゅっと抱きしめられているのも微笑ましくて。とにかくこのターンでは、LiSAちゃんのファンサがエグくて(気持ち的に)ぶっ倒れた人も多かったのではないでしょうか。
紅白、レコード大賞などアーティストとして更なる高みへ上り詰めた彼女が、以前と変わらぬ距離感でファンと共にあろうとしてくれる。それは公演中から垣間見えた部分でもあって。そのLiSAちゃんの気持ちが、想いが、ファンとしてとても嬉しい。だからこそ、LiSAちゃんの優しさに恥じないLiSAッ子で私はあり続けたい。
おそらく事前の打ち合わせとは違うルートを突っ走って、スタッフが慌ていたり、ファンと丁寧に接していて時間が足りなくなってダッシュで戻ったり、LiSAちゃんらしいお茶目さもあって。
LiSAちゃんも、バンドメンバーも、フロアも、みんなが笑顔でランラン言いながら幕を下ろすLANDER公演。笑顔で終わるのは、実にLiSAちゃんらしくて。多幸感しか残りません。
最後の最後のばいちー!も、最初の頃は普通に投げキッスしていたのに、終盤においてはかき集めてかき集めておえっとだして、公演によってはそのままエアゲロ(?)で終わったり、はたしてあれは一体何だったのか(笑)
東京公演では盛大なてやんでぃ!をしていて、「収録入ってるんだよ!!」みたいな雰囲気を出していましたが、すべてやり始めたのはLiSAちゃん(笑)
最後の最後まで我々を楽しませてくれるエンターテイナーです。
そして物語は武道館へ
東京最終日、おなじみのカンペを手に持ったLiSAちゃんが発表したのは次のデートのお誘い。LiSAとしてソロデビューした日である4月20日とその前日の4月19日を、最多の公演数を誇る武道館にて開催。
こりゃあもう行くしかないでしょう~~~~~~~~~~
叫びまくる、i SCREAMがどのような景色を魅せてくれるのか、今からドキドキしちゃいます。まあその前に対バン、ユニバなどもろもろと会う約束があるので、楽しんでいるうちにあっという間に迎えてしまいそうですね。
あとがき
というわけでセトリを見ながらざっくりと思ったこと、感じたことを書き連ねていったらなんと一万文字。もう少し短くならんのか。といつも思いますが、ここを読んでいるニッチな方々はたかが数千文字増えてもきっと読んでくれるだろうと信じています。そうですよね???
本当はもっと色々書きたかったですよ。札幌公演でLiSAちゃんがそばかす歌った話や、函館のイカ踊りがどれほど狂っていたか(褒めている)、オペラバージョンのLiSAちゃんとのなたんがロミジュリみたいだったとか。LiSAッ子にはプリ撮る層が激減していたり、最初の頃、『dawn』を歌う度にLiSAちゃんが泣いていたのが中盤になるにつれ、頼もしくなってきたのに、また最後には泣いちゃったり。ほんとうにほんとうにほんとうに色々トピックがありまくりなんですよ、LANDERツアーは!!!
私自身、さすがにホールツアー全通は初めてでしたし、それを二ヶ月半の短期間で回るのはハードでした(ついていくだけですが)。でもそれ以上に仲良しのオタクたちと楽しく過ごせた思い出や、LiSAちゃんとの最幸のデートがあって。はあ、楽しかったな、やりきったわ。
やりきったといえば、自己満でやっているお馴染み(?)のLiSAッコーデ。19公演分は大変だったな~~~~~~~????自分で自分の首を締めたよ、これは完全に(笑)
私は手先が起用ではないのでなにか作ったりというのができず、既製品の合わせものしかできないのですが、それでもたくさん褒めてくれる方がいて、有り難い限りです。そういう見守ってくれる人がいるから投稿し続けられる(心が折れたら終わるので笑)
このコーデの影響かわからないですが、今回のツアーでは女性のLiSAッ子さんに声かけていただくことが多く、嬉しい限りです。あと、オタクは所詮オタクに過ぎないので、ほんと気軽に声かけてください♡
来年もLiSA活に励むぞ~~~~~~~~~~~~!!!!
てなわけで、締めます。
あなたのLANDERツアーの感想であったり、私のこの記事の感想であったり、もらえると嬉しいです。オタクの感想が養分なときもありますので(笑)
今日もいい日だっ!また次のツアーで。
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